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百物語62話目「赤ちゃん 殺した」(実話怪談)

うちの娘・むっちゃんは私の検索窓をよく覗き見ていく。

私の検索窓は、思いついたことをちゃちゃっと検索するので、おかしな文言がよく残っているらしい。

いや、気になったらすぐ調べるのはライターとしてあるべき姿だと、私は思うよ。

「インコ味 アイスクリーム」

と検索したのを見た後、むっちゃんがまた私の検索窓を見に来た。

「首なし鶏 生きてる」

とあって、

「お母さん、狂ってる」

と言われた。

そこで彼女が私の検索窓チェックをしているのを知ったんだけど。

さて、そんなむっちゃんは寝る直前までスマホを見ている。

で、ある朝、むっちゃんが起きてすぐにスマホを見ると、その検索窓に調べた覚えのないワードが並んでいた。

「赤ちゃん 殺した 後始末」

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