見出し画像

勝俣さんのプロフィールを書き直す

私がいつも一緒に作品や仕事をしているプロデューサーがいます。それは株式会社ダッシュの勝俣円さんです。勝俣さんからしばしば聞くのは「もっとやった仕事や結果をSNSとかでアピールしないとダメなんですけどね〜」という言葉です。

私もいつも思っているのですが、勝俣さんはアピールしなさ過ぎなんです。よく人と会ったりして営業してるのに、私から見ると、「もう少し燃費のいい仕事の取り方はあるんじゃなかろうか?」と思ってしまうのです。

そんな勝俣さんから、何らかで提出しなければならないプロフィールが送られて来ました。

1978年山梨県生まれ。TVCM制作会社を経て、DASHの創設メンバーとして参加。サントリー『アセロラ体操』『ウイスキー知多』などのCMを担当。TVCMに留まらず、あらゆる広告キャンペーンに携わる。2017年、ロッテ『ACUO』で世界初、ミントの匂いを感知するロボット(ニオイ識別センサー搭載ロボット)を制作。カンヌライオンズをはじめ、世界の広告祭で多数の賞を受賞。2012 年、初めて担当した幼児教育番組『しまじろうのわお!』は、アジアテレビ賞を受賞したほか、国際エミー賞、バンフワールドメディアフェスティバルにノミネート。2013年より5年間に渡り、劇場版『しまじろう』も制作。「ファーストシネマ」をコンセプトに、劇場の明るさ調整、間に休憩を挟む、歌やダンスや参加型など、小さなお子さんでも楽しめる工夫を凝らした作りに、海外からも注目が集まる。 短編映画や長編映画も積極的にプロデューサーとして参加しており、クレルモンフェラン国際短編映画祭(フランス)、コーク映画祭(アイルランド)、モントリオール世界映画祭(カナダ)、高雄映画祭(台湾)などで上映される。平林勇監督とタッグを組んだ映画『SHELL and JOINT』では、ロッテルダム国際映画祭、モスクワ国際映画祭、スラムダンス映画祭などで上映された。

私が読んだ第一印象は、「地味だな」という印象でした。勝俣さんの残した成果が地味なんじゃなくて、書き方が地味なんでしょうね。勝俣さんの謙虚さが字面に思いっきり反映されてしまっています。

私も「謙虚派」の1人として、ドッコイやって来ていますが、私の方がまだ図々しいでしょうね。Twitterとかnoteとかで言いたいこと言ってますから。カンヌ、ベルリン、ベネチア、ってすぐに書きたがりますから。

リアルな勝俣さんは、SNSの中ほど謙虚ではないかも知れませんが、自分をアピールするという面では本当に不器用だと思います。もう1回言いますけど、「もう少し燃費のいい仕事の取り方があるんじゃなかろうか?」と思う訳です。

ちなみに勝俣さんはこんな人です。

画像4

そんな話をしていた流れで、「じゃあ勝俣さんのプロフィール書きますよ。」と私が言ってしまったのです。だから、冒頭の方にあったプロフィールを私が書き換えてみるのです。

1978年山梨県生まれ。歴史ある老舗のTVCM制作会社を経て、映像制作会社DASH(代表取締役社長:小暮広宣)の創設メンバーとして参加。長編映画や短編映画、YouTubeなどのオリジナルコンテンツを始め、広告と映画の融合であるブランデッドムービー、地上波テレビのレギュラー番組、メジャークライアントのTVCM、超有名アーティストのMVなどなど、ジャンルに囚われること無く、数々の映像をプロデュース。その手腕は映像業界で最も注目されている女性プロデューサーの1人である。

冒頭はこんな感じにしてみました。もう少し盛ってもいいかなと思いましたが、冒頭から盛っていくと後半の盛りが効かなくなる気がしまして、この程度に抑えてあります。そして続きます。

初めて製作した長編映画『SHELL and JOINT』(監督:平林勇)は、世界四大映画祭と言われているモスクワ国際映画祭(ロシア)、今や世界中の映画関係者が注目しているロッテルダム国際映画祭(オランダ)など、数々の世界的権威のある映画祭で上映された。短編映画は、世界最高峰の短編映画祭であるクレルモンフェラン国際短編映画祭(フランス)で上映され、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(日本)では、手掛けた作品が毎年上映されていると言っても過言ではない。その他にも数々の一流監督たちと手掛けた短編映画は、世界中の200にも及ぶ映画祭で上映されている。

勝俣さんから送られてきたプロフィールとの違いは、最初にオリジナルコンテンツを持ってきたところです。これが吉と出るか凶と出るか分かりませんが、今ってオリジナルコンテンツを作れないプロデューサーは、プロデューサーと言えないんじゃないかというぐらい、ゼロからイチを作る力が問われていると思うんです。

制作会社のプロデューサーは、予め企画された広告を作っていればいいのではなく、ゼロからイチを生み出す力をアピールする事が、ビジネス的にも非常に重要なんじゃないかと思ったんです。そして、勝俣さんは事実としてそれをやって来ているので、ちゃんとアピールした方が得策だと思うんです。ということで、モスクワ国際映画祭に行ったときの写真も貼っておきます。

