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スポピザVol.5 スポーツ×SNS~スポーツとSNSの関係性~(2020.01.27)

※一目でまとめをご覧になりたい方は以下のののさんのグラレコをどうぞ。


<オープニングトーク>

(河原井さんがいらっしゃることに触れ)
佐藤さん(以下佐):ラグビーワールドカップが盛り上がった
その後組織委員会アカウントがトップリーグへのツイートをしていたのが印象的だった

河原井さん(以下河):自分はすでに組織委員会との契約は切れ現在は日英語使えるウェールズ人が2023年を見据え運用

<自己紹介>

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五勝出さん(以下五):競技にとらわれずアスリートのSNS運用などを支援

飯高さん(以下飯):五勝出さんのアドバイザー…というより日頃はSNS運用を支援
スポーツで言うと様々なアスリートアカウント、協会等支援


河:ラグビーワールドカップ組織委員会でオウンドメディア、SNS等のリーダー


佐:プロダクション会社運営 イベント、SNS企画、競技を1から作ったりも
個人でSNS運用を頑張り始めたのは1年半前くらい


飯高さんには前回のスポピザ(スポーツ×マーケティング)のときも登壇していただき初の連続登壇

<SNSの概論>
五:元は広告の仕事をしており、SNSという言葉のイメージもフワッとしていた
今回の著書でも「ソーシャルメディア」という言い方をしている
ソーシャルメディアという広い概念の中にSNSがある
つながり、相互的、双方向コミュニケーションを前提

佐:今回スポピザで運用実験をしてみた
主な取り組み(はしこさん)

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目標設定→手当たり次第参加者をいいね、RT→リスト作成・登壇者の関連記事などをシェア

…といろいろカッコいいことは言ったが佐藤さんにはボコボコに詰められた

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今回はそうしてツッコミを入れてくれる人がいたが、普段1人でやっているとモチベーションが下がってくるのでは、と感じた
感触をつかむことなく終わった


五:普段のはしこのアカウントがスポピザに変わっただけの印象
HADOチームのわちゃごなピーポーとも同じような話をしたが、公式アカウントはそこにファンがいないと厳しい

ファンが少ないうちはコンテンツが尖らないといけない
それが何かを考える

河:ネタがつきるというのは公式あるある
正しい方向で運用できていると自分は思う
参加者を巻き込んで力を借りてやってみてその後どうだったのかを検証

五:世の中の話題に寄せる

佐:11月の別イベントで河原井さんと登壇した際、流行語大賞に入る準備をもうしていた

河:絡められるネタをスプレッドシートにまとめておいていた

佐:結果ONE TEAMは大賞に

飯:目的を考える
来てほしい人はだれか 今来てもらっている人のエンゲージも大事だがもっと知ってもらうためには枠組みを超えていく必要がある
TLを埋めるRTはウザい 時間のあけ方を考える
どこに向かって運営していくのか もっと目立っていくためにはツイートすることがないなどというのはうそ
前日、当日、来てよかったがどれだけ出るかを事前に設定する
自分と言えば○○、というのを10個くらい出しそれを出していく
世の中に広めたい前提 そこを意識したい
理想の状態は何なのか

<ULSSASについて(休憩前に)

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飯:Googleはクッキーをサードパーティに提供することで広告を出し成功
Facebookの個人情報流出問題もありGoogleも2年後には提供しない方針に
世界の広告費10兆円のうち5兆円が使えなくなる
デジタルは個人情報保護の流れへ
そうした中唯一規制できないのが口コミ
オリンピックのことを企業アカウントは言えない(スポンサーがいる)
それをラグビーは緩和してくれた

河:ラグビーワールドカップのときはSNSを活用してください、というガイドラインがあった

<2部:アスリートのSNSを公開コンサル>

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佐:当初はアスリート全員を無料にしようかという話もあった
ただそれでは会場費、ピザ代が賄えない→応募制に

①野寺さん

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課題:発信をクラファン時頑張ったが結局直接の働きかけのほうから集まった
ダイレクトの限界を感じる もっと多くの人に届けたい

五:フォロワーが少ない割にクラファンが成功している→共感されている

河:ツイートやnoteを見てもきれいな文章を書いているのが強み
写真や動画などの違った切り口をトライ&エラーで試してみるのもよいのでは
リアルの場と組み合わせられているのは素晴らしい
今後フォロワーは増えていくのでは

本人:自分でも客観的に文章を書けることは強みと思っている
ただ文章はコアファンが見るもの
もっと楽しく見てもらえるコンテンツがほしい

佐:得意部分を伸ばしていくのは正しいのでは

飯:ツイート数が圧倒的に少ない
それに対してこれだけのフォロワーがいるのでもっと積極的に
noteをシェアするときにどんな思いで伝えたかったのかを140字で書く
ニッチな競技ほど選手発信は重要

②野瀬さん

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本人:もっと世間に知ってもらって全試合が満員になるように
Vリーガーが運用していけるよう敷居を下げたい

#Vリーグはバレーだよ  タグはNumberなどにも取り上げられる
2年前からプロリーグ化したが当時愛知県のショッピングモールでも認知度が低かった
叩かれるのが怖い
そんなことやっているより「練習しろ」という声が上がる
成績が伴わないと外だけでなく運営側も前向きにならない

