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UbieのQAエンジニアとして働くということ


UbieでQAエンジニアをやっているMayです。UbieではこれまでもゆるくQAエンジニアの募集をしていましたが、積極採用に切り替えます。そこで改めて、UbieのQAエンジニアとして働くことについて、Ubieの紹介ともにお伝えします。

UbieのQAエンジニアは「リリース前にプロダクトをテストする最後の砦」ではなく、Ubieが掲げるミッションを達成するためのプロダクト開発チームの一員です。プロダクトの開発プロセス全般において専門的な知識を活かし、事業の成功を生み出す幅広い活動に取り組んでいます。
Ubieの事業は順調な成長を続けておりますが、解決すべき課題はますます複雑化しています。私たちは、さまざまな医療体験を繋ぐプラットフォームとして、目指す世界への道のりはまだ遠い状況です。そんな中で事業の成長を最優先に考え、どのような取り組みが大きな効果を生み出せるかを見極め、他職種と連携しながら専門性を活かして業務に取り組むことが求められます。

Ubieのミッションと目指す世界

株式会社Ubieは、「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げているヘルステック分野のスタートアップです。

日本は世界でも有数な「健康先進国」ではありますが、人生の約1/6を病によって奪われているという調査結果があります。日本に限らず、世界中の人々に平等に与えられた「時間」という貴重な資産を、病で理不尽に奪われることを防ぐ。これがUbieが解決したい課題です。

医療の本来の可能性を十分に発揮させることに解決策があると着目し構築したのが、症状検索エンジン「ユビ―」と「ユビ―メディカルナビ」という2つのプロダクトと、「Pharma Inovation Suite」というソリューションサービスです。症状を発症した生活者が早期に適切な医療にアクセスし、適切な薬剤投与により、治療を継続・完了できる。当たり前のようでできていない流れを作り出そうとしています。

生活者と医療のマッチング不全が解消した未来

課題をコツコツ解いていけばいつかその未来に到達できるかもしれませんが、こうしている間にも人々の健康寿命は失われていきます。歴史的な技術革新を生み出し社会に実装するために、Ubieでは複数事業を、同時並行でスピーディーに推進しています。

また、現在Ubieが掲げているミッションは、目指している世界への第一歩に過ぎません。テクノロジーによって、病気は治すものから、予防できるものに変わります。誰もが健康を意識しなくても健康でいられる、健康が空気のように自然になった世界をUbieは目指しています。

UbieのVisionとMission

組織

組織は、ビジョン・ミッションを最速で成し遂げることを目的とし、ユニットごとに専門的な役割を担う体制を取っています。

組織体制

QAエンジニアをはじめとしたエンジニアは主にプロダクトプラットフォーム本部に所属しています。プロダクトプラットフォーム本部は、テクノロジーを活用しこれまでにない医療体験を創造するための事業やプロダクトを開発する組織です。

開発チーム

開発体制は四半期ごとの目標(OKR)によって最適化され、不確実性の高い課題を素早く解いていくためにスクラムなどのアジャイル開発の手法を用いています。QAエンジニアは品質の重要度が高い開発チームの一員としてスクラムに入って活動します。開発チームは、Bizやデザイナー、プロダクトエンジニアなど、さまざまな職種の人で構成されています。QAエンジニアのチームでの活動はテストに限りません。プランニングやリファインといったスクラムイベントにも当然参加し、レビューやデータ収集、要件定義や設計を一緒に進めることもあります。チームはOKR達成のためにプロダクトの価値の一部にフォーカスしがちですが、プロダクト全体の価値の最大化も重要です。衝突を起こさないよう他チームの情報を収集し、双方が価値を提供できるようにするための交通整理は、QAエンジニアの活躍が期待される領域でもあります。
プロダクト開発の基盤を支える活動として、部署全体のテスト戦略や品質戦略を考える活動も一部並行して進めています。

同職種連携

普段は各開発チームに所属して活動しているQAエンジニアですが、車輪の再発明防止や悩みごと解消のために、同職種での情報交換や技術力向上を目指した機会を作っています。エンジニアという広い括りでも、隔週で開催されるTechMTGで社内外の技術や課題を共有することで、知識や知見の均一化、課題の解決を図っています。QAエンジニアがテストや品質に関する発信をすることもあります。
知見の共有については先日イベントで発表してきたので、参考までにリンクを張ります。

