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紙のチケットのあたたかみ

「学割」が効かなくなってから1ヶ月経った。

3月から突然エヴァンゲリオンを履修し始めたわたしは、「学生証があるうちに”シンエヴァ”を観に行くんだ!」と意気込んでいたが、漫画14冊・アニメ26話・新旧劇場版5本を見る時間(と精神力)はなく、結局学生証を手放してしまった。

はて、最後に学割を使ったのはいつだったか。

友人ととある展覧会に行ったのが最後だった。
チケットはあらかじめオンラインで友人が買ってくれていた。しかし、こういう時も受付でチェックはされるので「学生証使うの最後だね〜」なんて言いながら並んでいた。

スマホを出して、映し出された白いところに丸を描くとのこと。
ほう。
やってみると使用済みのマークが出た。

「お〜〜〜!すご〜〜〜い!」
とか言いながら会場に入っていった。

あれから1ヶ月ちょい。
昨日ふと、「あれ、最後に学割使ったのいつだっけ、、、」と思い返していて思い出した。

たぶんあの時学生証見せなかったわ。笑
(たぶん・・・記憶が捏造されてなければ)

オンラインでチケットを買うと、往々にしてこういうことがある。
わたしが紙のチケットにこだわるのは、記録を触ることができるから、なのだが、「買う」という行為に重みが出るということもわかった。

その展覧会は、オンラインで買っても紙のチケットをもらえるタイプのイベントだったのだけれども、やっぱり「買う」っていいなと思った。いまだに映画館で映画を見るときもカウンターで買ってしまう。

この世の全てがオンラインになったとしても(?)紙のチケットが欲しい。
そんなことを思った。


・・・とすると、最後に学生証を使ったのは、あれか、、、(言えない)

いただいたサポートでココアを飲みながら、また新しい文章を書きたいと思います。