見出し画像

前田裕二×箕輪厚介 「メモの魔力」年間1位記念スペシャルイベント!44万部の軌跡 - 有隣堂×幻冬舎×箕輪編集室(2019.12.24)

※ほぼベタうちです
※言い回し等そのままでない部分があるのはご了承ください

<オープニング>

箕輪:大体こうした大人数のイベントはドタキャンがあって8割くらいの入りになることが多いなか今日は満員

前田:このホールで何回か出ているが史上1番ではないか

2人の服がきょうたまたまクリスマスカラー

<メモの魔力について>

箕輪:2019年いちばん売れたビジネス書
2018年12月24日発売
何もしなくても部数を稼いでいる

前田:Twitterでもメモ魔1周年をツイートで祝ってくれる
出した日が記念日となる本というのは珍しい

箕輪:ミリオンになるような本は読者の関わりは薄いことが多いのでこうしたことは珍しい

前田:大書店の副社長が「私の人生を変えた」と言ってくれた

箕輪:先日のアナザースカイがかっこよすぎ
これはメモの魔力がまた売れるわ、と思った

前田:さっきスタッフの方にエレベーターに乗ってくる人の携帯の壁紙が前田さんだと言われた

ここでメモの魔力にまつわる年表が画面が表示される

箕輪:編集者として前田さんの動きがすごいと思った
前田さん自身が全打ち手をやりきった

<どんな1年だったか>

前田:いままでは大きな結果を出したときは辛かったと思うことが多かった(起業の時含め)
それが今年は楽しさを積み上げたなかで結果につながった
みんなといっしょにやれたことがでかい

箕輪:チーム感は確かに強かった
みんなで頑張って広めようという感じ

前田:メディアに出るときもみんなが喜んでくれてうれしいという気持ちで出ていた

箕輪:初版5万という時点で売れるという雰囲気は感じていたのだと思う
すぐに17万部
メジャーシーンに前田さんが駆け上ってくるのと並行して伸びていった印象
裕二遠くにいったなあ~という感じも
そのとき「好きになると辛いから好きにならない」趣旨のツイートもした
わざわざスクショしてLINEで送った(笑)

前田:自分としてはメジャーになった感覚はあまりない
いっしょに成長させてもらった

箕輪:成長が並走している感じが印象的
売れる本では著者が置いてきぼりになることが多い
それが今回は同じ力をもって進んでいる感じ

前田:モノでなくヒトで買うか買わないかの時代
それが現れたのでは

<2019年はどんな年だったか>

前田:自分の力のリミットを感じた
結果が出れば出るほど乖離していく感じ
怖いなあと感じる
自分の実力を超えて会社も本も結果が出ている感じ
そこでのきょうのメッセージ

念をこめて書いた
自分の力と結果の差分が感謝の総量
自分1人でしれっとつくったら3万部くらいが限界

箕輪:俺は1しかやっていない
周りに頑張ってもらうのが前提
よろしく頼むよっていう気持ち

前田:自分は逆に1人でやることがしみこんでいる
それがきばらなくてもいいんだな、ということを感じた
寂しくなくなった
自分としてはその感謝を返したい
今日はプレゼントが3つあってその1つが今日の手紙
かなり念をこめて書いたので運気が上がるかも

箕輪:見ている人の目がハートになっている(笑)

前田:いちばん感謝の気持ちを持つ年となった

箕輪:アナザースカイを見たときもがむしゃらにやっていたニューヨーク時代と今を比べると攻撃的なエッジがニューヨーク時代の方が尖っていた

前田:当時自分の中でどこまで行けるかを試したいと思っていた
プライドもあった
リーダーシップの取り方として2種類ある
1.スティーブジョブズ、信長、項羽のように超カリスマタイプ
2.自分はなにもやんない風 人の力を借りる劉邦タイプ
結局2が後漢も含めると400年王朝が続く

箕輪:自分にも人に原稿をさわらせたくない、てにをはや句読点まで自分でやりたいという時代があった
ただ周りには優秀な人が集まっている
その人たちに能力を100出せる環境をプロデュースする方が得意であると気づいた

前田:そちらが得意でないとダメだと思った
いまあるメモ魔のコミュニティが300年続くためにはカリスマ性を持つよりダメなところを支えてもらう

箕輪:そのリーダーが前田さんということにすると視座を上げ続けてくれる存在
今まで自分は堀江貴文氏の『多動力』の30万が一番だった
それを前田さんは世界で1000万とか言うからミリオンを壁と思っていない
そもそも大きな絵を描き達成可能と思わせる
箕輪編集室も当初は1000人くらいでいい感じだと思っていたが世界に行くんだという気に
異常な数字を言い続けるので視座が上がる

前田:この間15分だけ地元中学の同窓会に出てきた
昔から「変わってない」と言われた
自分は昔から世界を取るとか言っていた
実際にやって「言うと叶うんだね」というのを言われた
大学のゼミでも日本語でやるのをやめようと提案
(それに対し箕輪氏は「あいつめんどくせ~」って思うと評していました(笑))

