
新卒入社6ヶ月、退職しフリーランスになりました
2019年9月末をもって、今年4月に新卒入社したデジタルエージェンシーを退職しました。
大学3年の冬に内定をいただいいてから約一年を経て入社。広報部にて社内広報・採用広報まわりのコンテンツ制作などの貴重な経験をさせていただいた株式会社インフォバーングループ本社、短い間でしたが大変お世話になりました。
ちょうど6ヶ月。
大学の卒業式でたくさんの「おめでとう」に囲まれていたとき、
半年後に再び「おめでとう」を聞くことになるとは思いもしませんでした。まさかね。
茨城大学を卒業しました
— ひやま (@hima__ya) March 26, 2019
4年前、自由に本がつくりたいという理由で入ったこの大学。約30冊のフリーペーパーを作れてやりきれたし、取材でお会いする人達のストーリーから大切なことを学びとっていくような4年間でした
出会った人ひとりひとりが授業のようだった大学生活、本当にありがとうございました pic.twitter.com/JnhTz8nW36
なんで辞めたの?
自分が将来目指したい方向性をよく考えた結果、「20代前半にフリーランスという働き方にチャレンジしてみたかった」 のが退職の主な理由でした。
はじめに言っておくと、会社に対して大きな不満があったわけではありません。webメディア業界における多様な機能を揃え、そのほとんどをローテーション体験させてくれる新卒研修。広報部に配属された後も自分のやりたい仕事をどんどん任せてくれるマネージャー。お忙しいなか、私個人の人間性をよく見てアドバイスしてくださる先輩方。たった半年じゃ分からないこともあるぞ、なんてツッコミが飛んできそうですが、このような思い出だけでも新卒で入る最初の会社にインフォバーンを選んでよかったなあ…と思います。
今日は今の自分が考えうる最高の企画提案のプレゼンだった
— ひやま (@hima__ya) May 24, 2019
入念に準備をしたにも関わらず、優秀な同期たちの発表と先輩の鋭いフィードバックに完敗した
死ぬほど悔しいけど、がむしゃらに頑張って全力でこてんぱんにされるって楽しいね
近所の公園のベンチで過ごす金曜の夜は頭を空っぽにできて良い pic.twitter.com/GFpE8sOzcI
しかしその一方で、会社員としてひとつの会社で働いている自分にモヤモヤしていたのも正直な気持ちでした。
もともとフリーランスっぽかった学生時代
書籍の企画やWebメディアのコンテンツ制作。未熟ながらも熱量だけを取り柄に突っ走っていた自分に目を留め「いつかひやまに仕事を手伝ってほしい」と声をかけてくださる方が、卒業式が近づくにつれて増えてきました。
【つくりました】
— ひやま (@hima__ya) December 25, 2018
飲食店の店主を掘り起こすフリーペーパー「てんちょう」をつくりました
飲食店の店長って実はめちゃくちゃ面白かったりするのに、世の中のお店紹介本はなぜそこに注目しないのでしょう
もらってくれる方、連絡くれると喜びます。文章・写真・デザイン全部ぼっちで頑張ったのでぜひ… pic.twitter.com/Our28M5ygg
(大学の卒業制作を通して仕事をいただくことがあるなんて、当時は思いもしていませんでした…。)
1997年生まれ・22歳の私にとって、こんなに若いうちから個人の仕事をいただけているなんて、そうそうない経験だと思います。
しかし会社員になることで、一日の大半を会社の仕事に割く=今せっかくいただいている個人のお仕事の時間を減らしてしまうのは、なんだかもったいないなあ、とも思っていました。
会社の仕事が嫌いだったわけではありませんし、編集の基本を教えてくださる先輩がたくさんいる贅沢な会社を退職するのはもったいない。悩みすぎて胃が痛くなってたくらい。
しかし、失うものがまだ少なくエネルギーが有り余っている「若さ」という特権があるからこそ、独立しあらゆる毛色の仕事を経験してみたかったんです。
特にお金のしくみとビジネスに疎すぎる自分にとって、自分で稼ぎに行って仕事をする経験は早ければ早いほどタメになるのかな、感じています。
【まとめ】
「20代前半にフリーランスという働き方にチャレンジしてみること」が
自分にとって最も納得のいく選択
1. 今自分にきているボールを逃したくなかった
2. 自分が経営者になることで、ビジネスのしくみを体で覚えたかった
3. 決断はきっと早い方がいい
これから何するの?
