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色あつめ散歩〜黄色編〜

『東京といったらね。』

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今まで千葉県の京葉線沿いに住んでいた人間としては、大変お世話になった駅だ。県をまたぎ、東京に出るには電車という手段が一番ラクだった。最寄りの駅から乗車し、窓からディズニーランドや観覧車を眺めていたら終着駅である大都会「東京」に着く。

新幹線や在来線などを利用する人たちでごった返している大きな駅。乗り換えでの利用のほかに、赤煉瓦の立派な駅舎や近代建築・丸の内周辺の美術館・有楽町方面へ歩き昭和な純喫茶へ・クリスマスには駅周辺のイルミネーションを見に行ったりした。

東京駅から待ち合わせ場所である銀座方面へ歩き、大先輩に渋いBARやお高いお店なども連れて行ってもらった。東京駅やその周辺は、20代前半の『背伸び』がぎゅっと詰まっている。初心を思い出す場所だ。


『渋谷は好きじゃない』

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また電車の話になってしまうが、今住んでいる場所から渋谷はちょうど乗り換えポイントの駅なのでよく利用している。けど、渋谷がとても苦手。

YouTubeの撮影やら街頭インタビューやらをしてたりで、全体的にカオスな街だと思っている。ラミネートされたチラシを持った居酒屋のお兄さんに付いて行ったら写真と違う場所だったり、友人を待ち合わせをして人が多すぎて違う人に声かけちゃったり。2つとも自分の注意力の無さみたいな気もするが、渋谷への苦手意識がゆえになってるのでは…?なんて。

なにより一番困るのは、渋谷だと本当に道に迷ってしまう。今自分が何通りにいるのか、原宿方面なのか代官山方面なのかわからなくなる。しかし、苦手な渋谷でも撮りたい欲にかられる部分もある。

撮られずにはいられなかった駅ビルの床タイル。この欲望は抑えられない。けど、撮ったからといって解消される訳ではない。だいたいイライラ&あたふたしているので、さらに負のループに陥り「渋谷め」と罪のない渋谷に当たってしまう。ごめん。慣れるまであと何年かかるだろうか。


『レモンの街でレモン色を見つけた。』

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今年のはじめ、岡山・愛媛・広島を旅行していた。基本、電車移動だけど、この日はありがたい事に愛媛に住む恋人の友人Nさんがマイカーで案内をしてくれる事になった。あそこに行きたい、あれが見たいと距離感もわからずにい言う私。サービス精神の塊のような方で、尾道や道後温泉にも連れて行って下さった。

島と島をつなぐ大きな橋、青い海、空が近く見える展望台など、終始感動しっぱなし。

どうしてもどうしても行きたかった洋館があり、ちょろっと一人で見てきます!と宣言し、洋館近くの駐車場で二手に分かれた。恋人は建物に興味が無いので、友人Nさんとカフェへ。

約1時間半くらいだろうか。存分に洋館を堪能し、「ありがとう、終わりました」の連絡をする。「あい、駐車場いきます」と連絡があり、ほくほく気分で歩いている時にみつけたのが、こちらのお土産屋さん。テントの上のなみなみ、名産のレモンを意識(?)したカラー、もうかわいいじゃないのよ。

大通りにはレモンや柑橘類を販売しているお店があり、欲しいなあと思いつつも時間がなかったのですぐの車に乗り込んでしまった。こういう時に余裕をもって現地のものを見て、触れて購入する大人になりたいと思った瞬間だった。


『たこやきが食べたくなって。』

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ずっっっっっっと家にいた。現在、フリーのプランナーのような感じの仕事をしている私はとにかく家から出る用事がない。純喫茶やカフェにも行かなくなった。本当に引きこもっている。さすがに散歩くらいはいいだろう、と思い、天気を調べたら晴れマークが出ていた。これは散歩するしかない。ゴール地点を決め、ひたすら歩く。

途中気になる看板や床タイルなどを見つけて「かわいいいいねええ〜〜〜〜」と写真に収めてまた歩く。すごくいい天気でもういくらでも歩けるよ!!と、どんどん寄り道をしていく。

寄り道こそがときめきチャンスだ。いかにアンテナを張れるか、キャッチできるか。街の雰囲気を商店街入り口でつかめるか。いままでの経験や勘はフルに活用する。脳内建物キャッチ力は常にアップデートしていなきゃいけない。と、話がだいぶ飛んだが、この黄色の建物は寄り道をしている時に出会った。

「ほらみたか…」誰に何を言うわけでもないけど、すごく嬉しい、誇らしい。目から耳からの入ってきたもの全てがハマった瞬間だ。満足したので、ゴールのたこ焼き屋さんでマヨたこ2個を買って冷めないうちに…タクシーを使って帰った。


『ピカチュウに見えてきた』

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前職の社員旅行で伊豆に遊びに行った時。TBSドラマのとんびのロケ地を巡ったり、民宿の美味しいご飯に感動し、オーナーのおっちゃんと仲良くなったり。伊豆といったら伊豆の長八(左官職人)の建物を巡り、満足感の高い3日間を過ごした。旅のラストに社長が「ここ行ってみたかったのーーー!」と目をキラキラさせてパン屋さんへ車を走らせ、閉店ぎりぎりで到着。

外観からしてかわいい。まるでピカチュウのようだ。でもかわいいのは外だけじゃ無いのよ。

「ベーカリーショップ 清水屋」さんの事を当時の私は知らず、もう旅も脳も終わりモードに入っていた。けど社長はかわいいかわいいと興奮している。なにがいったいかわいいんだい。

その正体は「パンの袋」だった。たしかに可愛い。ロゴの形や色も、やわらかいパンのイメージ合っている。パンはもちろん、袋目的で行きたかったという社長の気持ちに当時は付いて行けなかったけど今ならわかります!!かわいいレトロロゴの入ったパン屋さん!これから探していこう。かわいい袋かつ、おいしいパン屋さんを…。

(公式サイトもぜひ)


〜ほかの色たち〜


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