見出し画像

めぐりめぐって

ゴミ袋の有料化ってどうなんだろう?

詳しくは知らないけど、ゴミ袋の有料化は各地で広がっている。
住んでる自治体、都道府県にもよると思うけど、燃やせるゴミ、燃やせないゴミ、プラスチック、などなどいろんなものが有料になっている。ゴミを捨てるのにお金かかるなんて…と、無料だったものが有料になる事には若干抵抗があるのは正直仕方ないと思う。

私自身は、「粗大ゴミ以外は有料ゴミ袋などがない自治体」から、「燃やせるゴミ・燃やせないゴミが有料」の自治体に越して、正直、最初はちょっと抵抗があった。
一袋の値段自体は大した金額ではないものの、積み重ねると一年間ではそこそこの金額になる。引っ越す前は週に2回の燃やせるゴミを、毎回45Lひとつ分出していた。当時は二人暮らしなので今思うとずいぶん多い。この調子で有料ゴミ袋で出していたら…下手したら年間一万円かかるかも!?
と、なると、当然、ゴミを減らして少しでも安くしたい、と考える。
ゴミを小さくしたり、捨てる時にかさばりそうな物は買うのをやめる。ピザの箱とか。
ゴミについても調べたりする。生ゴミは水を切ったほうが、ゴミ処理場で燃やすコストが下がるらしいとか。ぶっちゃけ捨てる自分には直接関係なくても、気をつけるようになる。
結果、5人家族でも大体毎回5Lくらいで済むようになった。

有料になったら、今までただ流れ作業的にポイポイ捨ててたものを、みんなゴミについて考えるようになる。どうやっても毎回お金がかかるなら、どうしたらそのコストを下げられるかと考えたり興味を持つきっかけになる。
…って考えると、ゴミ袋の有料化はそんなに悪くないと思っている。
今まで無料だったものが有料ってなると、とりあえずみんな文句を言いたくなるものだが、うちとしては結果的に安くなっているかも、なんて思うくらいだ。自治体の有料ゴミ袋ばかり気にしていたけど、45Lのゴミ袋だってタダなわけじゃないし。45Lの透明ゴミ袋と自治体の有料5L袋は同じくらいの値段だ。

ちなみに我が家では、生ゴミは生ゴミ処理機にかけて、乾燥したものを、毎週来る宅配野菜の業者に無料で引き取ったりしてもらったりもしている。
正直、生ゴミ処理機は、そこそこランニングコスト(電気代やフィルター代)がかかるので、有料ゴミ袋の値段と考えると、ぶっちゃけ有料ゴミ袋の方が安い。
でも、うちの場合は引き取ってもらった乾燥野菜はまた肥料として農家に使ってもらえて、そこで育った野菜をまたうちに届けてもらって…と言う感じで循環する仕組みになっているので、ここは敢えてそうしている。
うっかりダメにしてしまった野菜も、また肥料として再生すると思えば、ちょっぴり罪悪感も減るし…。

なんにでも言えることだけど、生活は見えない誰かのおかげで成り立ってる。
私たちはそこにあるほしいものを買って、持ち帰って、食べたり使ったりして不要になったらポイってするだけだけど、その前後にはいろんな人が携わっている。
うちに来る前に育てたり、仕入れたり、並べたり、運んでくれた人たち、
うちが捨てたものを運んだり、分別したり、処理したりしてくれてる人たちがいるからこそ、世の中成り立っているわけで。
たまにはふと手を止めて、前後の人たちに思いを馳せて、物をちゃんと循環させていきたいなぁ。

ありがとうございます。ぺこり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?