箕輪:やっていてワクワクする
数字で300%とただ言うだけでなくそれだったら達成したいと思わせる力

前田:リーダーに求められるものとして「才」か「徳」かという話
自分は辛くなると中国の歴史書を見たりする
才気は人を集めにくい
徳は5要素に分けられる→それを自分なりに3要素にまとめた
1.自分以外を好きになる そのためには知ること
劉邦は町の流れの遊説人の横に座ってメモをするほどのメモ魔だったという話もある
傾聴 いいところを知り好きになる

2.あらゆることに感謝ができる
3.志・視座

1と2はプライドが消化できないと表に出せない
結果を出しているリーダーにはこれがある

<来年はどんな年にしたいか>

前田:来年は挑戦の年
今まででいちばんリスクを取る
新たなサービス・志の具現化の年
株主や社会からは徳より才の発揮を求められるがそういうときこそ徳側の意識を

箕輪:メルカリの山田さんは周りを縦横無尽に使う
孫さんも周りに言い続けてどこまで引き込めるかを実行している
そう考えると前田裕二は強い
全員が好きになっちゃう 引き付けて巻き込み力を発揮させる

前田:そういうところを意識するフェーズを越えた気がしている

箕輪:無意識に引き込むということができるのはもっと悪い(笑)
社員、ユーザー以外も巻き込みまくる

前田:それが自分のいちばんの強み
みんなが前田さんのためならと動いてくれる
出自が洗練されていなかったらこうはならなかった
家では自分のことをゴミみたいだと思っていたこともある
自分への期待値が低い

<46万部売れて生活は変わったか>

前田:メモを背負っている責任のようなものは感じている
レストランやカフェでそうした場でメモを取っていないと思われるとがっかりされると思ってちゃんとメモを出すように
会食をしたりしてもがっかりされることがある

箕輪:メモの人として過ごすのは辛くない?

前田:特にそれは思わない

箕輪:いまは持ってないが(笑)

前田:自分が話しているときはあまりメモしないが、あ、そんな風に思ったんだとか言語化したのか、というときにメモすることはある

<どういうタイプの人間がいいと思うか>

箕輪:自分だったらみうらじゅん、リリー・フランキーといった無責任だけど僕センスある、みたいな人がいい

前田:自分は人としていない
カービィやポケモンのメタモン
例えばリリー・フランキーさんをカラオケで見て渋いな、と感じたときに抽象化する際
Aの才能からGの才能がリリー・フランキーさんだとしたらこの組み合わせそのままでかっこよくなりたいは思わない
Cの要素がカッコいいと思ったらそのCを抜き出す

あの人っぽいと言われることもあまりない
要素によってエンターテイメントだったら藤田さんだったり南場さんだったり
いちばんそういう意味で影響を受けたのは宇田川さん
1~100まで吸収して完コピから引き算して残す
別れ際に愛情を渡すというのも宇田川さんのマネ

箕輪:あるアナウンサーが前田さんが素敵だということを話していた際
多くの出演者がさっきまで楽しそうにしていたのがオフレコになった瞬間に顔がそうなる人が多い中バイバーイ、じゃあね~と楽しそうに言うのが前田さんくらいという話をされた
自分もその番組に出ることとなり最後の「じゃあね~」のことばかり考えていたらそのアナウンサーが先に帰ってしまった
「お前が挨拶ね~よ~」(笑)
前田さんは誰に対してもそういう接し方をする

前田:朝に必ず1日の予定を見て誰に会うかを書き出す
1日に会う人はそんなに多くない
今日が世界の終わりだったとしたらと考えると大事に思う

箕輪:前田さんはクールっぽくしているけれど想像以上に熱い

<クリスマスプレゼント>

前田:2つめとしていよいよサロンを始める
3つめとして1年くらいはサロンをこの『メモの魔力』の購入者は無料にしようかと思っている
めっちゃゆるくしたい
抽象化していないような「よっ」「ヤッホー」みたいなのも許してくれるような雰囲気
Twitterではあなたのこと関心ない人がいるじゃん、と思ってしまう
SHOWROOMの社員からどうしてもツイートしてくださいと言われるようなこともあるがそういうときは詳細に言葉を紡ぐ
サロンに入ってくれる人たちはきっと軽めのものも許してくれると思っている
Twitterとサロンの間くらいの生存確認に
忙しくなるとどうしてもTwitterが見られなくなる
ラジオでやっている悩み相談的なことをやりたい
小中学生にも入れるようにしたい
300円くらいにめっちゃ安く設定したい
そうしたお金を払ってまで入るということで意識高く生きていける
何も言わなくてもメモ魔についてはすでにコミュニティができている
その人たちをそのままサロンに入ってもらおうという気持ちがある

箕輪:お金はとったほうがいい
コミットメントが高いからこそ頑張ろうと思える
集めた会費でイベントをすればいい

前田:年末に何をするかといったことをTwitterに書きたくない
Twitterはパブリックスペースという意識
好みとして自分のプライベートを上げたくない
できれば年内にスタートしたい

