聞いた瞬間、好きにならざるを得なかった藤井風のオールナイトニッポン0
「今週この曲めちゃくちゃ流れるな」が全ての始まりだった。
藤井風の「優しさ」って曲ご存知ですか?
私は5月の最終週、この曲を少なくとも
・アルコ&ピースのD.C GARAGE
・Creepy Nutsのオールナイトニッポン0
・佐久間宣行のオールナイトニッポン0
・三四郎のオールナイトニッポン
・オードリーのオールナイトニッポン
の番組内で5回は聞いた。
一週間でとにかく「優しさ」を摂取し続け、5/30にその作曲者がオールナイトニッポン0をやるという。
「いや、聞くしかないだろ......?」
ちなみに筆者は、母親の影響で幼少期から宇多田ヒカルや平井堅などを浴びるように聞いています。つまり、そういうことです。
radikoのタイムフリーでいざ再生。
(私は基本的にまるっと一週間遅れでラジオを聞いているので、6/6に聞きました)
「や、『優しさ』では?????」
聞き馴染みのある時報がなったあと、聞き馴染みのあるイントロが流れてきた。
今週しこたま聞いた「優しさ」の弾き語りが体内に流れ込んでくる。好きなものが多いので、本能的に分かった。
「はいッ!これはヤバいやつ〜!」
心地が良すぎてびっくりした。これタイアップ付いてないの???嘘でしょ???さてはとんでもねぇ曲だ......。
頭の中が「優しさ」で満たされたのも束の間、曲が終わり藤井風と思われる人が話し出した。
「えっ、どういうこと......?」
耳から入ってくるのは、あどけなくも感じる日本語や日々千鳥から聞こえてくる方言。さらには、英語なんにも分からん人間でも分かってしまう超英語だった。そして極めつけの一人称が「わし」
.....わし!?!?!?
ちょちょちょっと待ってくれ。情報量が多すぎる。
それでも番組は無慈悲に進んでいく。めちゃくちゃ進行たどたどしいな。でも不思議と聞き辛くない。
「Twitter」と「リアクションメール」の発音が良すぎて笑ってしまう。でも不思議とクセになる......。
脳内はもう、シソンヌの不動産屋のコント状態だった。
番組が終わり、即2周目を聞く。
個人的に即2周目を聞いたのは、マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0以来だった。(レギュラー放送して欲しい〜!!!)
ラジオを聞き終わった。やばいものを浴び続けた時間が終わった。
「死ぬのがいいわ〜死ぬのがいいわ〜」
「それはなんなん〜♪」
ふと脳内再生される曲。音楽には明るくないし、曲を聞いてもすぐ忘れるタイプの人間だと思っていた。
でも今は、藤井風の曲が脳内を占領している。
えぇ〜怖いんですけど
これもう完全に好きじゃん???
本当に何も知らないけど、"音""楽"の具現化みたいな人だなと思った。好きなものに対しての熱量と技術のレベルが同じだと、こういう感じになるのかなって。最大級の身勝手なわがままで、「一生音楽ができる環境と身体であって欲しい」と願ってしまうほどに、異常に惹き込まれた。なんなんだろう、不思議な感覚。
ラジオって本当に恐ろしい。
2時間弱聞くだけで「好き」という感情を芽生えさせる。
最高のコンテンツだな全く......。
そして私はこの熱から覚めることなく、藤井風Twitterをフォローし、youtubeにある動画を漁り身悶え、人生がまたひとつ楽しくなったのでした。
接吻が......良すぎる......。
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