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2019年のハイモジモジをふり返る

こんにちは、ハイモジモジの松岡です。

2019年も、残すところあとわずか。今年は色んな意味で、とても記憶に残る1年でした。

そこで1か月ごとに、主なトピックをふり返ってみたいと思います。


--- 1月 ---


直販サイトをリニューアルしました。

STORES.jpを活用し、ショップ名を「HI MOJIMOJI STORE」と改めました。

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それ以前は会社サイトとECサイトがごちゃ混ぜになっていて、見るのも管理するのもややこしかったのですが、情報と役割を整理して、両者をきっぱり分けました。

とにかくSTORES.jpが使いやすくて、ストレスなく運営できています。利用される方にとっても快適だとうれしいのですが、いかがでしょうか?


--- 2月 ---


テレビに出演しました。

土曜7時の『ジョブチューン 』という番組で、国内の文房具メーカーがお互いの製品を褒め合うという、なんともポジティブな企画でした。他の業界でもやってほしい。

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商品の実演コーナーではちょっとしたハプニングもあって、収録現場は大いに盛り上がりました。

でもそのシーンはカットになってしまったので、どこかで裏話をお披露目したいです。

その『ジョブチューン』が放送された日とその翌日は、京都で開催された販売イベント「紙博&布博」に参加していました。

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「昨日の夜にテレビを見て買いにきた」と言って、お小遣いを握りしめて来てくれた小学生の男の子のまっすぐな瞳が忘れられません。


--- 3月 ---


「WORKERS'BOX」のブランドサイトを立ち上げました。

会社サイトで発信する情報が「WORKERS'BOX」に偏ってきたため、ひとつのサイトとして独立させました。

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一方で、始まるものもあれば、終わるものもあります。

2010年の創業とともに発売したデビュー作、腕に巻けるメモ「LIST-IT」が完売し、これをもって販売を終了しました。

(まだどこかの店舗に残っていたらレアものです)

会社を設立する前から趣味で作ったものだったので、まさか本当に商品化して、その後10年近くも販売できるとは夢にも思いませんでした。

Twitterでは「LIST-IT」にまつわる思い出も綴りました。

▲スレッド形式でエピソード【16】まで続きます


「僕たちはこれからどう食っていくか会議2019」というトークイベントも開催しました。

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僕たちは何をし、どう考え、これからどう食っていくのか。

同じ志をもつTENTさん、YOKAさん、ALL YOURSさんと1年ごとに会い、「この1年も生き延びたね」と生存確認するようなイベントです。

2020年もたぶんやります。


--- 4月 ---


「WORKERS'BOX」についての取材を2本受けました。


28日には、創業9周年を迎えました。


--- 5月 ---


noteとSTORES.jpの共催で開かれたトークイベント「これからのブランドの『伝え方』」に登壇しました。


SNSやnoteとの向き合い方など「ブランドの発信」について思うところを、人様の前でお話させていただきました。

その1週間後にTwitterの個人アカウントが炎上しちゃいました。その節はお騒がせしました。


--- 6月 ---


主に文房具まわりのメーカー同士で「FRAT」という展示会を立ち上げました。

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一般的には同業他社という言葉は「ライバル」と同じ意味で使われますが、ここに集まるメンバーは協力し合う仲間です。

基本的にはバイヤーさん向けの商談会でしたが、メーカー同士で得意先を紹介し合ったり、情報交換したりする場にもなりました。会場では飲食も提供し、パーティー形式にしたのも楽しかったです。

ハイモジモジはコンセプト立案や会場の装飾、販促物作成などのクリエイティブ面で携わらせていただきました。

2020年7月には第2回が開催されます。


--- 7月 ---


「紙博 in 東京」に出店しました。

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東京での開催はこれが3度目なのですが、2日間で13,000人を超える方が来場されたそうです。相変わらず熱気に圧倒される、特別な場所です。

また、イベントに合わせて新商品もふたつ用意しました。

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ひとつめは書類の「在中」がスタイリッシュに伝わる「WORKERS'TAPE」です。ラインナップは「請求書在中」「納品書在中」「領収書在中」と、後日追加した「重要書類」の4種類。

もうひとつは、並べると街並みができあがるお家の形の小物入れ「DESKSIDE AVENUE」です。

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なんと紙博初日の開場1時間前に商品が届くという、ぎりぎりのスケジュール。なんとか間に合ってよかったです。


