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HSK05 - 子育てと仕事(2)


数ヶ月後、娘が幼稚園に入りました。

幼稚園は徒歩圏内ではなかったので、夫は手持ちのお金で買える小さいバイクを買い、私の勤務日は私が車を使えることに。

朝7時、息子を小学校のOSHC(Outside school care - PTAが運営する学童のような施設)に預け、その後娘の幼稚園へ(幼稚園も朝7時から子供を預かってくれる)。自分の名前を練習したりパズルをするモーニングルーティンに5分程度付き合って、バイバイのハグ。

3歳ですから、「もっと一緒にいてぇぇぇぇぇ」と、ずるずると引きのばされることもありました。そんな時は先生も協力してくれて、娘と離れます。
それから車で15-20分離れた職場へ向かい、支度をして8時から仕事を始める。

仕事の時間を9時からではなくミーティングの始まる8時からに変えることで、少しでも子供のお迎えに時間的な余裕を持たせたいという気持ちと、またその時間帯の方が断然道路が空いていたので早く職場に着けるという理由で、朝はこのような流れに定着しました。


バスの時間を気にしなくてよくなり、やれやれと思ったら、今度は別の問題が発生!

多分日本も同じだと思いますが、保育園は終わりの時間が長く、幼稚園は短いんですね。18時まででよかった保育園と違って、15時までにお迎えにいかなければいけません。しかもオーストラリアではお迎えの時間を超えると、5分ごとにいくらというペナルティ料金が発生します。(これは保育園も幼稚園も同じ)
また、娘の幼稚園のある場所は、15時を過ぎると別の団体がその施設を使うため居場所もなくなってしまいます。


そもそも、私が毎朝もらう仕事のボードに書かれている終了の目安時間は13時半とか14時でした。

その予定通りに終わりさえすれば、ランチを食べて早めに娘を迎えに行き、その後息子の小学校の終わり時間にも間に合います。
しかし、そのような理想的な日はラッキーな日。
毎回そのルーティンで行動できれば

「仕事と子育て、問題ないですよ」って言えるのでしょうが、実際は

「な、なんとか仕事を切り上げて、子供には遅いと怒られながら両方頑張ってます」がリアルでした。
幼稚園のお迎えに間に合っても、娘としては最後までお迎えを待つ子になってしまうので、

「どうしてお母さんは、もっと早く私を迎えに来ないの? 
 最後なのは嫌!」

と言われてしまうのです。そんな日は大抵、必死の思いで仕事を終えて、全速力でお迎えに行っていますから、こちらが泣きたくなってしまうこともしばしば。

幼稚園は2年行き、1年目は月火、2年目は水木金が登園日。
それに合わせて、私も週3、週4で働きました。

娘は幼稚園が開いている時間(7時から15時)目一杯、そこで過ごしました。
私は、朝イチで顔を合わせる、いつもおなじ保護者&子供たちとしか会うことがなく、

結局おなじクラスに誰がいたんだろうか? 

というのはクラス写真でしかわからないような有様でした。

それでも、保育園ではなく幼稚園に行かせてよかったと思っています。
保育園は、開いている時間が6時から18時と長く、そのせいなのか、そもそもスタッフが足りていないのか、先生たちが疲弊しているように見えました。0歳児から5歳児までと、預かる子供の年齢の幅もありますから、尚更だと思います。

当初、私がいない環境を受け入れられず、ひたすら泣き続けていた娘を見守り、少しでも慣れるようにと、とても頑張ってくださったことには、もちろん感謝しかありません。そのおかげで、幼稚園初日は笑って離れることができました。(二日目は泣きましたが…)


幼稚園は、もともと評判がよかったこともありますが、先生たちからはポジティブなオーラを感じました。
もちろん3、4歳児の基本的にオムツの取れた子供達しかいない、という違いもあると思います。

娘は、はじめ全く喋れなかった英語がここで一気に開花し、「幼稚園ではおしゃべりですよ」って先生に言われるくらい楽しんでくれました。


小学校に上がるとこんどは逆に、仕事のない平日の朝は娘のクラスで過ごせますから、私はクラスメイトや親御さんに会うことができました。また、仕事の日は息子と同じように朝のOSHCに預ければ、お兄ちゃんも一緒ですし年齢も上がってるしで、すんなりと離れてくれるようになりました。


帰りのお迎えも、学校からのスクールバスに乗って(幼稚園の途中でちょっと遠くに引っ越しました)、家のそばのバス停に着くのが4時ごろ。
随分と気持ちが楽になりました。
(バスが疲れた、という癇癪はありましたけどね…)


さて次回は、実際にどのように掃除をしてきたか、もう少し細かくご紹介いたします。


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