ビジネスを大きくするなら圧倒的に法人化がオススメ!法人のメリット

今回は法人化するメリットを中心に書いていきます。法人化のメリットは細かいところで色々ありますが、大前提として、取引額を大きくしていきたい場合は必須と考えるべきです。

これは私が会社を立ち上げる前に働いていた会社のお話ですが、新規の企業と取引をする際に与信というものがあります。これは簡単に言えば信用調査のようなもので、その会社と取引をして大丈夫かどうかを事前に把握する審査のようなものです。その会社では、いくつかの項目についてポイントが割り振られていて、そのポイントの合計値によって最大の取引金額を決めるというものでした。項目の例を挙げると、資本金、従業員数、会社形態、主要取引銀行、設立からの年数などです。もちろんポイントが高いほど、大きな取引ができるようになります。会社形態は「株式会社」がポイントが一番高く、個人事業主はマイナスでした。何ポイントかまでは覚えていないですが、マイナスの寄与度は大きかったと思います。

もちろん、全ての会社でこの制度が採用されているわけではないと思いますが、私が務めていた一部上場会社ではこのような仕組みが採用されていて「こうやって信用度を測っているのか」ととても勉強になった記憶があります。前回の記事にも通ずるところがありますが、やはりまずは「普通の会社という体裁を整える」ことが重要だと考えます。個人事業主では取引できない可能性もありますし、資本金も1円で話になりません。大きな会社とも取引をしていきたい、自分の会社を経営していきたいという覚悟があるのであれば株式会社の設立以外選択肢はありません。

そして法人にすると色々なメリットがあります。ぱっと思い出すだけでも、家賃、外食代、車代、旅費などを色々なものを経費にできます(もちろん、条件はありますが)。経費になるということは、自分の財布からお金を出さなくて良いということです。極端な話、プライベートな支出以外の支出は、もう1つのお財布とも呼べる会社の口座から支払うことができます。会社を設立するときに資本金が必要ですが、その資本金が100%自分のお金(自分の懐から出したお金)である場合、株式を全て自分自身が持っていることになるため、100%オーナー会社です。こうなると、会社のお金は"実質"自分のお金と見ることができます。もちろん、お金は出ていくことに変わりは無いので無駄使いは禁物ですが、個人のお金はかなり貯まりやすくなります。

逆に法人のデメリットは、法人を作り、仮に年間の売上が0でも法人住民税がかかる点が挙げられます。自治体によっても異なると思いますが、東京都の場合は6万円です。会社を作ってほったらかしだと毎年6万出て行くことになるので、年間で6万以上稼げるかわからない場合は設立しない方が良いかもしれません・・・。

いずれにせよそれなりの売上が立ってくると税金面においても法人の方が有利です。大きな金額を稼いでいきたい覚悟がある場合は、一日でも早く株式会社を設立することをオススメします。

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