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詩85 静生🌿

誰 ひとりとていない 最高の贅沢

私は 静寂という 

この世の天国に 身をまかす


歓迎の瞬風に歓喜しながら

義経をも魅了した 

天地の光に 身悶える


時折 聞こえる

 
コンコンという 心地良い 
響きと振動。


あぁ。キツツキかな

それとも天狗のイタズラか


イライラを誘う、
都会の喧噪のような

生活感 溢れる音でなく


胸に染み入るような

涙腺を 刺激するような…


なんということだろう。


音の主は 私自身だった。


私自身の 心臓の鼓動であった。

私は

生きているのだ。 間違いなく 生きているのだ。


自分の思いなど関係なく、

心臓は 動いているのだ。


気にする事も無く

頑張って 動いてくれているのだ。


私は 生きていることを 実感する。


こんなにも 力強い味方が 

こんなにも 近いところにいたのだ。

自分の中に あったのだ!


#創作大賞2023 #オールカテゴリ部門




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