画像1

また、数多くのブランデッドムービーも手掛け、BMWやフェラガモやネスレなど国際的なメジャーブランドともコラボしており、そのオファーは絶えることがない。BMWのブランデッドムービー『青い手』は、アジア太平洋地域最大級の広告祭であるスパイクスアジアのフィルム部門で、ブロンズ賞を受賞している。ベネッセコーポレーションと共同で企画制作しているテレビ番組『しまじろうのわお!』は、2022年で10年目に突入。アジア最大のコンテンツアワードであるアジアテレビ賞では最優秀賞を受している。さらに、世界4大テレビアワードである、国際エミー賞、バンフワールドメディアフェスティバルにもノミネートされ、国際的に番組の知名度を上げた。バンフワールドメディアフェスティバルでは審査員も務めた経験がある。『しまじろうのわお!』から派生したしまじろう映画も5本作っており、サンディエゴ国際子供映画祭(アメリカ)で最優秀作品賞を受賞している。

オリジナルコンテンツの次に、クライアントと共同開発している仕事を持ってきました。単純な広告ではなく、クライアントと一緒にゼロから企画を考える仕事ですね。今はこういう仕事が多い気がします。

勝俣さんは本当にたくさんのブランデッドムービーを作っていると思います。こんなにブランデッドムービーを作ってるプロデューサーはいるのかなというぐらい、毎年毎年作ってますね。そろそろ、ブランデッドムービーの何らかのアワードの審査員あたりをやってもいいんじゃないかと思えるほど、ブランデッドムービー制作の経験値は高いと思います。

そして、サラッと書いてますけど、国際エミー賞にもノミネートされてますからね。すごいですね。その時の写真も貼っておきます。この時の授賞式はカンヌでした。

画像2

下の写真は、バンフワールドメディアフェスティバル(カナダ)の授賞式の写真です。こんな写真はいくらあってもいいですからね。そして、他人が書くプロフィールのメリットかも知れません。自分で書いてたらこんな写真とか載せませんからね。私は載せますけど。

画像3

最近では、松平健のYouTube『マツケンTube』を立ち上げたことでも知られており、その企画力は各方面から注目されている。

さらに、松平健さんの『マツケンTube』をやっている事が、プロフィールを強化してくれますね。「ああ!そっちにも明るいんですか!」と思われますから。

コマーシャルではサントリーや資生堂など、超メジャークライアントの作品を手掛け、カンヌライオンズを始め、世界中の数々の広告祭で受賞している。その手腕を買っているクリエティブディレクターからのオファーは未だに殺到している。

最後はコマーシャルについてサラッと触れる程度にしてみました。サラッと触れてますが、基本的にはメチャクチャたくさんのTVCMを日々作ってますね。超メジャーなCMから、超ミニマムなCMまでやってますね。百戦錬磨と言っても過言ではないと思います。

勝俣さんのプロフィールを書き直すにあたっての私の作戦としては、今からTVCMの仕事を新たに開拓していくのは、なかなか大変なんじゃないかと思ったんです。大手広告代理店と大手広告制作会社がガッチリ組んじゃってますし。それよりも、完全なオリジナルコンテンツや、クライアントとコラボして作る広告ではないコンテンツ作りをアピールする方が、勝俣さんの仕事が増えると思ったのです。

「こういうのって、誰に頼んだらいいのか分からない…」という仕事が、今はいっぱい発生している気がしています。そういう意味でも、勝俣さんの守備範囲は普通のCMプロデューサーの範囲を大きく超えていて、もっといっぱいやれる仕事があると思うんです。

そして、勝俣さんがいる株式会社DASHのウェブサイトはこちらになります。お仕事のご用命はこちらまで。

おまけとして、勝俣さんのフリー素材を置いておきます。何だかんだで、初めて仕事をお願いする時って写真の印象でも左右されますよね。いい写真とかそういうことではなく、その人のいろんな表情の写真を見るだけで、キャラクターがつかめて、親近感が湧いて、「この人にお願いしようかな!」となる気がするんです。

そして、自分でプロフィールを作ってたら、そんなこと絶対にしないですよね。プロデューサーのプロフィールに、自らの写真をいっぱい載せる人は絶対にいませんから。役者やタレントじゃないんですから。特に勝俣さんみたいな謙虚な人は絶対にしませんね。これも、他人によってプロフィールが作られるメリットな気がします。私だったら自らやりますけどね。

画像20

画像8

画像10

画像11

画像19

画像13

画像14

画像15

画像16

画像18

画像19

画像20

画像21

最後に、このnoteを見て勝俣さんに仕事をお願いする時は、「平林のnoteを見てお願いした。」と言ってください。そうすると私のポイントカードにポイントが貯まりますので。仕事1つにつき10pt貯まります。1万ポイントためると、松阪牛500gが貰えるそうでして。

よろしくお願いいたします。





サポートして頂けたら、更新頻度が上がる気がしておりますが、読んで頂けるだけで嬉しいです!