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AV女優になったきっかけ(後編)

こんばんは。
Hikaruです。

こうやって、
昔のことを書いていると、
過去の自分の行動や決断にびっくりします。

でも、みんなもあるんじゃないでしょうか?
よくあのときこの行動できたなとか、
よくあのときこの決断できたなとか、
これから、後編ですが、
わたしの"あのとき"の話をします。

「いまテレビの撮影をしてまして、
世の女性は普段どんな下着を着ているのか調べているんです。
謝礼1万お支払いするので、下着を見せてくれませんか?」

と話しかけられた男性に、
わたしはついて行ってしまいました。
1万円という誘惑に負けて、
わたしはカメラの前で下着を見せてしまいました。

レイプや殺人が起きてもおかしくないなか、
よくついていったなと思いますが、
そのときの私は1万円という誘惑に
取り憑かれてしまっていたのです。
怖さは全くありませんでした。

声をかけてきた男性から謝礼を貰い、
帰ろとしたら、男性に言われます。

「今、僕の会社の社長もきてるのですが会ってもらえないでしょうか?」

こういうことやっている会社の社長って
怖い人なのかな、
あっち系の人なのかな、
色んなことが頭の中をぐるぐるまわり思わず
「はい」と。
なにをやっているんだ自分と、
思いながら歩くとその社長がやってきました。

ん?え?社長?え?

そこにいたのは私と同じ歳くらいの男性で、
すごく爽やかでスポーツ少年って感じの人でした。
普通初めて会う方を信じたりしないですよね。でもその人は違ったんです。

あ、この人信じても大丈夫だ。

不思議なことに思ったんですよね。

なのでカフェに入りお話を聞きました。
そしたら話していくうちに、
これってAVじゃん!て。
やっとここで、
これはAVのスカウトなのだと気づいたのです。
私自身今までAVを見たことなかったし、
当時偏見もありました。
それに1番はママにバレたら絶対殺されると思いました。

恐ろしい将来が浮かんできて、
最初は断りました。

でも何故だかこの方は信用しても大丈夫だと思ってしまっている私、
うまく説明できないんですが、
この方との関係がこのまま終わってしまうのは寂しいなと思いました。

すると、
その社長は
「とりあえず事務所の社長に会ってみませんか?それから決めてもいいのではないでしょうか」と。

「わかりました。」とだけ答え、
その日はお別れし、
私は約束していたデートへ行きました。

後日、
スカウトの社長と一緒に事務所に行くことになりました。
私は緊張と不安といろんなことが混じりガチガチでした。
事務所の方にお茶を出され、
社長がくるのを待っていると、
めちゃくちゃ綺麗でサバサバした女性社長がやってきました。
一瞬でこの人大丈夫だ!と思いました。
人生で2回目です。
そしてお話を聞いていると女性社長が、
「一回撮影してみて嫌だったら辞めればいいんじゃない?やってみて決めても遅くないと思う」と一言。

ここで、私は何を思ったか。
普通の女性であれば、
いやいや、一回撮影してみてってどういうことですか!
と思うと思うのですが、

直感で信頼できると思った2人に囲まれている私、

え?嫌だったら辞めていいの?
この業界は一回やったら辞められないと思っていたけど、辞めていいの?と思ったのです。

お金もない私、
直感で信頼できると感じた
スカウトの社長と、事務所の社長。

たくさんのことが重なって、
人生一回きりだし、一回やってみよう!
と思ったのです。

これが、わたしのAVをはじめたきっかけです。
人生タイミングです。
色々なことがこの日に重なりました。
他の人がどう思うかわかりませんが、
この選択がそのときのわたしにとっての、
精一杯の選択で、
その選択に後悔はありません。

この日がなかったら、
わたしはこうしてこのタイトルでnoteを書いてないでしょう。

わたしのAV女優の人生はこうして始まりました。

Hikaru
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