Six Action Army - Man 悪魔のガンマン
タンブルウィードの転がる小さな宿場町を、危険なアウトローの集団が支配していた。彼らを率いるリーダーが、町の広場で絞首刑に処された保安官を、銃の的にして辱めている。サルーンからはアウトローどもが凌辱する町娘たちの悲鳴が漏れ出ていた。
「31、32……34人か。どうだ」
宿場町の見張り塔の上で、俺は右手でスマートグラスを外しながら左手の腕時計に話しかける。
「"再装填"後の戦闘力であれば成功率は87%、少し危険ですが、気にしないでしょう?」
「……五体満足での成功率は?」
「13%です。気にしますか?」
「まさか」
俺はホルスターのエングレーブド・SAAを抜くと、シリンダーをスイングアウトし、弾を込めた。1発、2発……6発。この6発で34人を殺す。できなければ、俺はこの銃に殺される。
「再装填(リロード)!」
シリンダーをスイングインした瞬間、俺の皮膚は黒く染まり、額から角が伸び……俺は悪魔と再契約した。
-つづく-
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