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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
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2023年9月の記事一覧

中殿筋を鍛えることのデメリット

リハ塾の松井です! 股関節疾患では、臀筋群のトレーニングをすることがあると思います。 臀筋群のトレーニングをすることは悪いことではないですが、鍛えると逆効果になる場合もあります。 せっかく鍛えても逆効果になっては勿体無いので、正しいトレーニング方法を一緒に見ていきましょう。

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感覚機能は運動器疾患でも無視できない

リハ塾の松井です! 疼痛や可動域制限、筋力低下などの機能障害は臨床でよく遭遇し、対応することも多いと思います。 ですが、感覚障害は苦手意識を持っていて、敬遠しがちじゃないでしょうか。 脳卒中後の感覚障害は約60%もの方が訴えるとも言われるほど、感覚障害は珍しくない症状です。 また、脳卒中でなくても高齢者の感覚機能は高齢化によって低下する傾向にあるので、普段脳血管障害を担当しない方も運動器疾患でも感覚機能の低下は考えられるので、必要な知識になります。 今日はそんな感覚

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膝のロールバック機構について考える

リハ塾の松井です! 膝関節の屈曲制限は臨床でも多いですが、制限を改善するのも簡単ではありません。 屈曲時には、大腿骨のロールバック機構や脛骨の内旋など言われていますが、最近の研究ではどんなことが言われているのか。 それを踏まえて、膝関節の屈曲について今一度考えてみました。 効果的に膝関節屈曲制限を改善するには、屈曲時に大腿骨、脛骨がどんな動きをする必要があるのかが分かると、膝関節の屈曲制限を呈する方や屈曲時の痛み、屈曲時の筋出力が弱い方に対するリハビリに活かせるはずで

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骨盤の評価【骨頭位置を評価】

リハ塾の松井です! 臨床的に骨盤が傾いていると感じる症例はよくおられると思います。 ただ、それが本当に骨盤自体が傾いているのか、腰椎あるいは股関節が影響しているのか。 これを評価しないことには、安易に骨盤が傾いているとは言えません。 例えば、座位で見かけ上、体幹が左へ傾いている方に対して、姿勢の影響で腰痛が出ていると仮説を立てていて、姿勢を改善するためにどこから介入しますか? 原因は骨盤かもしれないし、腰椎かもしれないし、股関節かもしれない。 原因をつきとめるために

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股関節痛と神経、疼痛について

リハ塾の松井です! 坐骨神経症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など、神経への影響で下肢痛を生じる疾患は多くあります。 しかし、それが本当に疾患由来の症状なのかどうか、あるいは疾患由来のものとそれ以外の要素が混在していることも考えられます。 今日は腰部、股関節周囲の神経の走行から下肢痛が起こるメカニズムを解説します。

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肩関節屈曲初期に対する運動療法

リハ塾の松井です! 腱板断裂の術後や上腕骨近位端骨折の術後などにおけるリハビリで、肩関節屈曲初期から肩甲骨挙上による代償が起こってしまう症例はよく遭遇します。 そういった方に対し、上腕骨下垂位でのカフエクササイズや肩甲帯の安定化エクササイズなど行いますが、中々上手くいかない症例も少なくありません。 個人的には、屈曲初期の肩関節運動がスムーズにいくかどうかが肩関節のリハビリにおける最初の大きな壁だと感じています。 なので、今回は肩関節屈曲初期に代償が出てしまう症例のリハ

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膝関節の構造から考える関節可動域訓練への応用

リハ塾の松井です! 今回は脛骨側から膝関節を見たときの関節可動域訓練への応用を解剖学的な視点から解説します!

