世界は熱いオヤジが動かしている
9月アタマから、毎週水曜日に、一ヶ月以上にわたって書いております旅日記。最初の記事のコチラから順に読めます→瀬戸内芸術祭2013島旅
青春18きっぷで名古屋から高松へ。高松を拠点に、初日に女木島、2日目は男木島、3日目には讃岐うどんツアーと3日間を過ごして、豊島で民泊。
豊島2日目、名古屋コーチンタマゴ収穫体験と豊島のアート&絶景スポット
そして今回はいよいよ、豊島後半から直島へ渡ります。
心臓音のアーカイブ
壇山から何とか降りた後は、豊島に点在するアートスポットへ。車内は効きのあまり良くない冷房も効いてきて快適♡
宿のお母さんが車を勧めてくれなかったら、自転車借りてたんだろうけど、この坂とこの暑さで死んでたなぁ。窓の外の坂道を、必死に自転車でのぼる若者たちを見ながら、極楽だわ、と思う。頑張ってる皆さん、楽してゴメンナサイ。
海はきれい!絶景な景色が車窓から見られてご機嫌だった。
無事たどり着いた豊島美術館の整理券が14時半だったので、先に美しい海辺に建つ小さな美術館へ。
ここが、心臓音のアーカイブ。
クリスチャン・ボルタンスキーは人々が生きた証として、心臓音を収集するプロジェクトを2008年から展開しています。 「心臓音のアーカイブ」は、これまで氏が集めた世界中の人々の心臓音を恒久的に保存し、それらの心臓音を聴くことができる小さな美術館です。
ここは、ちょっと好き嫌いの分かれる場所だと思います。
ボルタンスキー氏はこの春夏に都内の国立新美術館で展覧会があって、気になってました。行った人によると、やはり「命」をテーマにしているので、結構重いとのことでした。うーん、やっぱりちょっと残念。
海は本当にキレイ!
透明だねぇ。
豊島美術館
ようやく入れた豊島美術館。
ここは、はまる人ははまるそうですね。かなり期待が高まります。
海を見ながら周りこむように、建物に誘われます。これにも意味があるんでしょうね。
しかしながら。。。私は予備知識もなく行ったせいか、ちょっと拍子抜けしてしまいました。水が流れて一緒になったりするのは面白かったけどね。
ここは人があんまりいないときに、静かにじっと横たわって五感で味わうような場所なんでしょうねぇ。こんな夏休みになんか行っちゃいけない。人が多すぎて、ざわざわしてたし、ゆったりと横になるスペースもなかったので、残念。
後日、旅の途中で、芸術祭オタクみたいな女性と知り合って聞いたところによると、雨の日に行くといいんだんだそう。胎内にいるような気持ちになるとか・・・
なんかこう、その女性の「あの良さがわからないなんて」みたいな言い方は宗教じみてて、若干引いてしまいました。それでも、機会があれば、いつか静かな雨の日に再訪してみたいです。あ、洗脳されてる?(笑)
他に見たかった島キッチンなど、時間が足りなくなって、あきらめる。このあとは、どうしても行きたかったお店へ。
「いちご家」さんのふわふわかき氷
暑くて暑くて、もう、アート作品3~4個飛ばしてでも、この氷は食べなくちゃ!なんて言ったら叱られそうですが(笑)・・・最高!正解でした!
豊島で採れたいちごのカキ氷。いちごといちごミルク。ふわふわ♡
いつもはいちごミルクが大好きだけど、ここのはミルクなくても充分おいしい!
いちご家 香川県豊島のいちご農家 『多田農園』 直営
瀬戸内海にぽっかり浮かぶ「豊島(てしま)」にある、多田農園直営の「F’s Company」は3つの「F」から出来ています。島で穫れた野菜や果物(fruit)を使って、女性(female)が中心となって作って販売し、農家(farmer)とお客様とのコミュニケーションを大切に、がコンセプト。
あとで知ったけど、ここ、めっちゃ有名らしいね!翌日に泊まった直島の民宿のオーナーさんも一度行ってみたいって言ってた。(てか、行ったことないんかい。そか、夏は忙しいんだろうなぁ)
さよなら豊島、とは簡単に行かないのだった
これで半日ドライブはおしまい。
船の出発までは少し時間があったので、Yさんのお母さんにご挨拶。
そしたらお母さん、ちょうど今作ったというママカリのお寿司をお土産に下さったの。
このママカリがのちの私たちを救うことになるとは。このときは想像もしなかったなぁ。
世界は熱いオヤジが動かしている
さて、昨日高松から到着した家浦港へ。あとは直島に渡るだけ、なのですが、そう簡単にはいかないのでした。
直島行きの船に乗るのに、30分前に並んで待っていると、とんでもない知らせが・・・え?なに?
ええっ!
直島行の最終船が満席?!
どうにか、一時間後に臨時便が出ることに。そのために奔走し、叫びながら一人走り回っていたのが、真ん中のオヤジさん。
乗客みんなに、お疲れ様と言われていました。
本当にありがとうございました!!
さよなら豊島。本当に楽しかった~!!
さて、到着した直島では、やっぱり宇野行きの最終便が出航ギリギリ。
乗る人はいませんか?と叫びながら走って来たオヤジさんが、若いカップルを連れて灼熱の中、走ってフェリーへと送り届けていました。
どの島の港も、熱いオヤジさんが動かしてるのだねぇ。
直島到着
無事、なんとか直島到着。瀬戸内芸術祭と言えば直島!というイメージで、すっごく楽しみにしていました。
本当なら日程的にこの直島が旅のメインになるはずだったんですが、バスが2時間以上なくて、この日行くはずだったベネッセミュージアムはあきらめました。これで完全に直島の予定は狂いますた。
周りの若者はバスなんて乗らずにレンタサイクル借りてガンガン行ってたけど、思慮ある大人は無理はしないのだ(笑)
お昼もまともに食べてなかったし、宿にも夕飯がないので、港で豊島のお母さんからもらった、ままかりのお寿司とうどんを食べました。(前日、讃岐うどんツアーで散々食べたのに(笑))
うどん、意外に行ける!しかし何と言っても、このママカリ寿司のおかげで、この日は何とか持ったよ!
すっごい勢いで食べる食べる。実はこれだけでは足りずにカレーも買って食べました(笑)
2時間、海に沈みゆく夕陽を見てるだけで、結構飽きなかったなぁ。。。
夕陽をつかもうとしたら、沈んじゃった・・・
無理にミュージアム回るより、これもよかったんでは?
港に浮かび上がる巨大なカボチャ。
カボチャさん、周りの島に溶け込んでないところが、いいよね、草間さんらしくて。
中に入ったりして遊んでると、ようやくバスの到着時間に。
この日は直島で古くからやってるという民宿に宿泊。宿に着いたのが8時くらいで、すぐにお風呂に入って、そのあとの記憶がまったくありません。
たぶん9時半前に寝てしまった模様。レンタサイクルに乗ってたら、死んでたわ。
この日の絵日記。まーいろいろあったよね。
写真は宮田雄平。
おまけ
最近私のnote、全体的に今までの倍くらい読まれているようです。そろそろ落ち着いてきたようですが。。。
この旅シリーズの初回「青春きっぷで鬼ヶ島へ」が、今までの全体のPVで2位だと気づいてビックリ。
個人的には、旅日記4日目のこっちがおオススメ。
下の「このクリエイターのおすすめノート」に頻繁に表示されるんでしょうか。
今までは、多くて700PVくらいだったこのnote、weeklyばかり追いかけていて、久しぶりに全期間を見て、びっくり。
旅の続きです(10/16更新予定)
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