露出を決める3つの設定とストロボの関連性

明るさ(露出)を決める3つ、シャッタースピード、F値、isoについて説明したので次はストロボ撮影をするにあたっての私が思う関連性を簡単に説明をしたいと思います。

ある程度カメラの設定ができるようになったらストロボを使っての撮影の特徴を覚えましょう。

ストロボには1/1(フル発光)〜1/128までの設定があり(機種によってはもっと細かいのもあります)1/1に近づくほど光の量は増えていきます。

ここでは前回お話した3つの設定(SS 絞り iso)とストロボの設定の関係性を自分なりの説明を簡単にしようと思います。


ストロボの光量をマニュアルで固定してカメラの設定を変えたと仮定して

SSとストロボ
シャッタースピードを変えるとストロボの光の量はそのままで背景の明るさが変わる。

F値とストロボ
F値を変えると光の量が変わり開放にすれば被写体は明るくなり絞れば暗くなる。

isoとストロボ
上げれば全体(背景とストロボの光)が明るくなり下げれば暗くなる。


ざっくりこんな感じになります。
この3つの理由は前回のnoteで書いた露出を決める3つの理由と照らし合わせると自ずと答えは出てきます。


まずはSSとストロボ
ストロボというのはシャッター速度よりも早い瞬間光ですからシャッター切っても光の量は変わらないのでSSを変えても被写体への光の量は変わりません。

F値とストロボ
F値はレンズの中の羽を絞って光の入る量を調節するのでストロボの光も制限されるので直接光量に関係してきます。

isoとストロボ
これはもう明るさを決める時に話したまんまですね。


ざっくりなので知ってる人はHSS(ハイスピードシンクロ)だと落ちるとかは禁止でお願いします。

露出を決める3つの設定とストロボの関連性を知ってれば後は3つの設定とストロボのバランスを考えて実践で試すのみです。


流れとしては
①スタジオでもロケでも基準としてはまずストロボを使わないで背景を撮る。

②背景の明るさが決まったらそこにモデルさんを入れる。

③そこでモデルさんが暗ければモデルさんに光を当てる。
大体これで設定が決まります。

そしてここからがストロボを使って撮影するスタートラインになります。
どういう事かと言いますとストロボにはディフューザーというものがあり、代表的なのはソフトボックスや傘などがあります。
ストロボにそれらを付けることによってストロボの設定などが変わってきます。
そして何を撮るかによってカメラの設定も変わります。

関連性を理解してれば何かあった場合でも設定で迷う事がなくなるのでしっかりと覚えましょう。

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