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習慣とは増やすことではなく減らすことなのかもしれない #早起き無敵本コラムリレー

こーじくんの書籍「昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です」が明日いよいよ発売ということで、「習慣」をテーマにしたリレーnoteを書くことになりました。
(といっても、全然リレー途切れさせて1週間まってもらった挙げ句、こーじくんにはごめんすぎるんだけど、あらゆる手段をためしましたが、早起きは苦手と割り切って久しいので説得力ゼロ)


私はどちらかというと昔から火の玉型で、コツコツなにかを続けるのが苦手な方ですが、だからこそ無意識レベルでベースになる「習慣」とかもっというと「スタンス」づくりにはカロリーをかけている方だと思います。

私は第二次世界大戦中のイギリス首相、ウインストン・チャーチルが歴史上で最も尊敬する人物なのですが、彼を題材にした映画「DARKEST HOUR」のエンドロールで、こんな言葉が紹介されています。

Success is not final, failure is not fatal: it is the courage to continue that counts.
成功も失敗も終わりではない 肝心なのは続ける勇気だ

人生は常に新しいことに挑戦すること、成功しても失敗しても何度でも立ち上がる勇気を持って歩みつづけることで真の幸福に近づける、30代になってから特にそんなイメージを持つようになりました。

そのために私が重要視しているのは人生で「勤労」にやりがいを感じ続けることです。

人生の重要指標はいろいろありますが、成功するとか、お金持ちになるとか、名声を得ることって本当は結果論で、目的にすると途中でいろいろ間違えると思っていて(疲れると一発あててリタイアして南の島で暮らしたいとか頭をよぎったりするけど)

なので持ち続けるべき資産はお金ではなく、真の意味での勤労意欲と(自主的な)勤労時間だと考えてます。

それであれば景気がわるくなろうが世界がひっくりかえろうが、なんとか生き抜けるのかもしれないと、今こんなご時世だから、改めて身に沁みて思う。

前置きが長くなりましたがそういうわけで、私が習慣を作るときのポイントは2つで

1.時間を捻出すること
2.そのためにはじめるよりも”やめること”を決めること

5時に起きるという習慣もやはり「時間を捻出する」という大目的に沿っているから多くの人の共感を呼ぶし、切望する人が多いのではないかと思います。やはりどう地団駄ふんだところで、時間だけは増やせないし、戻せないから。)

さらに、コツコツ毎日同じことやるの苦手なので、それらを続けるためにポイントにしているのは「それを続けたときの副次効果にハマる」ということです。

そのあたり「やめる」「副次効果」の切り口から、私の仕事で成果をだすための習慣(スタンス化しているものもあるけど)を5つほど紹介したいと思います。

1.ヒールをやめる

仕事で成果をだすために最初に習慣化して反響が大きかったのは「ヒールをやめること」です。

これ、3年前くらいに言い出したら雑誌やメディアでも取り上げていただいたりして、スニーカーブームも後押しして今ではそういう人増えていると思うのですが、当時は独立したばかりだったので、「いい意味で肩の力を抜きたい」という思いではじめました。

この時よかったのは「ヒールをやめる!」とSNSで宣言したこと。これによってクライアントのところにも逆にヒールで行きにくくなりました笑。

今でも靴箱の中に、履かなくなったかわいいヒールの靴たちが眠っているのですが..

副次効果としては、移動のコストが下がってパフォーマンスが体感3割増しくらいになったこと。
流行の後押しもあって、ファッションの幅が広がったこと。
話題になったことで、意外な交友が広がったこと、とかでしょうか。

2.お酒をやめる

ヒールをやめたことをケーススタディにして、出産・復帰を機に去年決意したのが「お酒をやめること」でした。

お酒はそもそも好きだったので、何回か迷ってはうまくいかず、やめるのは心理的ハードルが高かったのですが、ヒールをやめたときと同じでSNSで宣言したところ、思いがけずうまくいきました。あえてSNSで宣言したことで、会食の場でもお酒を薦められなくなるのがポイントだったと思います。


