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第6話 様々な事を予測しての同意書作成

 さて、いろいろ固まってきました。最後は、同意書についてお話したいと思います。

 同意書、と聞くと堅苦しいですが、要するに「参加者も、サークル(イベント)も、双方を守るための書類」だと考えて頂ければと思います。

 ライブアクションロールプレイングはどうしても体を動かすため、怪我の危険の可能性がゼロではありません。あまりに大きな事故や、部屋の損傷を招いてしまうと、最悪、施設が使えなくなる未来も待っています。双方の危険に対しての意識を高める意味でも、良い効果を発します。実際、アメリカのLARPゲームの現場では、同意書を作成し、参加者に書いてもらうようです(アメリカから来られた参加者さんのお話)。

 また、これにはもう1つの意味もあります。自分本位な、または危険について意識の薄い方が来る可能性もあるオープンサークル・イベントにとって、良い抑制にも繋がります。特に体を動かすゲームである以上、無責任な遊び方をすると大事故に繋がりかねませんので、ここはしっかりと作っておきましょう。

 レイムーンLARPの実例:
 これについては、レイムーンLARPでも何度か話し合い、しっかりと固めてきました。あくまで柔軟に、現状に合わせた物に更新していく方針で決定したのが、以下のものです。

 レイムーンLARP参加同意書
 http://laymun.minim.ne.jp/douisho.html

 ポイントは、サークルやイベントにとって、あまりにも重大な責任を負う可能性のあるものは責任を負うことはできない、と明確に記載すること。それから、必ず「署名」を求めることです。署名は法的にも、大きな役割を果たすものになります。何かしら不名誉かつ理不尽なことでクレームが来たとしても、全て安心しきることは厳禁ですが、一定のラインであなたのサークル・イベント守ってくれることでしょう。

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