見出し画像

今さら聞けない YouTubeチャンネルの呼吸”共通の型”と”独自の型”

鬼滅風を気取りたくてタイトルですべった感あってごめんなさい。アタラシイヒ代表のやまざきです。

女性向けの事業プロデュースや、YouTube・reels等の動画制作・マーケティング事業を行っています。【お仕事の依頼はこちらやSNSから】

最近、

「YouTubeやってみたいんだけど」

「何を用意したらいいかも、誰に相談したらいいかもさっぱりわからん助けて」

というご相談を受けることが増えてきました。

私の会社アタラシイヒでは女性向けの事業プロデュースや、動画制作と動画を使ったコンテンツマーケティングの支援等を行っていますが、この記事では、YouTubeの相談を受ける際の導入概念としてお話している内容を思い切ってオープンにしてみたいと思います。

(11/27追記 ※ちなみに弊社では年内に限り数社限定でYoutubeチャンネルの開設と動画2本制作をエントリー価格で受け付けています。自己紹介の記事やtwitterなどからお問い合わせください)

YouTubeのお作法をナメるとそこで終了

画像1

YouTubeとひとことでいっても、「テレビ」と「動画」が違うように、「YouTubeという独自性の高いメディア」だということをまず念頭におくことが必要です。ユーザーの視聴習慣も、視聴態度も独自に進化しているため、当然ユーザーが求めているもの、心地よく感じるかたちが他のメディアと全く違います。

正直、企業やオトナの多くがここの入りからまず間違えていることが多くFacebookとInstagramとTwitterのお作法が違うのと全く一緒で、YouTubeは独自のエンターテイメント性をもった情報デリバリープラットフォームであり、単に横型動画の簡易テレビではないということの認識があっていないことが多いと思ってます。

(テレビやNetflixなどのリッチコンテンツに慣れているオトナがYouTubeをみて「つまらない」という感想を持つことが多いのは、このお作法にユーザー視点ではまり込むことができていなく、なぜ若い世代が「テレビがつまらない」と思いながら何時間もダラダラとYouTubeを見ているのかを主観的に理解できていないからだと思います。)

YouTubeをやるとき、テキストメディアとなにが違うの?

画像5

YouTubeをオウンドメディアの位置づけでやりたい場合、比較されるのが今までのオウンドメディアの主流だった、テキストメディアとの比較です。

正直、検索が予測されるキーワードに大してタイトルがあって、見出しがあって、情報を同じ粒度で分割した段落があって..というgoogleに認識されやすいフォーマットでいわゆる「SEO記事」を用意するというコンテンツマーケティングを実施したことがある人は多いと思います。

YouTubeを企画しようとする場合、導入としてテキストのコンテンツマーケティングと同じ考え方からはいるのは一つの正解です。

そして、テキストコンテンツと同じように、YouTubeにも一定のフォーマットがあるので、そのフォーマットを準備することも同じように可能です。

実際、テキストの場合はテーマとキーワード選定を行い、フォーマットを用意して(言葉悪いですが)「量産体制」を作れば大小あれどトラフィックベースが確立され、オウンドメディアとしてそこから個性の色付けを行って成長ベースにのせられたという時代もあったと思います(もちろん全く違うアプローチで成功されたメディアも多くあると思います)。

この「テーマ決め」→「フォーマット開発」→「量産体制」という型をYouTubeのオウンドメディア化にあたって実行したいという声をよくいただきます。

ただし、ここまでの私の私見として、ここで命運をわける、見落としてはいけないのは、「量産」というフェーズに入る前に「面白さの確立」というステップを踏まないと5000%コケるということです。

ここを見誤ると、テキストのオウンドメディアで過去に一定の成功体験があった方は挫折する可能性が高いです。

実際、上記のやり方は初期立ち上げカロリーをかければ、量産体制に入ってからのマネジメントはコンテンツマネジメントと進行管理のスキルがあるディレクターを中心に編成して継続運用をすることが可能です。ただ、後述するように、YouTubeの場合は月数百本数千本とコンテンツを制作する必要はないため、制作体制の考え方から違うという点を抑えなくてはいけません。

逆にいえば、「量産したい」という願望を一歩踏みとどまって、この「チャンネル独自の面白さ」を確立できれば、オウンドメディアとしてYouTubeチャンネルを戦力化することは今からでも十分に可能です。

YouTubeをやるための8つの型

ここからは、YouTubeを成功させるために抑えておきたい8つの「型」を紹介していきたいと思います。やり方としては上述したように、基本的に誰でも抑えておきたい「共通の型」と、おもしろさの確立のために必要な「独自の型」があります。

もちろんこれがすべてではありませんが、どこから始めたらいいかわからないという際の参考にしていただけると幸いです。

画像2

①「共通の型」チャンネルコンセプト・テーマの企画(視聴者への価値提供の定義)

ここでは作り手側が届けたいターゲットの設定、ターゲットとなる視聴者に提供できるベネフィットの洗い出しから、配信する動画に共通させるコンセプトを企画し、チャンネル名等を決めていきます。