ちなみに、やめられなかった理由のひとつに「お酒で得ているもののほうが多いのでは?」という思いが捨てきれなかったというのがあるのですが、それもよく分解して考えたらそうでもなかったというのが本音です。
(くわしくは別のnoteで書いています→断酒宣言1ヶ月。#ノンアルハックして気づいた「お酒で得ている気がしていたけどそうでもなかったものたち」

副次効果としては「二日酔いから解放された(!!!!!!)」に尽きます。もうこれ月に1回でもあると20営業日のうち1日つぶれちゃって5%のパフォーマンス減ですから、その効果たるや絶大です。単純に身体にもいい気がする。
あと、「私べつにお酒のまなくても深夜までおもしろいじゃん」ということに気づけたのも大きかったです笑。

3.結婚前提の人生設計をやめる


私は離婚経験者で、うまくはいかなかったけれど結婚ってほんとにいいものだなとおもってます。家族ふえるの最高だし、パートナーシップ築くのも人生を充実させるし。

まあどの口がというのはおいておいて、離婚してしばらくしてからおととし子どもを産んだ時、シングルで産む選択をしました。

その時別に悩んでないんですが、私の中ではいつからか「出産の前提に結婚がある必要はない」という考えが定着しています。

女性も働くことがスタンダードで、30代前後になれば経済的に自立する女性も増えていて、となれば、正直世間でいわれるよりシングルでの子育てはいろいろな手段がでてきて、無理ゲーではない時代になってきています。

「再婚しないんですか?」とか、同情的な声をいただくことも少なくないんですが、
ワンオペという言葉に象徴されるように、子育てに必要なのは結婚相手ではなく、子育てを一緒にしてくれるたくさんの誰か。(これも前にnoteに書いたのでご参考までに)

経済的セーフティネットの役割が強かった「結婚」は、現代においてはその意味合いが大きく変わろうとしています。
だからこそ誰かとパートナーシップを築くことには価値があるけれど、逆に言うと経済的な自立をしていれば結婚前提でなくとも人生は充実したものになるはず。

「結婚前提」の人生設計から解放されると、ぐっと人生の選択肢が広がります。それこそ副次効果は、選択肢が多い中で自分の人生をワクワク試行錯誤できるようになったことかもしれないです。


4.子育ての罪悪感をやめる


子育ての罪悪感って、排気ガスみたいなものだなと思います。

働く母をやっていると、平日子どもの寝顔しか見れなくて、週末が「あらまたおっきくなったね!」みたいな挨拶からはじまることもしばしば。

私は母親からのフルサポートを受けている身なので、会食が続いたり、ムスメが病気になったりすると、母への申し訳なさにも襲われたり。

これはユニリーバCHRO島田さんに子育てとのバランスの質問をした時にすごく良い習慣だなと思ってそれから真似させていただいているのが

とにかく子どもに「ごめんね」を言わないこと。

オムツを変えた回数が母親の価値だとしたら、私は母親失格だけど、
私が胸をはって幸せに歩むことがムスメにとっても一番なはずだと決めたのだから、子育ての罪悪感に苛まれることはやめようと決めています。

ここは、ちょっと発展途上中ですが、
副次効果としては、子育てのスタンスを発信できるようになったこと。

私はシングルなことも、平日働いて会食にもちゃんといくことも、母親のサポート受けてるけどベビーシッターさんにもお世話になってることも隠さないし、そんな中であれこれ思ってくれる働く現代のパパママたちとなにかを分かち合えたらいいなと思います。


3と4は習慣っていうか生き方みたいな話になってしまいましたが、一般的な価値観から距離をとって自分オリジナルの習慣を築くことって、成果にも自信にもつながると思います。

人生でいつか、早起きが習慣になったらいいなと心から願いつつ
すべてのがんばる人たちに、こーじくんの気持ちいいほどの前向きさが伝わりますように!

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