見出し画像

公務員を、辞めます。

私は退職を決意しました。

残業に追われ、家に帰れない日々が続いたわけではありません。
夜に全く眠れなくなったり、ご飯を食べられなくなったわけでもありません。

ただ、平日の朝に目を覚ますと言葉にできない不安感に襲われ、通勤の満員電車では自分と同じように浮かない顔をした人を見つけては、1人じゃないと安堵し、職場につけば必死に吐き気と戦う。
職場で深呼吸をすれば、ストレスからか心臓に痛みが走る。

仕事を辞めてしまうのは甘ったれたことだと思います。
私の父も、仕事前には吐き気に襲われながらも、毎日出勤し、私を大学まで送り出してくれました。
父のように頑張れなかった自分は、情けないとも思います。

それでも、自分の選択には責任を持ち、これから新しい生活を送りたい。

いくらプライベートが幸せであったとしても、頭の中には明日仕事へ向かう恐怖心が蔓延り、あぁ、ずっとこんな毎日を過ごすのかな、と、言いようのない感情に襲われていました。

安定したお給料がいただけて、クビになる心配のない公務員を辞めること。もったいないことは間違いないのでしょう。知り合いには、うちの子に公務員の地位は譲ってもらえないのかな、なんて冗談を言われるくらいです。
(もちろんですが、そんなことはできません(笑))

次の仕事も明確に決まっているわけではありません。
ただ、退職することは決まっている。
そんな状況を優しく受け入れてくれる家族やパートナーには感謝しかありません。

自分のやりたいことも、わかりません。
でも、ゆっくりと自分自身と向き合ってみると小さな気持ちがありました。

…何のスキルもないけれど、人の心を動かす文章を書く仕事をしてみたい。

そんな漠然とした思いをカタチにするため、数記事書いて開かないままになっていたnoteを再び開き、一から文章を書いています。
まだまだ、勉強すべきことだらけです。
でも、今は新しいことに挑戦できることにワクワクしています。

今は祝日の夜。明日からはまた職場に向かう毎日が始まります。
仕事を辞めると決まっていても、休日の夜は気持ちが落ち込むものです。
でも今日は、こうやって文章を書ているからでしょうか。時間も忘れて、充実した時間が送れています。

今日、お仕事だった方々、お疲れさまでした。台風の影響は大丈夫だったでしょうか。
これからお仕事の方や、明日からお仕事の方々。無理をしない程度にともに頑張っていきましょう。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?