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一生を捧げる仕事に出会った、コミュニケーション力0のマジメ君。(舟を編む)

映画「舟を編む」を鑑賞しました。

十年以上かけて、新しい”辞書”を作る人たちの物語。

覚悟と情熱をもって終わりの見えない作業に取り組み続ける主人公たちの姿を静かに丁寧に描いた映画だった。

主人公であるマジメは、コミュニケーション力が低く営業の仕事は全然できなかった。ひょんなきっかけから辞書を作る部署へ移動になる。そこで、辞書作りの魅力に目覚め、自分の一生を捧げて新しい辞書作りを始めた。

営業の仕事とは一転、だんだんと強まる辞書作りに対する想いや、細部へのこだわりを持つマジメは辞書作りの仕事がとても適任だった。

この映画を見て、辞書作りという仕事の奥深さはもちろん、人は誰しも長所と短所を持ち合わせていること。そして、自分の長所は活かす尊さ。逆に、短所は他人から愛されるその人らしさであることを感じさせられる映画だった。

主人公と同じく、私も決して高いコミュニケーション能力は持ち合わせていない。そのことで幾度となく悩むこともあった。しかし、自分の長所も知っている。例えば、接客をする時に笑顔だけはいつも褒められること。現場作業へ興味があって、周りを見て自ら行動できること。この2つは自分の長所だと思う。それを活かして働ける環境に巡り合えたら、私も覚悟を決めて、一生捧げて仕事がしたい。