感想返信 セイルズさん

2020/05/16 20:19:54

セイルズさんこんにちは!
返信めちゃ遅くなってしまってすみません…!!

めちゃくちゃ丁寧な小説感想頂けて嬉しすぎる~~!!;▽;✨
情景描写や言葉選び、とても大事にしているところなのでお褒め頂けて嬉しいです(*^▽^*)
好意を「好き」と言葉で伝えるよりも、主人公にとってどんな風に見えているか、を描写することで感情を伝える方が好きなので、そういった機微を読み取って頂けるのはとても嬉しいです✨
仰る通り、だからこそ柚木先生視点のあの話ではホルマリン漬けの生物の名前がわからないんですよね。本当は何度か土籠先生が教えてるんだけど、柚木先生が興味ないから覚えてないの…笑
セイルズさんの小説感想、とっても嬉しいので気に言って頂けたところについてはいっぱい語っていきたいと思います!o(*^▽^*)oイェ~~イ

一周目と二周目で読み味変えて二度おいしく頂こう作戦、成功してよかった~!✨一周目は第三者から見た花ねねの話、二週目は20年間ねねお姉さんに焦がれた柚木普の失恋の話になるので、『現実と折り合いをつけて弱さを押し殺すようになった感じ』と評して頂けてとっても嬉しい…!そうなんです、大人にはなれたけど、大人になっただけなんですよ、あの柚木先生は…序盤のシーンでそこを感じて頂けてしめしめ…とにっこりです(*^▽^*)

『星を抱いた』はとても気に入っている表現なので、そう仰って頂けて嬉しいです!(^^♪
星好きの柚木先生にとって女の子に『星を抱いた』なんて表現をするのは彼に限っては最上級のI LOVE YOUに他ならないのですが、この表現をより響かせるために前後の文章を丁寧に組んでいるので、この言葉が起爆スイッチになれていたのなら、狙い通りです♪物書きに冥利に尽きるというものです(*^▽^*)
柚木先生にとってねねお姉さんは星であり、手の届かないもので…目の前に降りてきてくれたって、その目に映っているのは”花子くん”なの、本当に苦しいですね。。。柚木先生~~;▽;

わ~!流石セイルズさん、最後の薄暗い不穏さに気付いて頂けてるとは…
仰る通り、出会いは黄昏(茜色)、2~7はヤシロの灯り(EDの『君が色を添えるから』ですね)で、最後は怪異に繋がる闇色のイメージで描写してます。

ラストのページ2行目『祭りが終わり、すっかり灯りを失った神社を眺めながら、足早に歩いた。』

これはこの日の夏祭りが終わったというだけでなく、祭り=初恋、灯り=ねねお姉さん として、20年間ずっと胸に秘めた夏灯りを失った柚木普が、幼き日の初恋の灯りを横目に、地獄へ歩いて行ってるんですね。『初恋が終わる日』なので…

そう、彼はヤシロさんのためなら全て捨てるんです!(他の女と結婚する柚木普が解釈違いだから死んでもらったとかそういうわけでは!ありません!…全然!!笑)
ヤシロさんが好きなのが”花子くん”だから、全てを捨てて”花子くん”になるの、エモですよね…
この柚木先生は”花子さん”になることで、ヤシロさんの代わりに地獄に落ちている”花子くん”を助けるので(あくまでヤシロさんのため)え~~ん…幸せになってほしいです…;▽;

語りすぎちゃった!笑
色々詰めて、気付いてくれるかな~♪と思っていたところを丁寧に拾ってくださっていて、すっごくうれしかったです✨
とっても嬉しい小説感想、ありがとうございました(*^▽^*)♡





◆◇◆◇

ひなせさんこんばんはセイルズです!小説の感想をお伝えしたく失礼した次第です。最高の作品をご馳走様でした…!!
全体を通して情景と、それになぞらえた心情の描写の言葉遣いがとても綺麗で、初っ端の理科準備室の情景から引き込まれました。「名前も知らない生物のホルマリン漬け」に、本当に星好きから教師になったんだなぁと笑ってしまいました。それでいいのか理科教師(笑)
土籠を同僚と呼んでいて、1周目は生きて大人になった実感で嬉しかったのに、2週目は柚木あまねが現実と折り合い付けて弱さを押し殺すようになった感じがして切なくなりました。1周目と2週目でこうも印象が変わるとは。幸せだと頭では分かっていてもねねお姉さんに会えないと心から幸福になれない柚木あまね…。
一文読むごとにヤシロは花子くんが好きで、柚木あまねはどんな世界線でもどう足掻いてもヤシロが好きで一緒に過ごすほど惹かれていくということがヒシヒシと押し寄せてきて、柚木あまねの苦しさが伝わってきて切なかったです。
特にヤシロの瞳の「星を抱いた」という表現に、解釈一致全力同意(原作でも見せゴマのヤシロの瞳は星空みたいですよね)。泣くのを「星が落ちる」と表現したことが綺麗すぎて泣きました。お寧々の瞳=星=手が届かないもので、実際泣いていてもぬぐうことすら出来ない。どう足掻いても手が届かないお寧々…(´;ω;`)
で、最後のページーー!!ページめくった瞬間いきなり雰囲気が薄暗くなってびっくりしました。1ページ目が黄昏で、2~7ページは月明かり(=お寧々という光かなと勝手に解釈してます)が差してたのに、8ページ目だけ暗闇で風景描写も怪異の世界に片足突っ込んだような感じで、不穏さにぞわぞわしてたらラストがあれで…!本当に柚木あまねはお寧々への想いのためなら全てを捨てられるんですね!激重クソデカ感情ーー!!好きーー!!でもやっぱりその想いの成就(?)手段が怪異しかないのがなんとも切なくて苦しいです…。大人になってから怪異になった柚木あまねがこの世界でのお寧々とどんな関係になっていくのか、ここで会ったお寧々とこの世界のお寧々は違う人間であることをどう受け止めるのか、続きが読みたいような、柚木あまねの話としてきれいにまとまった今のまま終わらせておきたいような…!
とにもかくにも、一つの世界を構築してる最高のお話でした!!!長文失礼しました…!

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