見出し画像

【風呂酒日和146-3】 スパジアムジャポン〜お風呂編〜

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。


ノーブラノーパン岩盤浴着はなんだか心許ないというか気恥ずかしかったのに、全裸でお風呂は平気なのってなぜだろう。
そんな疑問をふと思いながらも、いそいそと準備をしてメインのお風呂に突入。


お食事処もくつろぎエリアも広かったがお風呂もまた広い!相変わらず人はいっぱいいてわいわいしているのだが、かなり開放的なので窮屈な感じは全然しない。洗い場も潤沢にある。

何度か書いたことがあるのだが、女子のお風呂あるある現象としてなんとなくぞろぞろと同じところに移動する習性がある私たち。
しかし今回はお風呂大好きな4人だったため「今日はもう何にも気にせずそれぞれ行きたいところに行くってことで!」と決めて、浴室に入るとともに解散。わざわざそういう宣言をするあたりがまた女子っぽいといえば女子っぽい。

私はいつものごとく、やることをやってから全力で楽しみたいため洗い場に直行し髪も体も洗って準備万端になった。
さて、まずは大きい内湯からかな。
ここは全ての浴槽に「〇〇的」という名前がついていてそれぞれ端的にそのお風呂の特徴を表している模様。ちなみに女湯は「女的」だ。


最初に入ったのは「激的」。激的は高濃度炭酸泉!
やっぱり炭酸泉は人気があるのか、みなさま存分に浸かっておられる。
天然温泉の高濃度炭酸泉なんて、最高じゃないか。縁のところは壁面がちょっと斜めになっていて頭を置けるような部分もあり、背もたれにして座るとこのままここから出られなくなりそうなくらい至福。

いやいや、まだまだいっぱいあるんだった。
せっかくだから色々楽しみたいので、最後にもう一度じっくり味わうことにして炭酸泉を離脱。

炭酸泉の向かいにあるのは「圧的」。こちらはジェットバスだ。全部で7つ、ジェット+電気だったり色々な部位を刺激するラインナップのようだったがなんと7つともふさがっている。さすがの人入り。
圧的にはおばちゃんたちが結構いて、そういえばお風呂に来て年齢層の幅がぐっと広がったなぁと思う。
小中学生くらいだったら「そこで漫画でも読んでて〜」と5階エリアに解き放っておいてもまぁ大丈夫だろうし、その間お母さんはゆっくりお風呂を堪能するというみんな幸せプランができるのもここのいいところなのかも。


圧的は残念ながら空かなかったのでその隣「泡的」に行ってみる。偶然入れ替わりのタイミングで広い浴槽に1人。まぁ、なんて贅沢な。
ここは炭酸泉と同じくらいの温度の気泡風呂だ。結構どこもかしこもにぎやかだったので、ひとときの開放感を楽しんでいると友人が1人「ここ空いてるね」と合流。
やっぱり混んでるね〜なんて言いながら2人で気泡風呂を楽しむ。

さて、残る内風呂は塩サウナとドライサウナ、その横にある浴槽は「爽的」と「水的」と書いてあったので、これはあとからだなと思い露天に移動する。

ちょっと雨が降り出して風も強くなってきた。
このタイミングでさっきの外サウナだと微妙だっただろうから、いいタイミングで行けたなと思いながら一番大きな「開的」へ。
開的というだけあって、開放感のあるとっても広い浴槽。大きなテレビがついていて、ここも高濃度炭酸泉と同じくらい賑わっている。
両端には電気浴と半身浴があるらしい。電気ゾーンにはおばちゃんたちが集まり、半身浴のところでは小さな子どもたちが遊んでいて、ニーズの違いを観察する。確かに、電気風呂は子どもにはちょっと刺激的だし、風も出てきたので半身浴は大人だとちょっと寒いのかも。適材適所だね。


開的の反対側にあったのは「微的」。1人用の小さなバスタブっぽい壺湯を1人っきりで楽しめる炭酸泉とのこと。
開的には東屋のような屋根があって和風だったが、ここだけなんだか洋風というか異国のリゾート感がある。ちらっと入ったものの、雨が気になって早々に移動。
その隣は「乳的」。シルク風呂だ。こちらも屋根とテレビがついていて、露天で2番目に大きい。っていうか、露天だけでこの種類の多さ、やっぱり広いなぁ。

お風呂の温度は夏場だからかどこも大体40度いかないくらいの温度だったため、外気もあいまってちょっと冷えてきたため中に戻ることに。
「寛的」の寝転び湯もあったけど、ここはサウナであったまってからにしよう。