箕輪:外に出さないようにっていうのを書いた人が「え~」と思われるような雰囲気をつくることが大事

前田:今日来てくれている人達向けには別にFacebook上でグループを作りたい
その後もう少し広い範囲に
そもそも逆の立場で自分の本のイベントでこうして来てくれるというのが想像できない
この日のことを思い出すと頑張れる、という場にしていきたい

<質疑応答>

Q.先程リリー・フランキーさんのCを吸収するという話があったがその基準や軸はあるか
前田:論理ではなく右脳的
一応抽象化はするが最初にいいなと思った感覚を大事に

箕輪:友人が書いた本をいいと思っていても自分は読まない、ということがある

前田:こうあるべき-瞬間思ったことの間の乖離
そこを見つめるということを箕輪さんから教わった
ハッと思ったときを大事に
世の中のイメージより何十倍と感覚的で右脳の人
何でもかんでもロジックではない
インスピレーションを大事に
ただ何者でもない人のインスピレーションに人はついてこない
まずロジックの力で這い上がる
ロジックは人がついてきやすい
そこにインスピレーションがくっついていないのはさびしい
ロジックはあくまでも手段
メモの魔力もなんとなく自己分析のコーナーがあった方がいいなあと思ってつけている
あとでロジックで裏付け
ときめくかどうか(こんまりみたい(笑))

Q.前田さんの笑顔に癒されるがその原動力は
箕輪:俺もわかる(笑)

前田:おとといも同じ質問をされた
楽しいから
楽しさは自分の中で相対的で比較できない
過去の辛いことを書いたり見つめたりしてきたから
辛かったこと(8歳で母親を亡くすなど)朝に思ったりする
どん底からスタートする
ランチのあとにチョコパイを食べられることもハッピー
梅干しにしょうゆをかけて頑張っていたときを3分くらいかけて思い出すとその時間が本当に幸せに感じる

箕輪:詳しくは言えないが日常を完全に失うかもって思う瞬間に遭遇してその後意外となかったりしたときに仕事1つ1つがキラキラする

前田:そうしたことが自分でコントロールできるようになるとハッピー
朝一瞬今日会う人のことを思うとうれしい
心を落ち着かせる時間を夜と朝に設ける

箕輪:自分とアポイントメントをとる
自分より不幸な人を見るのも効果的

前田:2ちゃんのアクセスがこういたクリスマスには上がる
自分より下の立場にいる人を見る
それで自分がよく思えるのなら使い方としてはよいのでは

Q.歌詞はどんなときに浮かぶのか
前田:意識的に書こうというより断片的に浮かぶのを歌詞フォルダに投稿
それを繋ぎ合わせた方がリアル
あいみょんのライブにいったときにツイートもしたが加工されていない言葉を感じた
「加工の時代に無加工な思い」

箕輪:7ヶ月前くらいからそうしたロジカルから遠ざかる発言が増えてきた気がする

前田:今もテーブルの上の「ロックアイス」という文字が気になっている
気になることを放置しない

私の体から血が出たなら拭き取ってあげよう→血が出た あたたかいんだなあ
あいみょんの歌詞はそんな感じ
周りが否定する感性こそ価値がある
メモも含め気持ち悪いと思われていたことに価値があるのではないかと感じる

Q.人の可能性を信じているという中で大事な要素は
前田:愛と運と熱
それ以外は自分が教えられる
自分からわき出ないといけない
その中でも大事なのは熱
ちょっとずらせば結果は出る
世界平和にしたいという熱い思いで頭を100万回打ち付けてます、という人は可能性を感じる

箕輪:とにかく熱量がある人をバカにしない
熱量だけの奴に東京はしんどい
90点を100点にする街
東南アジアは20点を90点にする

前田:東京でやるなら横で優秀なブレーンをおいてやる

箕輪:熱量があればいいプロデューサーと出会えばどうにかなる

前田:加えるとするなら愛、想像力
心地悪いなってものに熱を向けられてもお互い苦しい
差し入れで大きなものを持ってくる、食べ物など
食べられないとお互いで幸せの総量が減ってしまう

箕輪:自分はもらった食べ物は1口も食べない

前田:今日も自分は会食5件
Twitterなどでちょっと踏み込めば知れる情報
分かりやすい言い方でいうと「サービス精神」
どうすれば幸せになれるかを考える
優しくて熱い人

<エンディング>
箕輪:電子書籍を含め51万部 この数字は半端じゃない
こうして集まっていただけるようなコアな読者様のおかげ

前田:この1年で人生変わったよと言ってくれる人が多い
僕自身もそう思っている
ずっと孤独でひとりと思って生きてきた
周りに応援してくれている方々がいてひとりじゃないという実感を32年間でいちばん感じている
支えてくれて感謝
今年はやってもらった年なので来年は僕から還元できる年にしていきたい

前田裕二さんのTwitter

https://twitter.com/UGMD?s=09

箕輪厚介さんのTwitter

https://twitter.com/minowanowa?s=09

今日の共催 箕輪編集室Twitter

https://twitter.com/minowa_et?s=09

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?