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『誕生』と、わたし。【原点を紐解く】


「自身の歩んできた道や想いを綴っていきたい」

そう考えて始めたnote。

当初は、声優を志した中学校時代からを綴る考えでしたが、ふと、産まれたときからの歩みも、書き残しておきたいと考えを改めました。

自身の過去を振り返ることで、この現代、より自分らしく進むためのヒントを見つけられるのではないか。

そして、わたし自身が、より深く『じぶん』というものを知ることが出来るのではないか。

と感じたのです。

『自分の原点』というと、大仰かもしれませんが、『自分が声優を志した原点』は、中学校3年生の秋のころまで遡ることになります。

ですが、その『声優』というものを意識したきっかけは、また別の時代にありました。


声優としての原点とターニングポイント


皆さんが『声優の仕事』と聞いて最初に思い浮かべるものはなんでしょうか。

多くの方は、『アニメ』と答えるのではないかと思います。

現在は声優の仕事も多岐にわたっていますが、わたし自身、最初に声優というものを認知したのは、アニメを観ているときでした。

エンドロールに書かれている『声の出演』。

あのヒーローやヒロインの横に書かれている、知らない人の名前。

小さい頃は何も考えず、ぼーっとそれを眺めていたのでしょう。


それらを流さず、気にするようになったのは何時のころか。

アニメのキャラクターだけではなく、演じる中の人にまで興味を持ち始めたのは本当は何時のころからなのか。


記憶を呼び起こすと共に、それを見つけるのも面白いと考えました。


わたしのなかには、『声優を志すきっかけとなったアニメ』と『声優を志すきっかけとなったアニメを観るに至る自分を作り上げた、そもそもの発端となったアニメ』というものが、確実にあります。

その大事なターニングポイントについては、今後綴っていくことになりますが、それを綴る前に、わたしの生まれた時からを振り返りながら、様々な記憶を呼び起こしてみたいと思います。


原点を探るための旅


生誕

わたしは、母の実家がある、神奈川県・相模原市の病院で産まれました。

当初の誕生日は12月8日。

しかし、母が定期検診に出向いた結果、今すぐ出産しなければならない、という状況になり、帝王切開。11月9日に、産声をあげることになりました。

産まれたときの体重は、およそ1500グラムと聞いています。

現代の新生児の平均体重が2980グラムとありますので、とても小さい男の子だったのだと思います。


そのわたしが、『ここまで健康に、しっかりと育つことが出来たのは、両親のおかげである。』…ということは、言うまでもありませんね。

歳を重ねれば重ねるほど、両親の苦労と愛情に、改めて感謝し続けなければならないと考えます。

産まれた時の記憶…というものは流石にありませんが、何か思いだそうとすると、幼少のころに住んでいた家や、大好きだったお婆ちゃんの顔が浮かびます。


記憶を辿る鍵~「写真」

あと、記憶を辿るとすれば、『写真』でしょうか。

わたしが撮られた写真はどれも、なぜか手に『たくあん』を持っているものが多かったように思います。

動物園に行った時も、近くの公園に行った時も、なぜかたくあんを手に持っているのです。

母に聞くと、小さい頃のわたしは、たくあんが本当に好きで、おやつはクッキーやチョコレートではなく、たくあんを求めていたそうです。

その反動からか、学生時代、添えられたたくあんは食べないことが殆どでしたが、今思い返すと、ちょっと変わったこどもだったと思います。

今はどうなのかというと…定食屋のセットで添えられているたくあん、居酒屋で頼むいぶりがっこや漬物。どれも好きです。

学生時代は飽きが来たのか、反抗期だったのか。

いまではすっかり、たくあんを傍に置く生活に戻っています。


記憶の中にある「夢」

今、こうして書きながら、その他で覚えていることというと、幼稚園に入る以前の記憶で、『父に担がれながら、古民家を後にする夢』をみたことがあります。

お婆さんが、「お菓子、お菓子をどうぞ」と大声で呼びかけてくるのですが、それを聞かずに、山の方へ進んでいくのです。

このことはぼんやりと、いつも記憶の片隅にあったのですが、長い年月を経て、この記憶が重なるタイミングが出て来ます。それはまた別の機会に。


これから

こうしてパソコンのキーボードで、昔の記憶を思い出しながら打ち込んでいますが、普段は忘れていることも、パッと蘇る瞬間。これがとても心地よく感じます。

現在のわたし。

声優を志してから、ここまで進み続けているわたし。

原点はあれど、この一つ一つの記憶と思い出の積み重ねがなければ、ここにたどり着くことは無かったでしょう。

未来の自分に繋いでいくためにも、このnoteというコンテンツを使って、これからも自分の人生の歩みを紐解いていくことにします。



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