小説の書き方と予備知識の一例

小説を作ろう!

1何を伝えたいかを明確にする
2物語を構成をする
3必要な人物を用意する
4簡単なまとめを作る
5ストーリーを掘り下げて、短いストーリーを組み込むことで納得感や行動動機を明確にする
6文字数を増やすために具体的な出来事を高解像度で語れるようになる
7行動動機に矛盾が無く、合理的に見せる設定が成立しているかを確認する
8文章としての説明が読者目線で理解できるように記述されているかを確認する

4までできたら執筆者の仲間入りです!
具体的に何をすれば良いかをリスト化しているので、よければ参考にして下さい。5以降は努力と才能の世界です。伝われば嬉しいことではなく、伝えるための努力をどれだけものにできるのか学ばなければいけません。

・ジャンルはどうしようか。
・どんな場面が欲しいか。
・何を伝えたいのかテーマを絞る。
・動機が明確な起承転結を端的に作る。
・そのために必要な舞台を作る。
・好きな場面に意味を持たせる文脈を構成する
・構成したストーリーに肉付け(会話や情景を付け加える。)

※細かい設定(例;キャラ設定・場面の背景等々)はストーリー構成までに形作る。
※作者が追加で説明しないと読者が納得しない場合は本文のミス

ファンタジー系で感動する感じにしたいなと思ったので、どんな感じにしたら感動するかなという設定をリストアップします。そしてリストアップした物から幾つかを抜粋して、部分的に取り入れたりして、結末まで構想を練ります。そこから一度ストーリーを見直して、結末まで動機が繋がっているかを整理します。動機が明瞭であれば伏線等を張ってサクセスストーリーを作っていきます。(構成)

ストーリーとして出来上がったのは、以下の通りです。

・ファンタジー系
 勇者が魔王を討伐する典型的なパターン。向かう途中で色々なシーンが欲しい。(HOW)

感動なら、仲間とか友達が必要だな。一手間かけて捻った設定にしたい!ということで魔王を親友にしよう。

どうせなら親友を女の子にして、勇者の初恋相手にしたら、再開の時に驚くだろう。魔王が初恋相手は悲劇として同情と共感を買えるし、恋愛要素としてドラマが成り立つぞ!

男の子が魔王討伐に向かう→理由が必要だな。よし!剣を渡されて討伐に行く事にしよう!

……でもそれだけで行く気になるなんて変な気がするな。だったら大切な物が奪われて…みたいな感じにしよう。そこで街を出そう。襲撃してきた魔物を討伐して、街を出る。でも勇者の戦闘能力が高めだと無双系になる。今回は低めに設定しておこう。

街に多大な被害が出たのに、討伐した勇者の戦闘力が低いのはおかしいよな。なら、魔物だから、魔王のテレパシーで勇者に攻撃出来なかった、という伏線を作ろう。

兵士がバッタバッタと殺されていくなかで、いきなり勇者が登場して魔物が無抵抗になったら怪しいよな。

そうだ!ここに含みを込めて、勇者の異質感を演出しよう。

 街の人は少年を怪しみ、街から追いだす。街を出すことでは様々な人間関係を構築する行動動機が出来上がる。人はある程度なら増やせるぞ!ここで小話的な物を幾つか入れよう。

学校にあった有名な絵画の印刷。ピレネーの城に影響されて、こんな感じの城(宮殿)を舞台に小説を書きたい!)に魔王がいる。ラピュタみたいな場所だから、空を飛んで行く。勇者、魔王ときたら、空を飛べるキャラで魔女を連想したから、それも追加!

いっそ全部夢落ちで、親友との記憶を失った描写で終わらせたい。読者が答えを作れる余韻を作りたい。だから親友が病死して夢で化けて出た設定を加えよう。魔女と契約して記憶を代償に主人公と出会う典型的な悲劇シナリオにして、ヒロインに一途の愛を叫ばせる展開にしよう。夢オチで主人公は何も覚えてない。親友の愛が主人公に届く事なく余命と共に去る。結構無難なプロットになってきました。妄想が捗りますね。

こういう風に連想ゲームを重ねて言語化するのが小説です。あとは連想するための知識が必要なので勉強しましょう。一緒にサブカルを盛り上げようね。

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