Webマーケティングの会社は「違和感を与えないこと」を意識する

BtoB向けの会社を経営する上で大切なことの一つは「違和感を与えないこと」だと私は考えます。特に実績がない時ほど気をつけるべきことかもしれません。

Webマーケティング業界の良いところのは、若い会社でも老舗企業に勝負で勝てる可能性があるということです。変化の早い業界なので、老舗の大企業がWeb上のあらゆる分野で最先端を行っているかというとそんなことはありません。これが製造業とかになってくると、やはり実績が豊富な老舗企業が強いイメージがありますが、Webマーケティングは、大企業よりもスピード感やレスポンスの良さなどで十分勝負できます。これは、業界自体が若く、若い人が多く活躍する業界なので、会社自体若くてもそこまで問題視されないからではないでしょうか。

とはいえ、ビジネスは信用が全てです。信用を得ることができなければ受注には至りません。そこで先ほどの「違和感を与えないこと」という所に繋がってきます。

変な話、Webマーケティングの会社は、この世の全ての企業がターゲットとなり得ると私は考えています。Webマーケティングの本質はアクセス、ひいては売上を伸ばすことです。アクセスや売上が伸びて困る会社なんてありません。私の会社もそうですが、基本的に業界、業種を問わず間口を広げて構えています。その方がお問い合わせの数も増えやすく、結果的に売上を作りやすいからです。もちろん、特定の業種に特化したWebマーケティング会社でも良いと思いますが、精通した業界などがなければ、間口はなるべく広げて構えることをおすすめします。

そして間口を広げると言うことは、老若男女あらゆるマーケティング担当者があなたの会社のサイトにアクセスしてくると言うことです。それなのに、極端に女性によったデザインだったり、動きが多いリッチなサイトであったり、お問い合わせ窓口が携帯電話であったり、かっこつけて代表取締役の名前が英語だったりすると、担当者によって「なんか他と違うな」と思われる確率が高くなってしまいます。そうなると、せっかくの顧客候補を逃してしまうことになります。

ではどうするか。ずばり「信用できそうな普通のコーポレートサイト」にすることです。目立つ必要なんてありません。結局万人受けを狙うのであれば、普通が一番なのです。これがWebデザインのセンスを強みにする会社であれば多少尖った要素も必要だと思いますが、そうでなければ尖る必要はありません。私の会社のコーポレートサイトも、とにかく万人受けする普通のデザインを意識しています。そして「普通の会社であればこういう風に載せるよね」ということを常に意識しています。先ほど例であげた「固定の電話番号を記載する」や「代表取締役を英字で書かない」という例です。あとは「合同会社ではなく株式会社にする」とかもそうです。合同会社も大分認知はされてきてますが、それでも株式会社の方がメジャーなので、違和感は持たれないのは株式会社です。

Webマーケティングの会社を経営するときは、ぜひ意識してみてください。


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