百物語94話目「末代バー」(実話怪談)
呪われた人というのはいる。
残念ながら、呪われているのもわかって、霊能者を頼っても助けられないと言われ、結局亡くなった人を知っている。
その人のせいじゃないのに――。
先祖の行いのせいで、呪われて、結局、彼は死に、その一族は死に絶えた。
最後に、生きてると見まごう姿で、かつての職場に現れたそうだ。
そう同じ職場で働いていた人から聞いた。
まったく普通の人間に見えたけど、同じ時間、彼は病院で危篤状態になっていたので生きている体とは違う。
オカルト好きなら「七代先ま