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些細な意識



習慣として動作を大切にしています。日常生活の中で人は音を立てながら動きますが、自分が出す音には意外と無頓着です。

ドアの開け閉めを丁寧にして、やさしい音を奏でるように心掛けています。玄関では靴を揃えて、ほとんどの靴を下駄箱に収納します。足音に注意して歩き、座る時の音にも気を配ります。物を机に置く時や片付ける時、冷蔵庫を閉める音など、自分の行動や動作一つ一つに細かな意識を向けることで、その瞬間に集中できます。

あれこれを考えながら適当にするのではなく、一つ一つを流れるように行うようにしています。そうすると、動作にゆっくりとした美しさが生まれます。ゆっくりと流れるような美しい動きは、時間を自分の手で動かし、支配することができるのです。その結果、自分の中で独自の時間と空間が創り出されると感じています。

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