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ZOOMの操作ガイドを作成!コロナによる当事者会の多様化と、オンライン活用の可能性

(概要)
★コロナの影響を受け、当事者会や自助グループの開催方法・参加方法が多様化
★当事者にとっては選択肢が増えた一方で、参加にはオンラインの知識が必要に
★初めてオンライン当事者会へ参加される方に向け、「ZOOM」の操作ガイドを作成

(内容)
全国さまざまな場所で、ひきこもりなど生きづらさを抱えた方々の当事者会・自助グループが開催されています。

ただ、今年に入り、そんな会の多くがコロナの影響を受け、開催中止に追い込まれてきました。
そうした会の多くは、当事者の方々にとって居場所にもなり得る場。
なんとか居場所を継続しようと、多くの主催者がオンラインでの開催へシフトしてきました。

その後、緊急事態宣言が解除されてからは、少しずつオフラインの開催も戻ってきており、いまではオンライン・オフラインの両方を組み合わせながら開催されるようになっています。

このようにオンラインの当事者会が増えた結果、いままでは地元でしか参加できなかったけれど、地域を超えて、さまざまな会に参加できるようになりました。
また、オンラインでの参加であれば、時間をかけて会場まで行く必要も無く、交通費もかかりませんし、参加後も自由に入退室できます。
それだけでなく、自分の顔や部屋を見せずに参加したり、チャットだけで参加したり、場合によっては見学だけなど、参加の仕方も自由に選べるようになりました。
もちろんオフラインのほうが良い場合は、オフラインの会を選べば、直接会場で会話をすることもできます。

このように選択肢が増えてきたことで、これまで参加できなかった、あるいは参加を控えていた方々にも、当事者会に参加できるきっかけが広がったのではと思います。

一方で、そうしたオンラインの当事者会に参加するためには、ZOOMなどのツールを活用する必要があります。
これも、やってみると意外に簡単なのですが、初めてだと不安は大きい。
特に、普段からオンラインのツールに触れたことが無い方にとっては、『アプリのインストール』や『設定』といった言葉を聞くだけでも「自分に出来るかな」と躊躇するものと思われます。

そんなこともあり、初めての方でも、出来るだけ分かりやすく挑戦できるよう、オンライン会議ツール「ZOOM」の参加者向け『操作ガイド』を作成してみました。

いまはまだ、オンライン当事者会の参加者の多くは普段からSNSを見ているなど、オンラインに一定慣れ親しんでいる方が多いような気がしています。
SNSなどを通じて、オンライン当事者会の情報をキャッチし、自ら参加してこれる方々です。

ただ、この先はきっと、いままで以上にオンラインツールに慣れていなかった方々にもオンライン当事者会の情報が届いていくでしょう。
オンラインによる当事者会の情報がより広く認知されるようになり、家族や周囲の方から教えてもらったり、支援機関の職員の方々から情報を受け取ることも増えてくるためです。

そうした時、安心して参加の一歩を踏み出せるようサポートしたい。
そんな風に考えて作成した操作ガイドです。

ひきこもりだけでなく、生きづらさを抱えたさまざまな方を対象とした当事者会・自助グループの主催者の皆さん、そしてそこに参加したいと考えている皆さんに、ぜひ活用いただけると嬉しいです。

必要とされている方々に、もっともっと情報が届き、そして安心して繋がれるような状態が訪れますように...

▼ZOOM操作ガイド
https://speakerdeck.com/hikipla/zoom-guide

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