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【風呂酒日和8-2】 有明(ありあけ)

※この記事は緊急事態宣言前に訪れた時のものです。

【風呂酒日和(フロサケびより)とは】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。


それにしても板橋本町は、一杯飲む場所を見つけるのがなかなか難しい。
そもそもあまり、駅近辺に居酒屋自体が少ないのだ。
銭湯からの帰り道にもあまりめぼしいお店もない。
そんな中Google Mapで見つけた、魚が美味しいという店を探し当てた。
レビューがなかなか賛否両論といった感じだったが、魚の文字に惹かれた。
賛否両論は、私の中ではきっといい感じの店であろうという勝手なデータがある。


大通り沿いの少しだけ奥まったビル、ちょっとした階段を上がって右手側。左手はダーツバーのようだ。階下にはジムが入っている。
懐かしいような赤いネオンの看板を掲げている店の暖簾をくぐる。

入口を入って少し奥の方からカウンターが並び、中年の女性店員が不思議そうにこちらを伺う。
女性が一人で来るのはこの店では珍しいのかもしれない。
一人です、というとカウンターの奥の席に案内された。

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