妹尾モニカ/Monica Senoh/ えだまめ。

大学生(国際系)。フリーペーパー編集者。被写体。

妹尾モニカ/Monica Senoh/ えだまめ。

大学生(国際系)。フリーペーパー編集者。被写体。

最近の記事

大人の定義って?〜妹尾モニカの大人の階段①〜

大人ってなんだろう?という連載をしていくにあたって、まず最初に大人の定義を考えなければいけないと思う。そりゃ20歳になればみんな大人になるのだけれど、そういうことではなくて。精神的に、また経済的に、様々な側面から大人を形作っているものってなんだろう。大人を大人たらしめているものってなんだろう。 とりあえず結論から言ってしまえば、「自分の面倒を自分でみられる人」が大人なんだと思う。子供時代は当たり前だけれど1人では何もできず、両親の保護が必要で、それが年齢を重ねるごとに自立し

    • 君みたいなやつに僕のじゅぐじゅぐ腐った痛みがわかるもんか。

      今回は珍しく、結末まで暗いです。人間はさみしいよ、というおはなし。 人は人を救えません。これは私の母の教えです。どうやったって、どうあがいたって、誰かの苦しみを自分の努力だけで取り去ることはできません。人間が人間を救おうったって無理なんです。 周囲がどんなに頑張ったって、結局その人を根本的に救うのはその人自身です。本人が動こうとしなければ何も変わらない。 自分が人を救えないなら、自分も本質的には人に救ってもらう事ができないのもまた真です。 私は高校時代かなり精神状態が

      • 入院とミルク珈琲とチョコレート

        私はチョコレートが大好きだ。あると際限なく食べてしまうから、普段はあまり買わないようにしている。だけど入院することになってから、塩気の足りない病院食では物足りないからと理由をつけて、2箱も買ってしまった。 本もたくさん持ち込んだ。14冊あるけれど、全部は読み切れないだろうな。持ち込んだ本のうちのひとつに、河出書房新社「おいしい文藝」シリーズの『うっとり、チョコレート』がある。これは色々な作家がチョコレートについて書いたエッセイをまとめたアンソロジーだ。まあこんな物を読んだら

        • チャンスに飛び込めるかが人生を分ける話。

          1月7日、私は始めての撮影会に臨んだ。緊張しすぎて家を出る時間を1時間間違え、軽く震えながらスタジオ入りすると、同じく今日出演するモデルさんと鉢合わせしたので少し話した。 「今日めちゃめちゃ寒くないですか?」 「寒いです、、、、風が強いから髪の毛わーってなっちゃう」 たったそれだけだったけれど、フレッシュのモデルさんでも、アイドルしてても、こんなに可愛くても、やっぱり普通の女の子なんだということに気づいてちょっと嬉しくなったし安心した。そりゃあ考えれば当たり前のことなんだけ

        大人の定義って?〜妹尾モニカの大人の階段①〜

          私と女性性の話。

          このnoteには女性性に関する私個人の独自の見解と、私が受けた性犯罪に関するエピソードが含まれます。苦手な方はご覧にならないことを強くおすすめします。 私と性いろんな人に何度も性の対象にされた。好きな人にも、そして嫌いな人にも。なんども女性性というか、女性性のもつエロさ、立場のなさを恨んできた。クラスメイト、よく知らん他校の高校生、親友だった人、全く知らないおじさん、いつも同じ電車を使う男性、そして父。脳裏にこびりついている。性別なんかなくなってしまえと、性のない人間になり

          劣等感との付き合い方を考えた話。

          4月か5月あたり、3週間くらい毎日のように連絡を取り合っていた先輩がいる。 始まりは学祭実行委員会の新歓だった気がする。2次会で、確か先輩が結構酔っ払っていたのかな、チャットサービスでネカマしたりギャルゲーの朗読会をしたり、素面ではちょっとよくわからない遊びをしていた。まあ私も一緒にやってた時点で何も言えませんが。 結局朝の3時4時までゲームしてたっけな。 そこからずっとひたすら連絡を取り合って(というか私が喋りたいのに付き合ってもらってたところが大きい)、大学のことや

          劣等感との付き合い方を考えた話。

          リク撮について

          リクエスト撮影をお受けしています。以下、詳細を記します。 料金(謝礼)について原則有償で、3500円/hです。最短1時間から、それ以降は30分刻みでお受けいたします。 (例) 1時間の撮影→3500(円)×1(h)=3500円 2時間半の撮影→3500(円)×2.5(h)=8250円 時間は拘束時間(待ち合わせ時刻から解散時刻まで、休憩時間等全て込み)で計算いたします。遅刻は考慮致しません。原則、集合時の現金手渡しでお願いいたします。やむを得ない事情がある場合、LINE

          セクマイと、ミスコン廃止論の話。

          近年、ミスコン廃止論が広がりを見せています。弊学も例に漏れずミスコン廃止論者が一定数を占め、今年度からミスコンの審査基準が変更になりました。でも私は、1人のセクシャルマイノリティとしてミスコン廃止論には危機感にも似た違和感を感じます。セクシャルマイノリティにとって生きやすい時代の終わりが始まったな、と感じてしまうのです。 ミスコン廃止論の論拠は大きく2つあるようで、一つはミスコンがルッキズム・セクシズムを助長すること、そしてもう一つはミスコンに関連した各種イベントが参加者や

          セクマイと、ミスコン廃止論の話。

          オンラインと人間関係の話。

          私はオンライン化で本当に恩恵を受けているな、と最近多々思う。 私は「リアル」が苦手だ。人と人の間に流れる空気というか、雰囲気というか、そういうものが本当に苦手。人との距離感が測れないし空気も読めない。とにかく人が怖い。 そんな私にとってほとんど全てがオンラインで進むこの状況はまるで天国みたいだ。すごく息がしやすい。その理由というか、要因みたいなものを少し考えてみた。 まず、みんなが平等であるということ。何か近くでいる人とグループができたり、一部の人だけがイニシアチブをと

          オンラインと人間関係の話。

          初めまして、妹尾です。

          紹介するほどの自己もないけれど、腐ってもクリエイターの端くれである以上は自己紹介を書いておいた方がいいかななんて。 妹尾モニカです。2001年生まれ。東京の普通科高校を卒業して、今は大学で国際系の勉強をしています。日本語と英語が喋れます。 身長がとても高いです。177cm。見た目年齢と実年齢の差が大きいです。写真は高1で、イベントでノンアルコールカクテルのバーテンダーのような仕事をした時の写真です。 自主制作フリーペーパー「みにぺ!」に、編集者として「えだまめ」の名義で

          初めまして、妹尾です。

          アダルトチルドレンの話。

          初めてこの話をちゃんとする気がするなあ。 私はアダルトチルドレンです。常に人に注目してもらわないと、肯定し続けられていないと不安になる。自分という存在がなくなるような気がする。いじめられてしまうのではという異常な不安がある。ちょっとしたことですぐ病む。常に自分の中にいる自己中心的な幼稚園児の機嫌をとってなくちゃいけない。 これが一番の弊害を産むのは数人のグループで作業する時。目立ちたがりで、さらに多動と注意欠陥の傾向もあるのでひたすら落ち着きもなく喋って喋って作業は忘れる

          アダルトチルドレンの話。