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ハイモジモジ10周年ふり返り(3期目の前半)

ハイモジモジ代表の松岡です。

2010年4月28日に創業し、間もなく10周年を迎えます。そこで、この10年の歩みをふり返っていきます。今回は3期目(2012年)の前半をお伝えしていきます。


「RING-IT」発売


怒涛の製品開発ラッシュが続いた2012年。4月から、いきなり新商品が登場します。こちら、指輪の形をした付箋「RING-IT」です。


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「LIST-IT」「Memooch」に続く「Wearable Stationery」シリーズの一環で、今度は指に装着できる文具を開発しました。

見た目のかわいらしさを追求したのはもちろん、リングの下部に切りこみがあり、上に引っ張りあげると1枚ずつ剥がせる仕様になっていて、指にはめたまま使える機能性も求めた商品です。

これまで紙モノが続いてきたのですが、初めて別素材(PET)で、しかも初の国外生産というチャレンジ。

メディアの注目度も高く、売れ行きも好調だったのですが、開発にはとても苦労しました。指示通りに仕上がらなくて、初回に作った9,000個をすべて作り直したり、工場に横流しされてしまったりと、外国とビジネスをする難しさを痛感させられましたね。


コムサとコラボ


企業とのコラボレーションも活発化してきました。

関係者のみに配布されるノベルティーの需要は水面下でもあったのですが(JAXAの案件なんかもありました)、正式にダブルネームで新商品を開発するというトライも生まれました。

中でも「COMME CA ISM(コムサイズム)」と「Memooch」のコラボは大がかりなものになりました。母の日、父の日の2度に渡って大がかりなキャンペーンが展開され、全国に広がっていきました。


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▲カーネーションをあしらった母の日企画


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▲ネクタイとセット販売された父の日企画


ラフォーレでポップアップ


5月にはラフォーレ原宿地下1Fの店舗(現在は閉店)からもお声がかかり、ハイモジモジの商品だけで埋め尽くされるポップアップ・ショップも展開されました。


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「Memooch」をつけるとネズミやネコがリボンをつけているように見える「Memooch T」もこの日のために企画・デザインしました。


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ズーラシアとコラボ


夏には横浜の人気動物園「ズーラシア」ともコラボ。

看板動物であるオカピや、逆立ちでおしっこするところがかわいくて「個人的に作らせてほしい」と逆提案したヤブイヌの「Deng On」をデザインしました。

現在は完売してしまいましたが、当時の園内ミュージアムショップで限定販売されていました。


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「Pocken'Pocke」発売


さらにさらに、オリジナル企画の新商品「Pocke'n Pocke(ポッケンポッケ」を発売します。

ジャケットの胸ポケットに入れて、スマートに取り出せる名刺ケースで、マグネットで固定できる画期的な商品でした。

イタリアの本革を使ったもので、革製品にトライしたのはこれが初めて。さらには実用新案権も初めて取得しました。

商品名は「Rock 'n' Roll」をもじって命名したのですが、唯一しっくりこなくて、あとになって改名したいと後悔した商品でした。

価格は8,000円とそこそこ効果ながらも全数を完売し、コンセプト自体は多くの方に支持していただけたんですけどね。


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と、今にして思うと開発ペースが早すぎて、よくぞこの短期間であれこれリリースできたなと驚きます。

この勢いは2012年の後半も続いていきます。


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▲秋のギフトショーに出展したときの様子


ハイモジモジ10周年まで、あと19日。

(つづく)


【ハイモジモジ PROFILE】
2010年創業。「Kneepon from Nippon!」を合言葉に、思わず膝を打つアイデア・プロダクトを日本から発信している。キーボードに立てる伝言メモ「Deng On」、耐洗紙のメモ「TAGGED MEMO PAD」でグッドデザイン賞を受賞。人気シリーズ「WORKERS'BOX」好評発売中。

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