100イヤーズ・オブ・マジック

どうも、Dsonです。第二回目の投稿です。一体いつまで続くか見ものですね。
前回は僕が一番大好きなアトラクション、ジャングルクルーズについて語りました。
前回の記事「ジャングルクルーズ」

今回はジャングルクルーズと同じく僕のディズニーリゾート好きの入口になったであろうパレード 、「ディズニー・オン・パレード/100イヤーズ・オブ・マジック」について語ります。(長いので100yと略しましょうか)

恐らくディズニーシーがオープンしたての時期でしょうか、家族でディズニーリゾートに遊びに行った時の様子がVHSに残されていて、このパレードの様子も記録されていていました。
家族でディズニーリゾートに行った思い出は何度もありますが、その様子を映像に記録していたのは後にも先にもこの時だけだったので、この映像はなんども観ました。
それが原因かはわかりませんが100yは印象に残っています。どこかクラシカルな雰囲気を残しつつも、「トイ・ストーリー」、「バグズ・ライフ」といったピクサー作品や、「ヘラクレス」、「ムーラン」などの当時公開されて間もないような作品のキャラクターが登場していたため、新鮮な印象も与えるパレードだと思います。


100yは2001年のウォルト・ディズニー生誕100周年を記念して始まったパレードです。ディズニーが制作してきたアニメーション作品の歴史をアメリカのエンターテイメントの歴史と共に振り返っていく、という内容になっております。例えば、パレード後半の「ヴィランズ・ディスコ」というパートではアメリカの歌手、ドナ・サマーの楽曲である「ホット・スタッフ」がアレンジされています。

ディズニー・スタジオ公式チャンネルより


流石にVHSから映像を持ってくることは出来なかったので公式の紹介映像をどうぞ。

では、パレードを構成するフロートについて語りましょう。フロート名と登場キャラはWikipediaより…

オープニング
ロゴフロート
バンドコンサート・ミッキー
ミッキーマウス(バルーン)
ザ・グッドオールドデイズ
アニメーションブック
チップ、デール、ミッキーマウス(イラスト)
プレーンクレイジー
シリーシンフォニー
『3匹のこぶた』ファイファー・ピッグ、フィドラー・ピッグ、プラクティカル・ピッグ、ビッグ・バッド・ウルフ
ファームヤード・カートゥーン
ドナルドダック、グーフィー、クララベル・カウ、ホーレス・ホースカラー、クララ・クラック
ザ・ゴールデンエイジ
フェアリーテイル・プリンセス
『白雪姫』白雪姫、王子
『眠れる森の美女』オーロラ姫、フィリップ王子
『シンデレラ』シンデレラ、プリンス・チャーミング
スプーンフル・オブ・シュガー
『メリーポピンズ』メリー・ポピンズ、バート、ペンギン
ザ・ハッピーデイズ
ミニーのドライブイン
ミニーマウス、プルート、ロジャーラビット
『くまのプーさん』くまのプーさん、ティガー
アリスのワンダーランド
 『ふしぎの国のアリス』アリス、ハートの女王、フラミンゴ、チェシャ猫(装飾)、蝶になったイモムシ(装飾)
ヴィランズ・ディスコ
『白雪姫』魔女
『ピノキオ』ファウルフェロー、ギデオン
『眠れる森の美女』マレフィセント
『101匹わんちゃん』クルエラ・ド・ヴィル
ダンシン・バグズ
『バグズライフ』フリック、アッタ姫、ハイムリック、ジプシー、マニー、タック、ロール
フィナーレ
レインボー・オブ・スター
『美女と野獣』ベル、野獣
『ポカホンタス』ポカホンタス、ミーコ
『ノートルダムの鐘』エスメラルダ、クロパン
『ヘラクレス (1997年の映画)』ヘラクレス、メガラ
『ムーラン』ムーラン、リー・シャン
『ターザン』ターザン、ジェーン
キャッスル・オブ・ドリーム
ミッキーマウス
『トイ・ストーリー2』ウッディ、バズ・ライトイヤー、ジェシー

Wikipedia「ディズニー・オン・パレード/100イヤーズ・オブ・マジック」より

まずは、真っ赤な衣装のダンサーさん達がパレード を引き連れてきて、その後ろにはパレードのロゴフロートがやってきます。ロゴフロートのてっぺんにはミッキーの短編アニメーションでお馴染みのミッキーフェイスが!

ロゴフロートに続いてやってくるのはバンドのみなさんと「ミッキーの大演奏会」の衣装を纏ったミッキー…のバルーンです。指揮棒を振りながらバンドの後を行進してくるこの大きなバルーンはこのパレードの象徴と言ってもいいでしょう。バルーンミッキーは時々お喋りします。

次に登場するチップとデールが乗るフロートでは、パラパラ漫画のミッキーがダンスを踊っています。「全ては1匹のネズミから始まった」というウォルトの言葉が思い出されます。また、このパラパラ漫画、たまに止まってしまうとチップとデールが急いで動かしてくれるのが可愛いですよね。

次のフロートではミッキーの主演作として初めて制作された「プレーン・クレイジー」が撮影中です。フロートの周りは作品のフィルムが巻かれていて、ダンサーさんの衣装もフィルムをモチーフにしています。

東京ディズニーリゾート・ブログ「エンターテイメントの魔法にかけられて~パレードの歴史編-後半-~」より

やがてモノクロだった作品達には色がつき、カラー映画作品の時代になります。
短編アニメーションシリーズ、「シリー・シンフォニー」をモチーフにしたフロートです。フロート後方ではファイファー・ピッグ、フィドラー・ピッグ、プラクティカル・ピッグ、ビッグ・バッド・ウルフが「狼なんかこわくない」のレコーディングをしています。花や昆虫のキャラはシリーシンフォニー作品「花と木」からの登場でしょうか?