カルチャー

Ubieでは、ミッションを最短で達成するための方法として、カルチャーガイドを用意しており、カルチャーに則って行動することが義務化されています。社員みんなが同じ価値観や行動指針を持っているので、素早く判断ができ、機敏に動くことができます。これはもちろん、職種は問いません。

カルチャーを構成する大きな要素は、以下の図のように、いくつかの用語で定義されています。

カルチャーを構成する要素

Ubieの社員に求められるスタンス

カルチャーには個人の行動指針や求めるスタンスが明示されています。Ubieの採用では、Ubieが重視するスタンスと応募いただいた方のスタンスがマッチするかを重視しています。高い能力を持ち合わせた人であっても、考え方がまったく合わないと、Ubieという組織の中で能力を発揮するまでに非常に時間がかかってしまうからです。

Ubieの社員に求めるスタンスはUbieness(ユビネス)と呼ばれ、必須で持ち合わせるべきスタンスは以下の4つです。

  • 目的と成果の追求

  • 劇的進化への挑戦

  • 最高のチームプレイヤー

  • 高い視座

「得たいものがなにかを明らかにし」「必要ならば変化を厭わず」「個人プレイではなくチームプレイで」「自分の仕事と事業とを結び続ける」、こんな人が求められています。

一方で、Ubieでは事業や組織成長の必須要素としてDEI(Diversity, Equity, and Inclusion)を大切にしています。Ubienessというコアとなるスタンスを守ることで事業スピードを維持し、多様性を高めることで盲点を減らしています。

エンジニアリングのカルチャー

Ubieのカルチャーのもと開発される事業やプロダクトは、高速に検査・適応のサイクルを回しています。多くのチームが1週間でスプリントを回し、3ヶ月約12スプリントを通じて四半期の目標(OKR)の達成を目指しています。
私たちは見たことがない未来を創ろうとしているので、不確実なことがたくさんあります。不確実性を減らすために、データ分析やA/Bテストで効果を検証しながら、「作っては壊す」プロセスを繰り返しています。リリースの頻度はtoCかtoBか、基盤システムかによっても変わりますが、例えばtoC向けプロダクトでは、1日に約30回のデプロイが行われます。そのたびにリグレッションテストを自動実行し、品質を保っています。
ひとつのプロダクトは複数のサービスで構成されており、影響範囲が見えなくなりがちです。プロダクトの大きな変更点についてはDesignDocを書いて、技術レビューを通すことで統制を取っています。
プロダクトが進化する中で、保守性が低下し、変更が難しくなることがあります。そのため、固くなった機能については全体最適を追求し、アーキテクチャの置き換えや共通基盤へリモデリングを行っています。
事業やプロダクトが拡大・成長する中で、開発スピードを維持・向上させることは、エンジニアリングの要です。課題を見出し、回避するための最適なタイミングはいつなのかを見極め、進めています。

QAエンジニアが紐解くべき課題

このような組織・文化の中で、UbieのQAエンジニアが解決すべき課題には、プロダクトを横断した品質や整合性の維持や、5年後の未来を見据えた戦略づくりがあります。
前述の通り、Ubieではひとつのプロダクトに対して複数のチームがそれぞれのOKRを追いながら開発を進めています。このアプローチは迅速な開発を実現する一方で、チーム間でのコンフリクトが発生しやすいという課題も抱えています。仕組み化は進めているものの、実際には個人のスキルに依存した対応で乗り越えているのが現状です。このため、一貫したプロダクトの品質や整合性が損なわれる可能性があります。開発スピードと品質を落とさないよう交通整理をしながら旗を振ったり、ガードレールを敷いていく必要があります。
また、Ubieは事業的にまだ、5年後よりも1年後が大事なフェーズです。そのため、眼の前の開発が最優先となりがちで、5年後を見据えた品質戦略を考える時間が十分に確保できていません。この長期的な視点を欠いた開発は、将来的な持続可能性を損なうリスクを孕んでいます。さらに、組織の品質戦略を検討するための経験値も不足しているため、効果的な戦略を策定することが難しいという課題もあります。まずは個々のチームで品質に向き合い、チームの考えや知見をチーム外に展開していくところから取り組んでいこうと考えています。

一緒に働きませんか?

Ubieが目指す世界を実現するには、まだまだ仲間が足りません。ぜひ、QAエンジニアの求人情報をご確認ください。

このnoteでは語りきれないことがたくさんあります。働き方や人間関係、マネジメントや評価の話など、お話できますので、気軽にお声がけいただけると嬉しいです。

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