ここは運営者や企業がもともと持っているビジョンやバリューと一致することも多く、言語化さえ頑張れば意外とすんなりいくことが多いです。

②「共通の型」”ある程度”コンスタントに生み出せる企画の型

コンセプトが決まったら、そこからいくつかの動画を作ると想定して企画案を作っていきます。

考え方としては上述したようにキーワードを洗い出して作っていく方法もあれば、他のYouTubeでヒットしている企画をヒントに作ってみたり、過去に別のメディアやSNSで反響があった企画をヒントにする方法もあります。まずはあまり考えすぎずに企画案の数を出してみて、そこからカテゴライズできる共通項を見つけて企画の型にしていくのがオススメです。

もちろん新規性やオリジナル性も重要になってくるのですが、まずは行き詰まってもある程度コンスタントに制作できる型を用意しておくと、初期でつまずくリスクを回避することができます。どのメディアでも同じように、まずは発信している中からフィジビリをとっていく姿勢を作ることが大切です。(ある程度、というのが肝で、この型で思考停止しないのが大事)

③「共通の型」制作チームの編成

YouTubeを立ち上げ・運営しようと思うときに見落とされがちなポイントとして大きいと思うのが、YouTubeは制作チーム(スモールでいい)を作った方が圧倒的に勝率が高いということです。

なぜかというと、企画→撮影→編集という制作の基本工程の中で「編集」の難易度が高く、クオリティに影響する比重が大きいので、逆にいうとここが競争力になります。

制作過程ではどちらかというと下流に位置する編集と一体感をもつチームを編成しておくほうが、数字をみながら調整することも、独自性のアイディアがでてきた時に反映することもクイックに行えるため、クオリティのブラッシュアップも結果的にうまくいくことになります。

テキストメディアでは上流に強いディレクターを起き、下流となるライターを多く仕切るピラミッド型で量産するという「量産体制」をイメージして編成する場合が多いですが、YouTubeの場合は企画から編集ができるだけ一体となって制作できるスモールチームを理想形とし

「編集を色んな意味で大切にする」

というのが重要な視点です。

④「共通の型」クリエイティブフォーマットの準備

YouTubeでは1つの動画を作る際にも、まずグラフィックやフォント、サウンドエフェクトなどを最低下記の要素のフォーマット化しておく必要があります。(これはテキストコンテンツでいう、タイトルがあって、見出しがあって、段落..などの基本フォーマットに似ています)

例を挙げると

・OP(タイトルコール)
・オープニング(導入)
・シーン名
・解説セクション
・書き起こしテロップ(発言者によって色等の視覚差をつける)
・テロップの強調表現
・補完テロップ(書き起こしではない本人か編集者視点の補完もしくは”ツッコミ”)
・サムネイル

などです。

面白いのは、日本の場合テレビのバラエティ番組と同じで、ビジュアル・聴覚情報だけではなくテロップでの情報補完が好まれる傾向にあるため、テロップの書き起こしのコストが高いのも特徴なのですが、更に特徴的なのは「補完テロップ」の位置づけだと思います。

日本人は一次的に得た情報に対して「自分の意見」をストレートに持つことが苦手です。これはあくまで特性なので、もちろんそのこと自体に対する良し悪しはあるのですが、

ヤフコメやTwitter等にも象徴されるように、一次情報に対して「他の人がどういう意見をもっているか」を確認した上で二次的に自分の感想を持つ傾向にあります。

YouTubeでもこれは同様で、強調したいけれど一見しただけでは伝わりづらい情報に「配信者、もしくは編集者の視点」での”ツッコミ”的な他の人の意見をいれてあげることによって、視聴者への情報の浸透圧をあげる効果があります。

実際、そういう編集がなされている動画の方が見やすいと思う人は多いはずで、それは日本人的な感覚からくるものだと思います。

-------------------------------------

ここまでは、型がわかればある程度誰にでもできる準備です。

ここからありがちなのがベースができたので「量産」に走りたくなるという衝動を抱くということなのですが、それをぐっと抑えて、「独自性」「おもしろさ」の確立に向き合わなくてはいけません。

画像3

⑤独自の型「出演者」

YouTubeは、やはり「人」が圧倒的に強いメディアです。現在ではまだ、YouTuberのためにあるメディアだといっても過言ではありません。それくらい、ありのままの人としての魅力をさらけだしたパフォーマンスが、ひとつのエンターテイメントのジャンルとして確立しているのです。

オウンドメディアとしてYouTubeをやろうとするとき、絶対にここを甘くみてはいけません。ある意味キャスティングでコケると、どんなにいい企画でもコケると考えて間違いないです。


ただしこの場合、「じゃあYouTuber的なスターが身近にいなくてキャスティングできなかったら終了」という話ではなく、YouTube映えする要素を部分的にでももったキャストを複数人でフォーメーション化して出演させることで、むしろ1人にたよらない、様々な企画を実現することが可能になります。