--- 8月 ---


「SOHOフェスタ in MITAKA」のセミナーにお声がけいただき、事業者や創業志望の方々に向けてお話させていただきました。

テーマは「文具のヒットメーカーが語るアイデアから販売まで」。

2019年は人様の前でお話させていただく経験が何度かあったのですが、やっぱり一番関心を引くのは失敗した話。

再現性のない成功談よりも話が具体的なので、好意的に聞いてもらえます。「失敗したのは挑戦したからだ」とも言えますしね。

ハイモジモジはこれまでたくさん失敗を重ねてきましたので、話のネタはたくさんあります。


--- 9月 ---


そして今年も失敗がひとつ。こちらの「出張!ワーカーズボックス」という販売イベントです。

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「WORKERS'BOX」を広めるにはオフィスワーカーが集まっている場所に出向くのが手っ取り早いと考えて、新宿のとあるオフィスビルの1Fロビーにポップアップストアを展開しました。

が、売上は奮いませんでした。他の業務と重なってあまり手をかけられず、告知が中途半端だったのがダメでした。

とはいえ、この経験から見えたこともありました。取り組み自体は赤字でしたが、やってよかったです。

一方、福岡の地で臨んだ「紙博 in 福岡 vol.2」は絶好調でした。

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イベント自体の来場者数が前回の福岡開催よりも控えめだった中で、ハイモジモジのブース自体は売上げを大きく伸ばしました。

何を、いくらで販売し、どう声をかければお客さんに響くのか。だんだんコツがつかめてきたのかもしれません。

というより、モノを売るのがどんどん楽しくなってきたのだと思います。作るのも、売るのも、どちらも楽しいです。


--- 10月 ---


6月に開催した「FRAT」のメンバーで、台湾に行きました。

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「FRAT 1.5」と名づけ、商談会と一般ユーザー向けの販売を兼ねた2週間のイベントを開催しました。

個人的にも台湾に行くのは初めてで、いろんな学びがありました。日本製のモノに対する関心の高さがうかがえました。

帰国すると、兵庫県立美術館で「富野由悠季の世界」展が始まりました。

このイベント限定で販売される「TAGGED MEMO PAD」のザク版、ターンA版をデザインしたのでした。

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販売は絶好調。神戸開催は終了しましたが、以降は島根、青森、富山、静岡と続きます。

月末は香港に行きました。

「Asian Stationery Show  in Hong Kong」という展示会に参加したのですが、世界各国から来られたバイヤーさんと商談することができました。


ただ、帰国後は香港情勢がますます混迷を極めてしまって、ご縁のできた方々のことをとても心配しています。


--- 11月 ---


ふたたび台湾に行きました。今度は「紙博 in 台北」です。

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2日間の開催でしたが、初日は夕方くらいまで入場規制がかかるほどの人気で、台湾でも紙モノや文具への関心が高いことを肌で感じ取れました。

あまり台湾の方に響かないだろうと思われた「WORKERS'BOX」が早々に完売した一方で、人気が集まるだろうと見越してたくさん持ち込んだ商品が今ひとつ奮わなかったりと、日本とは異なる感触がありました。

海外での挑戦は、難しいけど面白いです。


--- 12月 ---


新商品「WORKERS'BOX WIDE」を発表しました。

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これまでの2cm幅から3倍近くまで厚みが増して、書類も小物もたくさん入る大容量タイプです。

直販サイトでは予約の受付も開始しました。

発送が2か月後になる代わりに、少しお得に手に入る「早割」を導入するなど、クラウドファンディング的な試みにもトライしました。


発表後の反響を見ていると、やっぱりこのサイズが求められていたのだと痛感しましたね。

早く発売すればよかったです。

▲2020年1月19日まで早割実施中です


そして最後に、来年4月に迎える創業10周年に向けてインタビューを受けました。これまでの歩みをふり返る、良い機会になりました。


他にもいろいろ細かいトピックがありましたが、大雑把にまとめるとこんな感じの一年でした。とにかくいろんな「初体験」が詰まってましたね。

もちろんうまくいかないこともありましたが、トータルで見てみると楽しいことの連続でした。

月並みな表現ですが、私たちがこうして活動を続けられるのは、みなさんの応援があってこそです。いつも支えてくださって、本当にありがとうございます。

2020年も楽しい年にしましょう!します!


【ハイモジモジ PROFILE】
2010年創業。「Kneepon from Nippon!」を合言葉に、思わず膝を打つアイデア・プロダクトを日本から発信している。キーボードに立てる伝言メモ「Deng On」、耐洗紙のメモ「TAGGED MEMO PAD」でグッドデザイン賞を受賞。人気シリーズ「WORKERS'BOX」の新バージョン「WIDE」の予約受付中。

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