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筋肉の代表的な3つの問題を理解し介入を考えよう

リハ塾の松井です! 臨床では、疼痛や関節可動域制限などに対し、筋肉へのアプローチをすることは必須です。 ですが、筋肉に対する問題に対し、何となくマッサージやストレッチをしていませんか? マッサージやストレッチを選択した根拠はありますか? 筋肉が問題となる場合、原因は複数あるので、原因に対するアプローチをしなくてはいけません。 なので、マッサージが適切なアプローチとなることもありますし、別の方法が良い場合もあります。 そこで、今回は筋肉における代表的な問題を3つ挙げ

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股関節運動時の代償、エラーを見極めよう

リハ塾の松井です! 大腿骨頚部骨折、THAなど股関節疾患や股関節疾患以外でも腰部疾患による股関節の筋力低下などを呈する方は多いです。 なので、臨床でも股関節へ介入することは必須ですが、大事なのは「どんな評価をもとに、何をするか」ですよね。 ここが曖昧だと何をしていいか定まりませんし、何となくの介入になってしまい、当然結果も出にくいです。 そこで、今回は股関節運動から見る運動のエラーを考えてみましたので、股関節へ介入する際の参考にしていただければと思います!

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安易に下腿外旋はストレッチしてはいけない

リハ塾の松井です! 今日は臨床でも多い「下腿の外旋」について、僕の臨床での失敗談を含んだ内容になっています。 僕を含めて、SNSやnoteを書いている他のセラピストも成功談はよく見ますが、自分の失敗談を書いてる方って少ないですよね。 ですが、失敗から学ぶことも非常に多いので、今回はあえて失敗談を交えて書いてみました。 下腿の外旋は臨床でもかなり多く、それに対して介入することも多いのですが、今回は上手くいかなかった症例から何が悪かったのかまで考えてみたので、ご自身の臨床

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Shrug Signへの対処法

リハ塾の松井です! いわゆる、Shoulder Shrug Sign(肩すくめ徴候)と呼ばれるものですね。 肩関節リハではあるあるな所見なので、珍しくはないかもですが、臨床では中々修正することが難しく難渋することも少なくありません。 僕自身も何度も肩すくめ徴候が出現する方を担当したことはありますし、その度に難しさを痛感するので、質問者様の気持ちはよく分かります。 僕自身も良い機会なので、今一度肩すくめ徴候の対処法について考え、まとめてみました。

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腹筋群への介入方法

リハ塾の松井です! 僕は普段デイケアで勤務していて、以前は病院で勤務していたので、高齢者を対象にリハビリすることがほとんどです。 その中には円背の方も多く、円背でなくても腹筋群が短縮あるいは過緊張を呈している方は多いです。 できるなら腹臥位で伸張させたいのですが、高齢者だと中々そうはいかない場合も少なくありません。 そこで、今回は体幹の前面におけるリリースポイントを解説します。 腹筋群も重なるポイントがいくつもあります。 なので、その部分で滑走障害が起こると、腹筋

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骨盤の動きを簡単に誘導する方法

リハ塾の松井です! 今回はこんな質問をいただきました! まず、前提として、腰痛と骨盤の動きに関係があるのか?という視点で評価する必要があります。 質問者様の聞き方ですと、「骨盤の動きを出す」というのが目的化しているように感じたので、そこは注意しないといけません。 あくまでも、腰痛を解消するのが目的だと思うので、そのための手段として骨盤の動きを出すのが有効だと考えるのならOKです! そういった視点を前提に置いて、以下を読み進めてください。

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前鋸筋は単独ではなく他の筋肉とセットで考える

リハ塾の松井です! 肩関節において、腱板筋群は当然重要な筋群なのですが、「前鋸筋」も同じくらい重要な筋肉です。 腱板筋群が肩甲骨に対する骨頭の動きをコントロールするのに対し、前鋸筋は骨頭に対する肩甲骨運動をコントロールします。 肩甲上腕リズムがあるように、肩甲骨の動きが重要なのは言うまでもないですよね。 骨頭から見た肩甲骨という視点から考えた時に、前鋸筋がどう機能するべきか、前鋸筋が働くためには何が必要なのか。 個人的には、前鋸筋単独で評価するということは少なく、必

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