木頭二日目

今日は小林さんに役所の朝礼につれていってもらったあと、コミュニティカフェくるくで、木頭で暮らして70年の田中さんにお話を伺いました。
すべてが手作業だったかつての山仕事の話や、今はレジャーとして楽しまれている一本乗りが材木を運ぶための手段であり「ながし」と呼ばれていたこと、日当たりのいい場所は畑にされ、人は「かげ」とよばれる日の当たらない場所で暮らしていたこと…様々な話を聞かせてくれました。


お話のあとは、田中さんを先頭に、玄番さん、植木さん、私たち三人で木頭散策。
くるくで伺った話をふまえて、「これが破竹」「ここの屋号がかんじゃであっちはこうげ」と実際に目の前で解説してくれる田中さん。


途中、たなかさんの畑に立ち寄り、立派な茄子もお裾分けしていただきました。
野生のミョウガやたら、わさびなど、はじめて見るものばかり。


立ち寄った神社も、木で作られた神輿や狛犬が見事でした。
緑にかこまれ、トンボが飛ぶ様子は神秘的でもあり、どこか親しみやすさも感じます。


探索のあとはくるくにもどり、腹ごしらえ。
ランチのメインは鹿肉のコロッケでした。
木頭の食材をふんだんに使ったこだわりのメニュー。
一見普通の豆腐とわかめのお味噌汁からも、柚子のいい香りが…。


食事のあとは、カフェのオーナーの榊野さんから、くるくに対する熱い想いを伺いました。
くるくは交流の場としてはもちろんですが、緊急時の一時避難場所や地産地消の場としても、大切な一面ももっているとわかりました。
榊野さんのお話で、特に印象的だったのは、「他所のひとたちは、木頭の自然やくらしを楽しんで帰っていくけど、何か足跡を残していってほしい。自分達では気づけない、他所の視点からの気付きを知りたい。」ということです。
木頭に来て二日目。既にその自然や魅力に感心し、圧倒させられるばかりでした。
けれど、せめてもの恩返しとして、私たちだからこそわかる木頭の素晴らしさ、アピールポイントを伝えて帰れたらと思います。

榊野さんのお話のあとは、小林さんと12日のくるく運営について打ち合わせをしました。
ランチメニューはチーズあめごバーガー、カフェメニューはガトーショコラの柚子ジャム添えに決まりました。
たくさんの人に来てもらうためにも、8日の持ち寄り会のときに、少し広報できればなと思います。



夜ご飯は、頂いた野菜で、木頭夏野菜カレーに、きゅうりの浅漬け、なす焼き。
美味しくいただきました。

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