dilemma-man ジレンマン

「死にたい!死にたい!だれか私を殺して!」

首都・S市。人々は”彼女”の暴走が始まってすぐ、警報とともに展開されたバリケード内へ避難し、頭突きで町を破壊し続ける”彼女”をただ傍観していた。

「今回の『ジレンマン』の症状名が政府より発表されました!『スーサイドサバイバー』!『スーサイドサバイバー』!」

バリケード内の有機EL画面でアナウンサーが叫ぶ。

「ほらな!やっぱり」「どういう意味?」
「『自殺願望』が『生存能力』に変わっちまうジレンマってことじゃねぇか?」「俺の予想通りだ!」

『スーサイドサバイバー』と名付けられたのはうら若き美少女だ。特殊部隊は彼女へ銃弾や砲弾を連射する。少女は喜びに笑いながらそれを受け……だが死んでいない!そして苛立った彼女はまたビルや戦車に自暴自棄な頭突きを加え、破壊するのであった。

「『ソーリィメン』、早くあの子を止めに行かなきゃ!」
「ダメだ……俺のジレンマじゃ戦えない!」


-[つづく]-

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日本におけるパルプ小説ライター界の新鋭。 代表作に『(代表作が完成次第ここに表記)』、『(左の代表作ほど有名ではないが個人的に自信のある作品をここに表記)』などがある。20XX年Y月、(受賞後表記)賞を受賞。お仕事のご連絡は以下へ。ariryu72@gmail.com

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