夜のひじき採りです

姫島の『幻の2日ヒジキ』ができるまで!

収穫前の準備タイトル

 12月15日にスーさんからメールがきた。
『姫島ヒジキ』解禁の準備❗❗
「再来週、姫島ヒジキの解禁です。
1日しか解禁しないので、天気予報が出てからじゃないと、日にちは決定しないのですが、再来週の解禁だけは決まっています。
なので、父が少しづつ準備をしています(^^)
真夜中の解禁なので、天気が良くて暖かいといいんだけどな~。
一度、吹雪の日に解禁で、前が見えなくて、岸と沖が分からなくなって恐かった事もあったな~(>_<)
体調万全にしておかないと(^∇^)♪」

姫島ひじき釜戸

⬆︎ヒジキを煮るための釜戸の場所をつくる。

姫島ひじき薪

⬆︎ヒジキを煮るために用意した薪。

干場

姫島ひじき_干場

⬆︎煮たヒジキを乾燥するための干場。

収穫タイトル

 12月25日にスーさんから待望のメールがきた。
 姫島ヒジキ解禁だ。
「姫島ヒジキが12月24日の午後11時~25日の午前6時までの7時間のみ解禁されました。(一昨年までは、2日間の解禁でしたが、去年から1日のみの解禁になっています)
 今年の解禁日はクリスマス( ;∀;) 。我が家は、両親と私の3人でヒジキ採りにいいきました。天気はよかったのですが、残念ながら今年は月が出てない闇夜。海は真っ暗です。
 しかも、午後11時~解禁といっても、24日の姫島の干潮は午前2時。あんまり早くいっても潮が干ってませんし、干る潮ではないので、短時間勝負です。
 24日は超早めに寝て、11時に起きて11時半に海に繰り出しました(^^)。
海にはもう沢山の人が来ているのがヘッドライトの明かりで分かります(^^)
『来るのが、遅いで~』と声をかけられながら、新品の鎌で頑張って採りましたが、今年のヒジキは細く短いので、なかなか、籠がいっぱいになりません(T_T)
 潮が満つまで頑張って採ったのですが、去年の半分位しか採れませんでした(TДT)。家に帰り着いたのが午前4時。それからお風呂に入って、寝ました。疲れた~(*´∀`)♪」

夜のひじき採りです

⬆︎スーさんが収穫時の画像を撮影できなかったので、上の画像は、叔父の私が想像で描いた。姫島にいた時、ヒジキの収穫には一度もいったことがなかった ( ̄ー ̄; )ので、間違っていたら、ごめんなさい。

収穫後の選別タイトル

選別01

選別02

選別03

収穫後…①選別
「採ってきたヒジキ。
まず、ヒジキに混ざってしまったヒジキ以外の海藻を選り分けたり、ヒジキを刈る時に付いてきたヒジキの根を切ったりします」

収穫後の洗いタイトル

洗い01

洗い02

収穫後…②洗い
「選別したヒジキを洗います」

収穫後の荒炊きタイトル

荒炊き01

荒炊き02

荒炊き03メイン

荒炊き04

荒炊き05

荒炊き06

荒炊き07

収穫後…③荒炊き
「洗ったヒジキを少し茹でます(荒炊き)。
茶色かったヒジキが緑色に変わります(^∇^)♪
茹でたヒジキを洗ってから今度は本炊きしていくんですが、本炊きは時間がかかるので今日は荒炊きを少しして終了。
明日は天気が悪そうなので、炊いてもヒジキが干せません。なので本炊きはいつからできるか分りません。
お正月までに終わればイイんですが( ̄▽ ̄;)

本炊きの写真は後日送りま~す」

 販売されているヒジキができるまでを、スーさんがメール送信してきた画像で見ると、大変さがわかる。『姫島ヒジキ』が“幻の2日ヒジキ”として、その味で愛されている秘密も理解できる。

大分県姫島からの離島の収穫便りです。サポートよろしくお願いします。