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百物語53話目「青大将の呪い」(実話怪談)

てのひら怪談で初めて掲載された私の作品は「角打ちでのこと」。これはふたつの実話怪談が元になっている創作だ。

「角打ちでのこと」は幸いにも福澤徹三選になりまして、以下に収録されています。

今回はそのうちのひとつ。

Aさんは家を新築するというので、古い屋敷を取り壊した。

すると床下から、ゴミ袋いっぱいになるくらいの、大きな青大将が出てくる。

そう、ゴミ袋に詰めたのだ。

そして、それを山に捨ててしまった。

それからそこの家主は焼身自殺し、一家は離散し、嫁も自殺し、子どもは精神病院に入った。

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