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試作品、第1号が届きました


ハイモジモジの松岡です。

「WORKERS'BOX」のB4サイズをつくろうプロジェクト。さっそく工場に依頼していた試作品の第1号が届きました。

ご覧の通り、既成のA4サイズより、ひとまわり大きくなってます。



とびらを開いて合わせると、こんな感じ。マトリョーシカみたいです。



ひとまず右半分の上にあるバインダーと、下にある名刺ポケットは、A4サイズとまったく同じ形状でそのまま残しました。

前回のアンケート結果からも「ないよりはあったほうがいい」感じでしたしね。

また、左半分の書類を収納できるメインスペースも変更なし。上下のフラップの端をななめにカットして、書類を入れやすくしている構造もそのままです。

つまり、まずは試作第一号ということで、A4サイズをそのまま踏襲した形になっています。


続いて厚みですが、まずは5cmにしてみました。

A4サイズが2cmですから、2.5倍ですね。



同じく前回のアンケート結果では「3cm以上」を望む声が大半を占めていました。そして追加質問では「4cm派」と「5cm派」が半々という結果でした。

「大は小を兼ねる」のがベストな答えかどうかは分かりませんが、絶対に4cmにしなければならない積極的な理由がないのだとしたら、ひとまず「5cm」がベターなのかなと。今のところはそう考えています。



さて、先ほど「A4のデザインをそのまま踏襲した」と書きましたが、実は手を加えたところが2か所あります。

ひとつめはここ。とびらに指をかけられる切り込みを入れた部分。



既存のA4サイズで「とびらの開け方が分かりにくい」という声を何度かいただいたことがあるのですが、それを受けてのトライです。

ただ、たしかに指をかけるところは分かりやすくなりましたが、かえって開けにくくなった感があるのと、見た目もあまり美しくない気がしてます。

やっぱり切り込みをなしにして、元に戻すかもしれません。



もうひとつは、名刺ポケットのとなりにある「書類受け」をなくしたこと。

もともとこの書類受けは「WORKERS'BOX」を立てて置いたとき、バインダーにはさんだ紙がもしも外れ落ちたら、紙が外に出てしまうんじゃないかと懸念して設けたものです。

バインダーは紙をしっかり挟めますが、とはいえ「すきまに挟むだけ」の簡易的なものなので、両手で振るなど強い力が加わればぜったい外れないとは言い切れません。

ですので「念のため」に付けていたわけです。

でもこの書類受けはあくまで安心のためのパーツであって、なくても機能的にはそこまで大差はありません。

だったらなくてもいいかもしれない。そう思い、今回のB4サイズの試作では、一旦外してみました。



これはこれで良さそうな気がします。

ただ、書類受けをなくすなら「名刺ポケットを横にめいいっぱい広げればいいじゃないか」と思われたかもしれません。

でも、これには深いワケがあるのです。

ちょっと長くなりそうなので、それについてはまた次回。


つづく。

いただいたサポートは、新しいアイデアを形にする【試作費】に使わせていただきます。ありがとうございます。