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高田千明さんという生き方~乗り越えるのではなく受け容れて生きる~


メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」2020年3月4日日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

パラリンピック走り幅跳び選手

高田千明さんをご存じでしょうか?

先日、偶然にテレビを見ていて

彼女の存在を知り、感動しました。


千明さんは、幼少期に視覚の病気が見つかり

少しずつ視力が失われ、

20歳ころ、ほぼ見えなくなってしまいます。


千明さんは

視覚障害を受け容れ、現在、走り幅跳びの競技を続けながら

一児の母として

充実した毎日を過ごしていらっしゃいます。

(ご主人もパラ選手で、聴覚障害をお持ちです)


ご両親が

千明さんの障がいに気づいたのは

5歳の頃。

受信の結果、徐々に視力が失われる病気だったことが

わかります。


千明さんは

ご両親から次のようなことを言われて

育ったとお話しされています。


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まだ視力が残っている間に、
自分で色々な物を見て、触って、
感触を覚えなさい。

周りの状況を把握して
自分で動けるようになりなさい。
どうやったらできるか
それを自分で考えなさい。

自分でできるようになるための
支援なら、どれだけでもする。

私たちは、あなたより早く死ぬ。
ずっと世話をしてあげれない。
だから、
自分でやれるようにしなさい。

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かわいそうに・・・で、やってしまうのは

簡単。

できるようになるための支援より

やってあげる方が簡単。


そうやって自立を第一に育てられてきた

千明さんは

中学で盲学校に入り、

「手取り足取り親に助けてもらっているような子」

逆に衝撃を受けたといいます。


しかし、盲学校での生活で

「どうやって空間認識をしていくか、

周りから情報を得たり支援を求めたりするか、

生きていく上で必要なことを

学ぶことができたのは良かった」

と、おっしゃっています。


人を育てるということは、どういうことなのか。


桑原自身も、昨年は、そのことで

何度も悩みました。


簡単に答えは出ません。


してあげることは、

瞬間の心地よさであるけれど

長い目で見て

必ずしも相手のためには

ならないということだけは

いえるのではないかと

思うのです。

みなさんは、

人を育てるうえで大切なことは

何だと考えますか?

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