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夫婦の危機は突然に

『お金はおっかねぇ。』
私が良く観ている『お金のまなびば』というYouTubeで、ひふみ投信の藤野英人さんから出た言葉である。

お金のエネルギーは強い。
お金には『ある不幸とない不幸』がある。

良い人間関係であっても、お金が絡むと、たちまち破綻することがある。
相続するお金があると、親戚関係が壊れる。
合同で作った会社が大きくなると、袂を別つ。
などなど。

お金の取り扱いは要注意。
軽々しく扱ってはならないのだ。

そう言えば私と夫の関係も、お金絡みで2度ほど危機を迎えたことがあった。

1度目。
夫が話し合い無しに、給与振り込みを夫の口座に毎月一定額入金変更した時。
ボーナスの時も一定額を自分の口座へ入金する設定にして私にバレた。
(うちはお小遣い制で、毎月私が下ろしてきたところから夫に渡している)
給与明細に出ているので、隠している気すらなかったような💦

この時は、もう勝手にお金を動かさない、嘘や隠し事はしないという話し合いをして終わったのだけれど。

それから2度目はやってきた。
夫が夫の母に、何年も前にお金を借りていた事が発覚したのだ。給付金が出たので、たまには実家のお母さんに仕送りしたらどうか?という話しからだった。
『あげるんじゃない。そもそもお母さんのお金』と言いにくそうに夫は言った。
『いくら借りたの?何に使ったの?』
と言う私に、始めは
『いいたくないし、何に使ったかは覚えてない』
という返答だった。

結局金額を聞き出し、私は借りた額をすぐにそろえて渡したが、夫はなかなか返しにも行かなかった。
😤😤😤
借りなければいけないような状況ではないのに、何年も借りていた。
その間も私はなにも知らずに夫の母と会っていた。

隠れてお金を借りたりしていたことに私はがっかりしたし、情けなかった。

相談しようともしない夫婦関係に意味があるのか。
相談しようと思えない私にも問題があるのだろう。

私は自分の辛い気持ちを夫に伝えたが、夫には私の気持ちが伝わらなかった。

家族として振舞っているようでも、お互いが違う方を向いていて、長い間上辺だけ取り繕っていたように感じた。

嘘っぱち夫婦だな。

夫は普段からそんなに口数が多い人ではない。
私が話し始めないと、会話は起こらない。
私の話す気が失せたことで、夫婦間の会話は2〜3ヶ月の間ほぼ無くなった。


私は、夫婦関係が終わっても自立できないと何も始まらない!と思い、仕事のことやお金のことを真剣に考えるようになった。
貯蓄型の保険もIdecoも預貯金も、夫名義だ。

私は眠っていた自分名義の証券口座を復活させた。
IDやパスワードを設定し直し、証券会社から案内のハガキが届いた。

いろいろと調べていくうちに、当初の目的は置いておいて、私の思考は資産運用をもっと積極的にやろう!というふうに変わっていった。

夫に資産運用の話しを始めると、驚くほどに反応がよかった。
(それまでは、私の興味ある話しを散々スルーして来た人💦)
証券会社のハガキが効いたのもあったようだけど、夫はお金に興味を示した。

そこから夫名義で積立Nisaを始め、私も夫も少額ながら株の売買まで始めるようになった。
その日の含み益(時には含み損💦)をLINEで報告しあったり、こんな情報があるよ、と共有しあったり、一緒にYouTubeでお金の勉強をしたり。

気づけば前より会話が増えていた。

その間私は私で、
『相手は変えられない。変われるのは自分だけ』を信じるようにした。
これに尽きる。


お金はおっかねぇけれど、味方につけて好きになれば助けてくれる。
お金で壊れかけた夫婦関係は、お金で修復されたというお話しでした✨


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