10月からはひとまず 編集者・ライター・デザイナーと名乗ります。
かねてからお声がけいただいていた企業さま数社にて、広報/採用コンテンツ制作のお手伝いをさせていただく予定です。取材・執筆からデザインまで、広報・PR畑を主戦場に幅広いコンテンツ制作をしていく方針です。
・カイシャをつくる(のを手助けする)編集パートナー ほとりび
・ビジネス・テクノロジー領域に強みを持つ編集集団 モメンタム・ホース
・かえれる地元をつくる kaettara
・フードシェアリングサービス「TABETE」を運営する co-cooking
広報・PR領域以外だと、わずかですが雑誌の取材のお仕事にもチャレンジしていきます。
ひやまにできること
1. 社員インタビュー/執筆
2. 広報誌/フリーペーパーの制作
3. デザイン
くわしくいきます。
1. 社員インタビュー/執筆
いわゆる有名人よりも「ふつうの人」のインタビューが得意です。企画から取材・執筆・撮影・編集・ディレクションまでやります。
オウンドメディアで執筆、対談記事も制作させていただいていました。
【書きました】
— ひやま (@hima__ya) January 31, 2019
インターン先のオウンドメディアでベルフェイスの西島さん@NishijimaYuzoにお話を伺いましたhttps://t.co/exocb9mBrF
『強い一面しか見せない人と、いろいろな顔を見せる人、どちらがモテるか』西島さんの言葉を借りて、自社発信において心に留めておきたいお話を書いています!ぜひ。
Public Relationsの考え方や、コンテンツマーケティング、ブランドの生まれ方についてお話ししました。
— 寺口 浩大 🌐 ONE CAREER Inc. (@telinekd) August 28, 2018
大好きなメディアと人たちに感謝。
学生の本音を知る前に、自分をさらけ出しているか? SNS発信は関係構築の第一歩ーーワンキャリア・寺口浩大さん https://t.co/7oNkWtb7St @PRTC_181127より
2. 広報誌/フリーペーパーの制作
企業広報誌や地域のフリーペーパーをこれまで30冊ほど作ってきました。
チームで協力して作ったり、自主制作誌をひとりでまるごと作ったり。
企画・取材・文章・カメラ・エディトリアルデザイン・印刷等、作り方が分かります。ひとりで一から作れます。
フリーペーパー専門書店元スタッフ。これでもかというほどフリーペーパーを見てきた自信ががあります。尖っている媒体を紹介したり、フリーペーパーにおける企画の作り方等アドバイスします。
茨城県出身の女性を応援するフリーペーパー「茨女」vol.7出ました。3周年ということで普段裏方である編集員が表に出て、各自やりたい企画を展開していく構成になっています😉表紙も編集員です。普段埋もれている茨城の女性を全力で掘り起こしてます。欲しい方は秒で郵送しますのでDMに住所ください☺️ pic.twitter.com/lQAs9FW4PB
— ひやま (@hima__ya) March 3, 2018
茨城県大子町のフリーペーパー「たべる、たび。大子」を一緒に作らせていただきました。
— ひやま (@hima__ya) May 4, 2018
メニューがやきそば1つしかないお店「高倉」は「小さな子供から大人まで誰でも食べられるように」とフォークで出されるんですが、私そういうストーリーに弱いなって思った
茨城で一番推しの街になりました大子 pic.twitter.com/dGx0DCWvcv
【デザイン】
もともとは美術系学科の出身でした。Illustrator・Photoshop・Indesignを使い、名刺やポスター、ページ物の制作をします。
性格通りのシンプルなモチーフが特徴で、制作の意図をデザインに落とし込む提案が得意です。イラストも描けます。似顔絵が得意。
週末撮った広島旅行のお気に入り写真。iPhone写真のポテンシャルを限界まで引き上げるの楽しい pic.twitter.com/4acaTRMxcC
— ひやま (@hima__ya) July 16, 2019
ゆとり世代の思想をまとめた教科書 #ゆとり本 の書籍デザインを担当しました
— ひやま (@hima__ya) April 24, 2019
落書き可能な白紙の表紙、手書き線など「既にある定型に手を加えていく」ことがゆとり世代らしさの一つなのかなと感じたそのままをデザインに落とし込んでいます
明日から青山ブックセンターにて販売していますので、ぜひ pic.twitter.com/DPNrSV1Qa9
お声がけくださると飛んで喜びます。爆速でお返事します。
リスクをとることで自分のキャパシティを広げていきたい
新卒半年で独立するなんて胸やけがするほど不安です。ですがあえてヒリヒリする環境に飛び込むことで、20代前半で「全ての責任が自分に降りかかるしんどさ」「お金を稼ぐことの難しさ」を経験しておきたいと思います。
20代前半にフリーランスという働き方にチャレンジ。あくまでチャレンジです。個人でやるからこそ失敗も多く、だからこそ成長できる。といいつつ、今だけの特権だ…数年続けば良い方だ…とも思っているので、限界がきたらまた会社員に戻ります。
社会人として足りないところだらけだとは思いますが、自分と人に正直に生きていきますので、見守っていただけたら幸いです。