マガジンのカバー画像

リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
臨床に関するコンテンツがほぼ毎日配信されます。初月は無料で購読できます。 1000以上のコンテンツ…
¥500 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2018年11月の記事一覧

意外と知らない?廃用性の痛み

火曜日ライターの松井です! 整形疾患でも脳血管疾患でも急性期は満足に動けず、ベッド上臥床を強いられてしまう場合も少なくないですよね。 そうでなくても、痛みがあることで患肢を使おうとせず、廃用してしまうこともあります。 急性期に関わらず、慢性期でも当てはまることです。 そんな廃用症候群によって痛みが起こるということは知っていますか? 疾患特有の痛みと廃用による痛みが混同している場合があるため、それらを理解した上で対応する必要があります。 また、廃用は予防できることなの

膝OAの荷重時痛を動作構造から考える

変形性膝関節症(以下、膝OA)の問題点の1つとして、荷重時に痛いというのがあります。 私たちが生活を送るうえで、下肢へ荷重することは必須なので、そこで痛いというのは生活を送る上での弊害となることが容易に想像できます。 患者さんから 「何で痛いんですか?」 「これは良くなりますか?」 と聞かれて、何故荷重時に痛いのか答えることができていますか? はっきりと答えられない方は、痛みと荷重という動作を上手く結び付けて考えられていません。 本記事では、「荷重する」という1つの

脳卒中後痛み、無視していませんか?

火曜日ライターの松井です。 整形外科的な外傷などの痛みも多い訴えですが、脳卒中後の痛みもよく聞く訴えの一つです。 しかし、外傷とはまた違うため、どう対応したらいいのか困ってしまう方も少なくないのではないでしょうか? 実際、僕も新人の頃は整形疾患の痛みはある程度検討はついても、脳卒中後の痛みに対しては自分のやっていることに今一つ自信を持つことができませんでした。 その理由は簡単で「知らないから」です。 よく知らないことに対して自信を持つことはできません。 しかし、痛みが

腰痛は胸椎と腰椎の特徴を捉えるべき

火曜日ライターの松井です! 圧迫骨折、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などによる腰痛って担当すること多いと思います。 このような診断名がついていなくても腰痛を訴える方も多いですよね。 ですが、腰部のマッサージやホットパックによる温熱療法でその場は痛みが和らいでも長続きしないこともよくあります。 そんな腰痛の原因の一つとして、胸椎を評価してほしいのです。