7/13〜7/17 ドル円 トレード戦略

ドル円 week

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今週は陰線を確定(白矢印)。
相変わらず方向感もなくボラも小さいので非常にやりにくい相場でしたね。

今週は米・6月ISM非製造業景気指数が好結果となって上昇するも、強い抵抗帯となるレッドゾーンで反発されブルーゾーンまで下落していきました。

直近の相場を観察すると、ブルーゾーンを実体で下抜けず全て反発している動きを作っていることにも注目しておきたいところです。


ドル円 day

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前回のトレード戦略から引いている仮のゾーンもまだ使えるので引き続き表示させていきます。

さて、難しい相場ですね。
まずは黄色ボックス相場のパワーバランスを見ていくと、上昇と下落どちらもヒゲを多く付けており迷いも見えます。
そして上昇圧力も下落圧力もほぼ同じくらいにも見えますが、その中でも一つ注目しておきたいのはピンクボックスです。

ピンクボックス内の相場は、唯一レンジ形成をしています。
レンジ相場というのはブル派とベア派が攻防しているところであり、それによって抵抗帯が生まれやすくなります。

今回は約5日間の攻防の末に下落に転じました。
つまりその時点で上にレジスタンス領域が生まれたので、なかなか上昇に転じにくい相場(上値が重い)になったことが考えられます。

そしてもう一つ注目したいのが、前回上昇に転じた白矢印の部分です。
もしくは大陽線を形成した緑矢印のローソク足。

多くのポジションを滞留させて、更に意識されるのはこのどちらかのローソク足であり、その安値付近まで深掘らないとなかなか相場を反転させるのは難しい気もします。

そういった点でも今は中途半端な位置で止まっている印象なので、ここから反発したとしても先ほどのレンジ形成による生まれた抵抗帯(ピンクボックス)で反発される可能性があるでしょう。

つまり、来週は上昇したとしても黄色ゾーンあたりで反発、下落しても緑ゾーンあたりまでと想定して戦いたいところです。
ただし、大陽線が出現したときは要注意ですね。
抵抗帯があろうがブチ抜いていくこともあります。


※ここでは詳しくは割愛しますが、レンジは時間的調整・密度・節目・形などなど、非常に奥深く、それによって抵抗帯の強さは変化するので、必ずしも強い抵抗帯が生まれるわけではないです。
そういった点で見ると今回のレンジはそこまで強い抵抗帯ではない印象です。


ドル円 4h

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4時間足レベルでは比較的大きな陽線を形成(白矢印)させて反発してますね。
しかし先ほど話したように、中途半端な位置で止まっている印象でもあります。

直近の相場を見ると(黄色ボックス)、レンジ形成後にもう一段の続落を見せているので、これと似たような動きになる可能性もありそうですね。

黄色ゾーンあたりまで上昇してきて上値が重い動きをしていたらショート。
ロングを仕掛けるなら緑ゾーンあたりまで引き付けたいところでしょうか。もしくはブルーゾーンの下限まで落として底堅い動きが見られたらロングを仕掛けてみるのも良いかもしれません。

ある程度の抵抗の強い場所は分かってきたと思うので、あとはそれぞれのトレードスタイルに合わせて戦略を練っていければ良いのかなと思います。


まとめ

ドル円 day

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ドル円は底堅く上値も重い相場ですね。

FRBは少なくとも2022年末までゼロ金利を維持する表明をしておりドル高圧力が限定的に。
さらに日銀もFRBより先に利上げに踏み切るのは難しいと表明しており円高圧力も限定的に。
FRBも日銀も金融緩和長期化に伴い、ドル円は方向感を失っています。

仮に新型コロナウィルスの影響が和らぎ、ドル円が上昇する展開を見せたとしても、FRBによる利上げが見込めないことや、米中対立の懸念が拭えないことには上値は限定的になる可能性が高そうです。

しかしある意味で上値も安値も限定的なので、ギリギリ引き付けられたらおもいっきり逆張り仕掛けるチャンスもありそうです。
例えば105円とかまで落ちたらロング仕掛けるチャンスともなりそうですよね。

ひとまず来週も引き続き乱高下相場を想定して戦っていこうと思います。


主な抵抗ゾーン

・イエローゾーン(110.758 - 111.326)
・ブルーゾーン(109.327 - 109.569)
・レッドゾーン(107.577 - 108.216)
・ブルーゾーン(106.480 - 106.746)
・イエローゾーン(104.579 - 105.266)
・ブルーゾーン(102.468 - 103.014)
・レッドゾーン(100.085 - 101.296)

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