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百物語81話目「一部にだけ怖い話」(実話怪談)

無事に東京から福岡に戻ってきましたー!!

ちなみに、毎回福岡空港に着陸するたびに私は自然と頭の中で、

「逃げ延びた」

と呟きます。

関東大震災が怖いからでーす!

その昔、シナリオ会社の人から

「どうしてこれだけ東京での仕事があるのに東京に住まないの?」

と聞かれ、

「福岡にいるからシナリオの仕事ができないくらいの実力なら、どうせ東京に出ても長続きしないから」

と答えましたが、本当は関東大震災が怖いからです。

ちなみに羽田空港から飛び立つときには、大地に対して、「もう揺れていいよ」と囁くひどいやつです。

さて、今回も東京ではたくさんの方々にお会いすることができました。

今日行った横浜のコワーキングスペースタネマキさんには、怪談好きな人がいるらしく、なんと私の作品も掲載されている「てのひら怪談」にも作品を載せてるそう!

そう言えば、昨日行った怪談新年会に参加していた怪談作家さんも、「てのひら怪談」に作品掲載されてました。この方ね!

濃い四日間だったのですが、実は、この旅行中、不思議な体験をしました。

訪問した場所のひとつで起こったことです。

トイレに行きますと、隣のトイレの鍵表示が、ゆっくりと青から赤へと変わるところでした。

私は隣にちょうど人が入ったんだろうなあと思って、用を足します。

でも、隣からはまったく音が聞こえません。

それに、考えてみれば、鍵をあんなにゆっくりと普通は閉めないようなあと気づくのです。

個室から出て、そっと隣のトイレを押すと、やっぱり誰もいません。

でも、誰か出ていった様子もありません。

あーね。(福岡弁で、そうですかー)

このお話を気に入ってもらえましたら、ぜひ、NovelJam作品「帰りゃんせ」を投げ銭代わりに買ってくれると喜ぶよ。私の書いた怪談物語です!!

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