次のフロートでは農場を舞台に、ドナルド、グーフィー、そして初期のディズニー短編ではおなじみのクララベル・カウ、ホーレス・ホースカラー、クララ・クラックの登場です。フロート後方ではクララが熱唱しています笑。農場の動物の姿をしたダンサーさんが可愛いです。

ここでディズニーにはなくてはならない存在、ディズニープリンセスが登場します。
初期のディズニープリンセスである白雪姫、オーロラ姫、シンデレラとそれぞれのプリンスがフロート上でダンスを披露します。このパレードでは珍しく落ち着いた優雅な雰囲気のパートです。白雪姫から始まったプリンセスの歴史が現在まで続いていると考えると感慨深いですね。

次は、先程とは対照的に色鮮やかで賑やかなメリー・ポピンズのフロートです。フロート名であり、映画の中で歌われる楽曲の名でもある「スプーンフル・オブ・シュガー」。その名の通り、フロートはお砂糖を使ったたくさんのキャンディで飾られています。ダンサーさんの衣装もキャンディや角砂糖をイメージしています。フロート中央にはメリーゴーランドに乗るメリー・ポピンズとバート、ウェイターのペンギンが。

アメリカエンターテイメントとディズニーの歴史はさらに進みます。
次はドライブインのファストフード店を模したフロートです。こちらのパートで使われた「Rock Around the Mouse」は後に東京ディズニーランドの「ディズニー・ロック・アラウンド・ザ・マウス」というショーでも使われます。ティガーとウェイターのダンサーさんが披露するローラースケートのパフォーマンスは必見です。ポップな衣装のミニーちゃんがとっても可愛い!

お次はアリスのフロートです。小さくなったアリスの後ろには、チシャ猫と現在はちょうちょになった元イモムシが。このフロートではFoxes Ladyなど1960年代の楽曲がいくつか使われています。心なしかワンダーランドに咲く花達もヤングな若者?のような雰囲気に。

東京ディズニーリゾート・ブログ「エンターテイメントの魔法にかけられて~パレードの歴史編-後半-~」より

次はヴィランズ達のフロートです。荒れた岩山のようなフロートですが、その中央にはトゲトゲしたミラーボールが下げられ、ヴィランズ達が思い思いの楽器を演奏して楽しんでいます。Wikipediaでは白雪姫の魔女、ファウルフェロー、ギデオン、マレフィセント、クルエラとなっていますが、登場キャラには変動があるようでハデスやライオンキングのハイエナ(表情を見るにエド?)が登場していたようです。このフロートは公演期間の途中で出演がカットされたようで我が家のVHSにもこのフロートの姿はありませんでした。ゲスト受けがよろしくなかったのでしょうか、かっこいいパートなのに残念です…

さて、次はバグズ・ライフのキャラクター達がやってきます。公演当時、ピクサー作品はトイ・ストーリーシリーズとこの作品のみだったこともあるのか力の入ったパートです。先頭をやってくるアリのダンサーさん達のキレのある動きが目を惹きます。続いてフリック、アッタ姫、サーカス団の仲間たち登場します。ハイムリックの乗るオーディオには大きな隠れミッキー!大きな体を揺らして歩くナナフシのスリムもインパクトが大きいです。

パレードはいよいよフィナーレを迎えます。虹のかかった雲のフロートに乗って1990年代に公開された映画作品のキャラクター達がやってきます。美女と野獣、ポカホンタス、ノートルダムの鐘、ヘラクレス、ムーラン 、ターザンなどの作品の中から4組×2人ほどのキャラクターが登場するようです。いずれもファンの方々に根強い人気を持っています。そしてその後ろにはミッキーとトイ・ストーリーの仲間達が!トイ・ストーリー2が公開間もなかったためか、豪華な扱いですね。ミッキーは虹色の豪華なコスチュームを身につけています。クライマックスでは「Disney's magic lasts forever」の歌詞と共にティンカーベルがゲスト達に魔法をかけます。

以上です!
こうしていざパレード全体を振り返ってみると非常に豪華な内容ですね。プーさん、プリンセスなどの定番とも言える人気キャラから当時公開されたばかりの作品のキャラ、ホーレス、クララベル、ロジャーなど、知る人ぞ知る?キャラ達も登場する隙のない構成です。
このようなひと昔前のエンターテインメントも映像で振り返ることができるのですから良い時代になったものです。
もしこのパレードをYouTubeなどで観る機会があったら、この記事を読みながら楽しんでもらえたら嬉しいなあと思います!

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