私が考えるキャストに向いている要素は、


「テーマがあればほっといても1人で喋り続けられる人(フリートーク力)」

「MC的に誰かをしゃべらせることに長けている人」

「気が利いたリアクションが得意で、会話のオチをつくることができる人」


などです。ぶっちゃけビジュアルは(企画で必須なとき以外)上記の要素よりプライオリティを下げてよいと考えています。

重要なのは、極論カメラをとめなくても企画から大きく脱線しないでテンポよくトークや動きが続くフォーメーションを作れるか、ということです。

カメラマンやディレクターが細かく仕切ってカットをいれないと続かないという動画は、ドラマじゃないので、YouTubeとして面白くなる確率が低くなります。この、キャストが連携技で生み出すフリーパフォーマンスこそが、チャンネルの独自の魅力になってきます。

⑥独自の型「誠実さ」

動画というコンテンツフォーマットの良さは「加工に限界がある」ということです。テキストのように推敲をかさねて味をだしたり、instgramのようにむしろ加工することによってファンタジーな世界観を演出することよりも、
動いたり話したりしている中の表情の機微に加工ができないことで、視聴者に作り手側のありかたがありありと伝わることが魅力だといえます。


逆に「”中身以上に”こう見せたい」という作り手側の思惑はむしろ透けて伝わってしまいます。

YouTubeが若い世代にウケているのはまさにこのポイントで、デジタルネイティブ世代は上の世代よりも「偽の情報」に対する敏感度が数倍高いといわれ、逆に自分の目で確かめられるもの、嘘ではないと判断したものに対してはむしろロイヤリティを持ちやすい傾向にあります。YouTubeの動画はリアリティが高く、作り込まれすぎていないからこそ、親近感を抱きやすいのです。

YouTubeを使って情報を届けようというときにはまず、加工であとからどうにかしようという前提をとっぱらわないといけません。むしろ少しみっともなかったり、(笑)があるようなありのままの姿を誠実に届けようという気概が必要です。

instagramのインフルエンサーや一企業が、情報を加工なく発信しようとすることのハードルは意外と高いです。だからこそ、誠実にありのままを伝える勇気をもったということ自体が、独自の競争力として生きてくることになるのです。

⑦独自の型「意外性の演出」

これはわかりやすくいうと「どうやって作っているのかよくわからない」と視聴者に思わせるということです。

例えば、堀江さんのYouTubeのように最新ニュースを最速で解説する動画の場合、情報が入ってきてから撮影するまでの段取り(場所の確保やスタッフさんの動き)に加え、毎日毎日違う話題をあそこまでの知識量で語れる、というのは誰にでもできることではないので「どうやって作っているのか(堀江さんの頭の中も含めて)よくわからない」という意外性が視聴する上で「おもしろい」と思われる要素になります。

こういった、作りて側がもっているアセットを生かして、見る人の期待値や想像力のななめ上をねらって、他者では真似できない「意外性」のポイントを用意することで、視聴者をひきつけることができます。

⑧独自の型「・・・?」

当然ながら、説明がつかない新規性を追求しつづけることは運営する上で必須です。突拍子もないことではなく、合理的なオリジナル性を追求してチャンネルの個性を磨くことは、間違いなく競争力になり、ブルーオーシャンにもなるので制作自体もどんどん楽しくなっていきます。

YouTubeはストック型なので、この波に乗れば成長軌道が確保されるというのもコンテンツマーケティングとしてすごく楽しい点だと思います。

チームで制作するのが重要といったのもここに起因していて、常に新しい独自性のスパイスを考え続けて、制作チームレベルでクイックに取り入れられる体制をもっておくことで、競争力が増していきます。どこまでいっても、YouTubeは「ヒト」だなあと思うのはそのためです。

画像4

ということで、YouTuberでもないのにYouTubeをやるにあたってのベーシックな考え方をまとめてみました。

漠然とやりたいけどどこから手をつけたらいいかさっぱりわからない、という方向けに書いたので、型をひとつずつチェックしながら抑えていくと、大きく逸脱せずにYouTubeの世界にはいっていけるのではないかと思います。

これだけ「第2次」「第3次」とひとつのプラットフォームでブームが何度もくるというは、インターネットの歴史の中でもYouTubeだけだと思います。それだけ、みんなわかっているようでわかっていない、世界的にこれからも進化を遂げていくメディアなんじゃないでしょうか。

YouTubeの呼吸(まだ言う)、なにかお役にたったら幸いです。

----------------

最後に、弊社アタラシイヒでは、年内のお申し込み限定で、YouTubeチャンネルの開設・動画制作をキャンペーン価格で受け付けています。

こちらHPなどからお問い合わせください

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
いつもありがとうございます
171
女性のためのプログラミングブートキャンプ「Ms Engineer」代表 女性にエンジニアという新キャリアを。 新時代の女性のキャリアチェンジを応援し、IT業界のジェンダーギャップ解決をがんばる人になりました。 元サイバーエージェント/2016年起業/アメーバピグ立ち上げなどなど