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2か月以内の再発がなぜそんなに怖かったかー抗がん剤投与後の「再発」の考え方(卵巣がんの場合)

こんにちは。JAZZ Bassistの程嶋です。
2022年 年初に卵巣がんのステージ2b、類内膜線癌(子宮内膜症を起因とする)の告知を受けました。現在は術後補助治療としてDC療法という抗がん剤治療を終え、再発防止をしつつ定期検査を受ける段階に入りました。

治療費が非常に高額になっており、長期にわたって財政が圧迫されているのでnoteからの「サポート」嬉しくいただいております。
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今日は病院に行ってきました。
初期治療として手術(卵巣・子宮の摘出)⇒6回の抗がん剤投与が終わっって2か月、2回目の再発の検査の結果発表です。
因みに1回目の再発検査は抗がん剤を投与し始めて3クール終わったタイミングで行い、異常なしでした。

がん治療でよく聞く「再発」ですが、
「○○○か月後で再発」の「○○○か月」というのは最後の抗がん剤投与からの期間(抗がん剤投与がない場合は手術後)をカウントします。
私の場合は7月28日が最後の投与だったので、今回再発していたら2か月以内の再発となります。

この1,2回目の再発検査で再発や転移が認められた場合、
抗癌剤が効いていない。
ということになるので、患者としては非常につらいのです。。。

こんなにつらい思いをして打ってる抗がん剤が効いていない・・・。

というメンタルのショックももちろんありますが・・・

実は抗がん剤にはいろいろな種類があります。
慶応病院では患者ごとに薬剤選択のカンファレンスを行うようです。
その結果、最も副作用が少なく、効き目があるものを第一選択肢として選んで投与していきます。私の場合は「音楽家」という職業も考慮して手のしびれがでづらいドセタキセルとカルボプラチンの組み合わせで抗がん剤投与を試みました。
欧米では卵巣がん治療に使われていた薬で、日本でも2013年くらいから多く使われているようです。

で、この第一選択肢として使った薬が効かない場合、
他の薬を試していくことになります。

せっかく副作用のコントロールになれた薬よりも、さらにつらいかもしれない、あるいは効く可能性が低い薬にシフトしていくわけです。
辛い・・・。

卵巣がんは再発が多く、再発した場合予後も悪い・・・。

嫌な情報がネットにあふれています。
先生も、

再発した場合は他の薬を使って数年は寿命を延ばすことができます。

と、再発した場合に関しては命の補償をしてくれません。

それでも今回の検査にパスすれば、治療御2か月の壁を超えることになるので次回の再発からはまた今回の薬が使えるそうです。
そして本日、血液検査とCTのは、

再発・転移は無く、抗がん剤の副作用も残っていない。
とのことです。腎臓・肝臓も元気!!
良かった・・・。

今まで「これで一旦治療は終わりですよね?」と先生にいくら聞いてもごにょごにょ濁されていましたが、今日は
「一連の初期治療がこれでやっとひと段落です」と言っていただきました。
1月から9か月間、長かった・・・。

次の検査は3か月後の12月。
先生からも帰り際、「頑張っていきましょう」と声をかけられました。
それだけ再発には気を付けていかないといけないということですね。

今週の日曜には今回の治療を受けてのイベントを行います。
他にもがんサバイバーの方もいらっしゃるのでいろいろなお話ができると思います。

10/2 14:00 Start 16:30終了予定
程嶋日奈子(Bass/MC)中村真(Pf)川本悠自(Bs)
ゲスト 三木俊雄(Sax)
「サステイナブルな音楽活動」についての対話と演奏

★配信あり+会場12名限定
会場MC 一般\2,800 ミュージシャン \1,500
卵巣がんの初期治療を終えた程嶋日奈子がフリーランサーの立場で
がん闘病と音楽について対話と演奏を行います。
*主催(合)音の程嶋
場所:池袋アップルジャンプ

前向きに治療をしたい方への情報発信も逐次行っていますので是非チェックして下さいね。
詳細はこちらから

因みに、今回のトップ画像は南三陸です。
行きたいなー。

それではまた。
いつも応援、本当にありがとうございます!

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