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終点駅のない列車に揺られて

私は小説を書く時、アイディア先行型なんですね。アイディアが浮かんで、そこから話をどう展開させて終わらせるかを考えるタイプです。

こういう結末にしたいから、そこに行き着くまでの物語を考えるタイプの方もいらっしゃると思いますが、私は真逆です。

なので、書きたい描写や設定は思いつくのに着地点が上手く思いつかずアイディアだけがふわふわしてることがよくあります笑

物語の結末ってすごく大切じゃないですか。

例えばわかりやすく、恋愛ものなら付き合って終わるのか、2人が付き合う未来はそう遠くない、みたいにあとの展開は読者に想像してもらうのか、とか。

結末が付き合うことになるとしても、告白はどちらからするのか、お酒の勢いで既成事実を作ってから強引にでも自分のものにしようとするのか、何かの拍子に相手に好きなことがバレてしまうのか、などなど。

色々なバリエーションがあるので、どれを選び取るかをすごく迷ってしまいます笑

私は「終わらない物語」が好きです。変化もせず終わりもしない、そんな物語誰が読むんだよという感じですが私は変化や終わりがとても苦手です。好きな小説やドラマも最終回に近づくにつれ見れなくなってしまいます。人間関係の変化や最終回を迎え終わってしまうのが、どうしても見れないのです。

なので、人間関係の変化のない謎解きを楽しむミステリー小説が好きです。探偵ものでも警察ものでも好きです。アニメなら日常系やギャグの「こち亀」や「干物妹うまるちゃん」などなら見れます。

変化や終わりが嫌いなのは過去のトラウマからきているのだと思われます。身内が電車に飛び込み自殺、両親が離婚し強引に暴力的な父親に引き取られ虐待を受け唯一信頼できた祖母が亡くなるも役所の人が家に来るまでの1週間を真夏に腐りゆく祖母の死体と過ごすことを強要された未だ消えないトラウマ。

私が精神疾患を持つようになった原因でもあります。

きっと私がアイディアは出るのに結末を思いつかないのは思いつかないのではなく、思いつきたくない、すなわち物語を終わらせたくないということなのでしょうね。




ここまで読んでくださりありがとうございます。また、お会いできたら嬉しいです。

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