さて、サウナいきますか。
内風呂に戻ると友人と遭遇。塩サウナに行くというので一緒に「塩的」に参戦することに。真ん中にどーんと積まれた塩、そして壁沿いに腰掛け。スチームサウナっぽい内装だ。

「塩塗るとぶわーってあったかくなるような感じがして好きなんだよね」

そう言いながらたっぷり塩を取って腕や体に塗っていく友人。
塩、やってみるか...。染みるのでは?と思って今までビビって塩サウナでも塩をあまり使わなかったがなんとなく私も塗ってみることに。
お腹くらいなら大丈夫だろうか...。塩を取って塗るとなるほどたしかにお腹周りがポカポカしてきた気がする!しかしその数秒後、私は悶絶する。

「ぎゃあ!手が、手がぁ〜!」(ムスカ風)

お腹は大丈夫だったものの、そもそも私は手に荒れている部分があって、そこがヒリヒリ痛くてたまらず洗い流す。まさに傷口に塩を塗るとはこのことである。

「あ〜手がダメなのか...じゃあもう、全部ダメじゃん(笑)」

確かに。他の部位が大丈夫だろうと、塗り込もうと持った時点でアウトである。私が塗ろうか?と笑いながら言ってくれたが、人に塗らせてまでやるのも忍びなかったので私は一足先に塩サウナを出て、ドライサウナへ。


ドライサウナはダイレクトに「汗的」。名前がすごい。
そして広ーい!座面の大きい4段のサウナスペース。20人くらい入れるのでは?という空間だ。
しばらく座っているとじわじわと体があたたまってくる。あーこれこれ。やっぱりこれなんですわ。しかもちょうどいいタイミングでプシューっとシャワーのような音が聞こえてオートロウリュが発動したかと思うと室内はさらに熱くなる。

しばらく耐えて、すかさず隣の「水的」、水風呂へ。キンキンに冷たいのだが、隣に置いてあるかき氷の山みたいなところから氷を入れればさらに冷たくなれる仕様。くぅぅー!効く!


ざばっと上がって、外へ。露天の入口にあった椅子で一休み。あぁ...やっぱりこの「整いタイム」は激アツサウナに耐えて、キンキンの水風呂に入ってこそ得られるんだよなぁ。

そしてここにも浴槽あったのね。椅子の横に小さな浴槽を発見。見逃していたもう一つの露天は「季的」と書かれた季節の薬湯とのこと。本日はなんとパインアメ。
季節モノでも薬でもないけど、なんだかいい香りがする。最近はブルーハワイとかすいかとか色々あるもんね。パインアメもありなのか。あとで入ってみよう。


テレビを見ながらもう1周サウナと水風呂を満喫したところで、そろそろ他のみんなの動向が気になってくる。
私だけ長風呂しすぎかしら?みんなどこにいるんだろ。大丈夫かな。まぁ...いっか。そうそう、今日はそういうの気にしないって決めたし。

そうは思いながらも、無事2回でキマッた感じがしたのでサウナを終えて最後にパインアメの湯に入ってみる。うーん、なかなかいいかも。
甘酸っぱい香りが心地よい。温度もちょうどよくてこのひっそりとした小ぶりな空間も好みだ。露天の中で一番好きかも。

最後に〆の高濃度炭酸泉に入っていると友人2人と合流。やっぱり最後は炭酸泉だよね〜。


存分に満喫して浴室を出る。携帯を見ると、一足先に出ていた1人から「2人用の場所だけど高いとこにあったブース一個取れた!」と5階の休憩ラウンジをゲットしたメッセージが入っていた。
3人でそこに行って順番に登って「へ〜こういう感じなのかぁ」「これは場所取りしたくなるね」なんて言いながらちょっとだけ休憩スペースを味わう。

(空いてるように見えるけどどこも場所取りグッズが置いてあるのです…)


次来るなら朝からか平日がいいかもね、なんて言いながらも、存分に楽しみ尽くした私たちは帰路へ。
スーパー銭湯系の温浴施設の中でもスパジアムジャポンはわいわい楽しむ系のところだった。これは逆に1人で乗り込まなくてよかったわ。1人だと所在ない感じになってしまったかもしれん。

ゆっくりくつろぐお風呂もいいけど、楽しいお風呂もいいね。スパジアムジャポン、満喫しました!

【スパジアムジャポン】
住所: 〒203-0001 東京都東久留米市上の原2-7-7
電話: 042-473-2828
アクセス:シャトルバス/車/電車など https://www.spajapo.com/access/
定休日:年中無休


サポート、嬉しいです。小躍りして喜びます^^ いただいたサポートで銭湯と周辺にある居酒屋さんに行って、素敵なお店を紹介する記事を書きます。♨🍺♨