LGBTの人が本当に見るべき映画＜前編５作品＞番外編も・・・。

先日、この記事の中で紹介したLGBTの方と話をしていると、、、。

「あいみやんさんに紹介してもらった映画はすごくよかったんだけど、、、実は、、、」とLGBTの方の映画へのお悩みを聞くことになったんです。

LGBT向け映画のまとめサイトやランキングに載ってある作品は、
あまり面白くなかったり、性描写が多すぎるものがあったり、偏っていると言うもので、早速その手のサイトに載っている映画を検索してみると、「確かにこれだとまずいな(￣∇￣)」と思ってしまうものばかりでした。

もちろん、これぞッ！！というものも載っていましたが、その映画に無事たどり着くまでに、心が折れてしまうかもしれないので、今回初の試みとして、LGBTの方にはまずはこれを抑えておけば間違いないというものをご紹介します。

そもそも、なぜ私がそのようなものを選ぶことができるのかと言うのも、今まで散々映画を見てきた上で、LGBTものだからと言っておすすめするだけではなく、映画としてもとても質が高く、作品そのものが素晴らしいものを厳選できるからです。だからこそ、LGBTという性を超えて、是非是非みてほしい。

私にとって映画とは、いつでも無限の世界観と価値観を与えてくれる大事なパートナーです。

闇雲に映画を見ていたのなら、迷わずこれッ！！！

【オールアバウトマイマザー】

なにはともあれ、まずはこれ！！

スペインの鬼才ペドロ・アルモドバル監督のこの作品！

レズでもゲイでも、そんなの関係ね〜ッ！

大事なのはそんなことじゃないだろう？！

家族って何？愛って何？夫婦って何？友情って何？

どんな形であっても、

人を愛する素晴らしさを感じさせてくれる映画ここにあり。

個人的にはかなり好きな映画です。

これを見て何も感じないならマジでヤバイ。

【ボーイズ・ドント・クライ】

性同一性障害という言葉が浸透していなかった時代の実話。

女性として生まれ、男性として生きることの辛さは今の時代と比にならないと思う。ましてや、小さな村では、理解なんて到底れない。

クリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」で壮絶な運命を辿る女性ボクサーを演じた、ヒラリースワンクの若き時代のこの作品は、涙なしに見ることができない。

女性として生きる葛藤ではなく、一人の人として生きる葛藤がどれほどまでに人生を悩まし、困難な道へと歩むことになったのかと想像するだけでも辛い。ヒラリースワンクの素晴らしい演技が相乗効果となり、私大号泣してしまいました(￣∇￣）

女だから、男だから、ではなく一人の人間として生きる強さとは何か？と問われているような映画です。

【ハッシュ】

田辺誠一さんの凄みを感じられるこの作品。

ゲイカップルに一人の独身女性との新しい関係性・・・。

斬新な女性の提案に、次第に惹かれいく２人。

肉体的なつながりではなく、

精神的なつながりで結ばれていたいと思うことはごく自然なことであって、

家族の形というのは世間が決めた形であることが必ずしも幸せの定義ではなく、家族の形というのは、自分たちで作り上げていくものでいいのだと気付かせてくれます。

【ブエノスアイレス】

THEド定番!!

90年代を代表するこの映画は、

私が大好きな恋する惑星の監督ウォン・カーウァイの代表作。

同性愛の映画を見たのもこの作品が初体験。

１０代の私には異世界の話すぎて、びっくりでしたが、今見たらまた違う意味で新鮮に楽しめそう、、、。

【さらば、わが愛】

またもや、レスリーチャン出演作品。

実生活でも男性を恋愛対象にしていた彼が、

京劇をテーマにしたこの作品で俳優魂を見せてくれています。

同性愛や三角関係と複雑なテーマとともに文化大革命による弾圧と迫害、

戦争や政治体制によって壊されてしまう伝統芸についての辛い過去についても知ることができます。

何度見ても素晴らしい映画です。

＜番外編＞「ラースと、その彼女」

ララランドのライアン・ゴズリングの若い時の作品。

リアルドールに恋する心やさしきシャイな青年のお話なのですが、

「ぼくの彼女です！」と家族に大真面目に紹介しちゃうんです。

もう衝撃的過ぎるんですが誰も否定しないんですよね。

いろんな価値観があっていいよね。どんな価値観も大事にするよ！

って今の時代だからこそこの映画の良さがわかる気がします。

多様性を受け入れることについて学べる映画です。

＜まとめ＞

映画を通してLGBTへの理解とともに新たな価値観の芽生えになるきっかけになれるよう、次回も厳選映画をご紹介していきます(๑˃̵ᴗ˂̵)

それでは、またの投稿で〜♪

ciao♪