五:SNSばかりやっているという発言にはリスペクトが足りない
スポーツ選手がやりきっていないわけがない
協会・リーグに促し モデルケースとなるよう貫いてほしい

本人:そもそも企業スポーツから始まっておりいらないと思う運営側もいる
女子についてはいまだに禁止されているところも
現在入ってくる22~3歳の層 SNSネイティブが増えてくる
そうした中でレジェンドプレーヤーがやることに意義がある
自分の中で叩かれる対処としては半径5m以内の人に理解してもらう

河:ラグビーワールドカップも盛り上がらないと言われ続けてきた
チケットが売れないと未来がない 協会、チーム、選手がひとつに
当初はSNSに対する温度差もチームによってあったが代表選手がアンバサダーとして盛り上がってくれた
チームにやってほしいこと、やってほしくないことを文章化
事例も出して伝えた
引っ張ってくれる選手がいるのは大きい
俺が代表する、くらいの気概を持ってほしい

飯:このタグは素晴らしい
炎上 まわりが笑顔ならそれでいい
家族・友人・ファンを守る どうしても叩く人は様々な角度で叩く
自分はバレーがはやるという目的にのためにやっている
叩きが来たら死ね、くらいの精神で
多くの人の前に身近な人を幸せに

③yaoさん

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本人:学生時代未経験 社会人になってからデビュー
この歳でやっていると「遅いよね」「できないよね」と言われるのをまだ現役だよ!と伝えていきたい
夢はアメリカプロスポーツチア
写真を撮るのも撮られるのも好きでインスタに力を入れている
以前所属のチームはSNSに消極的だったがロボッツは積極的
ただブースターさんの撮った写真を取り上げるのはNG

佐:OKするとコントロールが効かなくなることがあるのでは

本人:チアはタダで会えるアイドルとも言われる
すごいレンズで撮られたりすることもあるがやめてくれとは基本言えない
選手より動いていると言われることも
ロボッツは見えているところでは走ってはいけないことに

河:年齢が出せて事実確認が取れれば武器になるのでは
「現役最年長」一言で強みが伝わる 個人的には出してもいいのではとも
アスリートのスキルシェアはキラーコンテンツ
年齢と戦うために貼るパッチでやせる、というのには魅力を感じた
バトンの練習風景なども魅力だった

五:誰に届けたいか
自分だったらえとみほさんとペルソナが合っていると思った

インフルエンサーの先にいる人を意識

佐:同世代の女性に勇気を与えそう

本人:思うようにそれが届いていない

佐:本当に喜ぶコンテンツなのかを考える

飯:チアという文脈が狭い
コミュニティは縦軸
チア好きとアニメ好きはそのままでは一生交わらない
自分の興味を持つ縦軸を増やす
コスメ好きになればそこにチアを0から伝えられる
縦を横に飛ばすのは自分の趣味の幅を増やす

本人:カズ、ゴン、yaoと言っている
女性で現役を続けるケースが自分以外になかなかいない

<質疑応答>

Q.五勝出さんのSNS本を見ていて字の大きさに特徴、図表も多く普段本を読まない層を意識しているように感じるがそれは狙っていたのか

編集者の畠山さんの意向もあるが、使う用語を平易に
アスリートの方が広めていただけるようにソーシャルパワーのある方々を事例にしたり献本したりした

Q.(本庄遥さん)

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横幅を広げるためにどこまでしていいかビビっている
歌をセカンドキャリアに考えていてYouTubeでも1曲歌って終わるように

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(絢香を少しだけ披露)

飯:自分がどうありたいか スポーツに対する還元を考える

Q.某選手のファンクラブが炎上した件について
五:toC ファン向けは難しい

飯:コンテンツは水物 3日で炎上したのは30日あれば消える

Q.SNS運用の中でスポーツが独自だと感じるところ
飯:日本はSNS展開が圧倒的に遅い 5年くらい
中国ではTikTokから物が買える
クラブがまだポジティブでない
クリスティアーノ・ロナウドは選手年俸より自分のインスタでお金を稼いでいる
海外はスポーツをビジネスとしてとらえている
自分も根本から変えていきたいと思っている
僕ら世代(33歳)が変えていかないと変わらない
海外は失敗リスクを考えない 経験した方がよいと思っている
日本は経験を恐れている

<ハーフタイムショー>

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動画でバズらなければしょうがないと当時インスタフォロワー2000人くらいのときから思っていた
フリースタイルフットボールをまともにやっていてもそのファンしか見てくれない
一般の人たちにわかりやすくする
ツッコミどころを大きく
リアクションを大事に
感動の共有
うまい人はもっといるがそういう人ほど盛り上がりに欠けていることも
技術を突き詰めるだけでなく感情を動かす Twitterなら文章
投稿する前はどの記事もそこまでバズると思っていなかった
出すと突然ある日そうなれる
TikTokは毎日更新 今ならだれでもバズれる
アイデアがあったら出してみる
アンチコメントはめちゃくちゃくる あらゆるところを責めようという目で見ている
それにまけずやり続けた人が勝っている
耐えて1本バズれば楽しくなる
とりあえずやってみること 盛り上がりがあらわれて楽しくなれば

スポピザ公式アカウント


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