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理想の経営

『理想の経営』渋沢栄一に学ぶ成功への10ヵ条 折原浩

✔︎ピーター・ドラッカーは渋沢栄一の事を「世界の誰よりも早く、経営の本質は『社会的責任』にほかならないことを見抜いていた」といっていた。

✔︎銀行は大きな川。大きな川は水滴を一滴一滴集める。同じように銀行も蔵にたまっているお金を一滴一滴集め、それで工業や商業、農業や貿易を発展させるのだ。

✔︎成功する企業家10ヵ条
①やりたいことを明確に描く
・己を知る
・人のために行動する
・理念とビジョンを明確にする
・全てに責任を持つ

②独創的なビジネスモデルを持つ
・付加価値と差別化を明確にする
差別化とは、絶対的差別化である「機能」、相対的差別化である「品質」、見た目と感覚やブランド面での差別化である「デザイン」
・自分の土俵で勝負する
・利益を生むしくみをつくる
・ビジネスモデル全体から考える

③学び続ける
・最新の良質な知識で武装する
・広く学ぶ
・学んで実行し、実行しては学ぶ
・習慣化する

④お金の流れをつかむ
・決算書を使いこなす
・利益を意識する
事業には道徳が必要、としながらも一方で利益が出なければ事業とはいえない
・無形資産とヒトの蓄積を心がける
限りない資本を活用する資格は信用である。
・良いお金の使い方をする

⑤計画性を持つ
・仮説、実行、検証、ノウハウ化
失敗は必ずしも失敗ではない。
・計画に根拠を持つ
・大きく発想して、お金で小さくたたむ
・残り時間を意識する
・数値の裏付けを持つ

⑥決断・行動・検証する
・勇気を持って決断する
・孤独と不安に耐える精神力を持つ
・信号が全部青になるまで待つな
・成功した時こそ反省する
・失敗した時は反省しすぎない

⑦コミュニケーション力を養う
・思いやりだけは誰にも負けないようにする
孔子が最高の徳とした「仁」、その基本となる「忠恕」の心が人間として一番大切なもの。
・聞き上手になる
・考えの異なる人ともコミュニケーションをとる
・良質なネットワークを築く

⑧常にお客様に問う
・お客様は常に正しい=市場の評価がすべて
・お客様に問う
・お客様のニーズを知る
・常に情報を集める

⑨ヒトを創る
・人の能力を最大限に引き出す
経営者は、従業員が貢献することができる「場」を創り出すように心がけるのだ。
・人を育て続ける
経営を突き詰めていくと、結局ヒトに辿り着く。
・自分の事業なのか、組織で行うのか
・常識ある組織をつくる
・評価のしくみをつくる
ヒトは組織に貢献し、組織は社会に貢献する。そして、社会が組織を評価し、組織はヒトを評価する。
渋沢栄一の人を評価するポイント
1.行動と思いのバランス2.事業の採算性3.事業の社会的意義

⑩事業継続できる会社を目指す
・新たな気持ちで挑み続ける
・日常を大切にする
・時間を有効活用する
・心と健康を守る
・あきらめずに続ける

✔︎奇矯に走らず、中庸を失せず。

#理想の経営
#折原浩

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